ブログ村ブログパーツ

大阪、千日前、ユニバース横丁、「ローダウン」の立ち食いカレー。

これはまだ暑い、暑い夏の真っ最中のことやった。千日前ユニバースのあたりに 美味しいカレー屋さんがあると前からBMしてたのがやっとその気になった。 なかなかその気にならへんかったんは立ち食いスタイルやからで、わしのような 年寄りは立ち食いとか立ち飲みとかは敬遠しがちなのだ。どっちがついでかわからん けど図書館に返す本があったんで近くの島之内図書館に先による。島之内図書館 は 文字通り島之内にある、ということは中国始めアジア系の外国人の人がたくさん いてはるとこおろだ。用がすんで日本橋の方へ行こうと信号待ちをしてたら、 ピチピチ足まではち切れそうな元気で立派なお嬢さんたちも信号を待っている。 聞くともなしに聞いてたら日本語を喋ってはる。 久しぶりやなあ、なんて妙に安心したりする。まるでどっか外国の裏町の賑わいの 中で日本語を聞いたみたいな安堵感だ。 この界隈はそれほど日本語を聞くことがない場合が多いのだ。 で、日本橋1丁目の交差点をすぎてユニバースのあたりまできた。ユニバース横丁って 言うからユニバースの中の飲み屋街かなって勝手に思って入って行ったら、どこも 開いてない。いやいやそこやなくてもう少しさきやったのだ。 路上に看板があった。

この奥だ。

なるほど妖しい、わしの大好きな路地裏食堂の佇まい。とてもいい。 店に入ってわかってるはずやのに目は椅子を探す。やっぱり無い。 当たり前だ。 立ったままメニューを見る。

迷わず3種盛りをご飯少なめ、辛さ増しでいただくことに。 カウンターにはスパイスの瓶が並んで期待が高まる。

確かに。 しかし、やっぱり長く待つのは結構つらい。今日は体も重いけどカバンも重い。 奥の調理場では一生懸命スパイスを入れながら調整してはる。 そろそろかな? まだまだ。 出す直前までスパイスをいろいろかけてはる。 すごいなあ。

これは美しい。スパイスまみれの美しさだ。食欲がわく美しさだ。 最初の一匙から絶妙の香りが立ってとても美味しい。旨味も酸味もあって 奥が深い味わいだ。ポークの甘みも美味しさを引き立てている。口の中でスパイスが プチプチ弾けて辛さもスパイス感も抜群だ。

酷暑と外国人の圧力にへなちょこになりかけてたのが 生き返ったきがする。 ご馳走さんでした。

店名 「ローダウン」 ジャンル カレー 住所 大阪市中央区千日前2−3−26ユニバース横丁barヨーヨーにて間借り営業 電話 080-4240-5825 営業時間 11:30-15:00 […]

中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-20、鎮遠の街をぶらぶら歩く。

では、街歩きを始めよう。天気はよくないけど雨は小降りだ。最初に街全体を ざくっと見て回ってから、自由時間をとってスケッチしよう。

最初に商店街を東に抜けきって橋まで行く。

真ん中に楼閣がある印象的な橋だ。

橋を渡って対岸に出る。対岸側にも道路はあるけどこっちは新しい道路だ。

小さな 山が迫ってきている。その山に貼り付くように寺院があって、今からその寺院に 登っていく。特に寺院に興味があるわけではないんやけど上に上ったら対岸の景色が 一望できるという期待で階段をこつこつ一歩ずつ進む。

観光客が増え始めた。雨も降ってきた。どっちにしても歩き難い。 しばらくいくと展望台に出た。

川の向こう側の古鎮がよく見える。この村は川が湾曲した凸の部分にあるすぐ背後に ある山の麓のわずかな平地にビチビチに軒を寄せ合って暮らしているみたい。

それも、平家というのが見当たらない。殆どが3階建以上みたい、どんな理由が あるんかわからんけどえらい人口密集地帯になる。 それとそれぞれの建物にウダツがある。ウダツというのは「うだつがあがる」の あのウダツで、防火用の仕切りみたいなやつだ。ほんまの防火目的なんか、ことわざ 通りに金持ちの印なんかそれはようわからんけどとにかく多い。

そういう塊が街を形成してるんで一見独特の迫力があってそれがとても面白い。 この風景は後でスケッチしに来よう。 覚えておいて山を下る。こんどは又対岸に戻って、街の中を歩く。

商店街から奥に入るとすぐに上り坂だ。

石段を上がって行く。

石畳と石造りの壁が面白い。

どこにでもありそうで独特なようで、きっちりしてそうで歪んでもいる。

いくらでも上へ行きそうやなあ、しんどいなあって思ってたら家並みが尽きてきた。 この街の様子は大体わかった。 かな? そろそろスケッチの場所探しに行こう。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。 にほんブログ村

ありがとうございました。

[Translate] […]

中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-19、鎮遠の朝ごはん。

さて、旅に来ても口卑しいわしは食事の時間が楽しみだ。特に今朝はホテルの 朝飯をパスして昨夜見つけた豆腐屋さんに食いにいくのだ。 観光地ではあるが朝は普通の朝だ。

電車見たいなバスが走ってくる。観光客より街の人が多い。 豆腐の店はホテルを出て通りを右方向に10米ほど行ったところにある。

こういう安くて美味くて手軽な店は朝の出勤前の人たちで混み混みなんやけど、 幸いピークを過ぎた頃やったんやろか皆の分の席があった。

朝飯はメニューの右の欄のやつやけど、面倒はいらない、すっぴんの豆腐花でいい。 豆腐花とか豆花というのはいわゆる朧豆腐のことだ。油脂分はないんで消化にええし、 カロリーも少ないんで朝飯とするにはちょうどええ。 いろんな薬味が揃ってる。辛そうなやつに目をつけとこう。

待ってる間にガイドさんが揚げ餅みたいなのを買ってきてくれた。

この地の名物らしい。とても美味しい。 唐辛子の薬味をつけるとさらに風味が増す。 それで豆腐花が来た。

とてもシンプル、見た目通りの味わいだ。つるんとしてふわっとしてる。ネギの風味が 味を引き立てる。こういうやつは杭州で留学生暮らしをしてる時によく食べに行った。 豆腐屋さんというのはアジアの朝の風物詩なんかもしれん。特に中国は朝飯を 外食する人が多いんで、包子(豚まん)屋さんや豆乳と揚げパン屋さん、あるいは 麺屋さんなどと露店や屋台、お粥屋さん、それに近い簡易ご飯やさんなどがそう言う人たち を狙って朝早くから店を開けていて、お客さんもすっかりその気で、朝から賑わってるん やけど、ようできたもんで美味しい店は行列ができるし、美味しくない店は閑散と するのは世の常、東西を問わない。 ここのはとても美味しい。 薬味を入れるとさらに味が引き立つ。

これに油条(揚げパン)なんかがあるとさらに美味しいんやけど今回は揚げ餅で 我慢しよう。 さて、お腹スッキリ、ご馳走様したあとは鎮遠の街を見て回るのだ。

朝霧が出てるあいだにええとこを見て回れたらええなあって思う。

見所は二箇所、川をはさんでこっちとあっち。こっちを見るにはあっちに行かんと あかんし、あっちを見るにはこっちから。 今回は予想外の面白さがあるかもしれん。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。 にほんブログ村

ありがとうございました。

[Translate] […]

中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-18、鎮遠で晩御飯。

さて、夜遅くなって腹も減った。手っ取り早く食いたいけど妥協もしたくない。 何ちゅうても地元飯がええ。ということでホテルからほど近いこの店に。

というかホテルのある通りに土産物屋さんや地元物産屋さんや食堂、飯屋さんが 集中してるんで何をするにも簡単なのだ。で、この店は地元少数民族の特色菜を 食わせるというところなのだ。 ビールは燕京生ビール。北京のメーカーやけど大手やからどこにでもある。

すっきり軽くて飲みやすい。中国のビールは大体が軽い。 まずは豆腐炒め。

厚揚げみたいやけど豆腐だ。どっしりして日本のよりはやや癖があるけどとても 美味しい。辛さが癖になる。 トコロテンのような微妙な味わい。

黒酢のニンニクとネギの薬味に酸味が利いてビールのアテによい。 いつもの卵焼き。

野菜がたっぷり入ってるんで美味しい。 次は茄子、分かりやすいけどちと辛い。

でもとても美味しい。 中国料理でゴーヤ炒めは珍しいんとちゃうやろか?

やっぱり卵と炒めるんが定番か? これも分かりやすい、豚肉炒め、

野菜がシャキシャキとおいしい。 野菜のスープ。とてもいい。

シンプルやけど良い出汁が出てる。 鶏肉料理をたのむとスープで出る場合が多い。一羽潰して全てを使うからやろか?

いろんな部位の肉があってとてもおいしい。 これも肉野菜炒め、

いろんなバライティーがある。 キノコを刻んで炒めたやつ。

これがとても美味しい、癖になる味だ。地元ならではかもしれん。 ごはんもたっぷりある。

小さいお椀にご飯を入れて、いろんなおかずを乗せて食べるのが中国流なんやろと 思う。 これもキノコスープ。

どっしり強めの味やけどさっぱりもしてる。面白い。 途中からはビールでもの足りんようになってきた。

地元の白酒(バイヂュウ)を頂く。30度前後かな?それほどきつくはなくて とても美味しい。 こっちは牛肉の野菜炒め、

食感がとても良い。 […]

中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-17、鳳凰古城から鎮遠へ。

雨の中でスケッチをするのは結構面倒だ。傘をさして、スケッチブックを持って、 ペンを持って、手は2本やから3つ持つのは難しい。傘を持ってペンも持ってたら絵が描けへん、 スケッチブックもってペンも持ってたらもちろん絵が描けへん。傘を持ってスケッチブックを 持つしかない。スケッチブックはしっかり持っとかんとあかん。 結局は傘がおろそかになってベトベトと濡れることになる。わしより、スケッチブックが 濡れるのがちと困る。

いくつか描いたらもうおしまいにしようとくじけてきた。それにもうあんまり時間がない。 では、老街の様子をみながらちゃっちゃと帰ろう。 で、思い出した。この街で酒を買うんやった。そやから来た時からチョロチョロ物色 してたはずだ。それを思い出しながら一軒の酒屋に立ち寄った。ひと抱えはありそうな 酒の壺がいくつも並べてある。それぞれに自家製の白酒(バイヂュウ)が入っている。 「飲んで見る?」って聞いてくれる。「たのむわ」、喜んでいただく。 どれも美味しい。立て続けに4、5杯飲む。もちろん小さいグラスやけど結構まわる。 どれも美味しい。飲んだからには買わんとあかん、というか最初から買う気満々で ここにいる。どれにしようか悩ましいけどあんまり時間をかけてるわけにもいかん。 これにしようか、「土匪」って甕に描いてある。いかにも山の中でざくっと造られたって 感じがする。名前の気分だけで買いそうやけど味はワイルドというよりは繊細で ビリっとしてて深みもある。「これを1斤下さい。」、ここは量り売りなんで、 重さで注文するとおっちゃんがひしゃくですくってプラスチックの瓢箪みたいな 容器に入れてくれるのだ。沢山買って日本に持って帰れたらええんやけどこの容器が 曲者なのだ。ここのはどうかはわからんけど、中国で酒をかったらどの容器も キャップのところから微妙に酒が滲み出してくるのだ。酒屋とかスーパーで買った 酒でもそうなる。飛行機に乗るときは酒をスーツケースに入れて預け荷物にせんと あかんから、スーツケースの中で酒がもれてえらいことになる。そのために酒を 買ったらキャップのところをセロテープで止めて全体をポリ袋に入れてと結構 面倒なのだ。で、今回はとりあえず1本買って、おいしくて、漏れないようやったら 他の古鎮でもっと買って日本に持って帰ろう、漏れるようやったら旅の間に飲んで しまおうと考えてた。とりあえずは漏れてないけど後どうなるかお楽しみだ。

酒を買うのにえらく手間取った。もうあんまり時間がない。ちゃっちゃと集合場所に 戻らんとあかん。雨の中をちゃっちゃと歩く。 バスの中は雨が降ってない。ここから約220キロの旅だ。貴州省鎮遠というところを 目指す。もう15時を過ぎてるから着くのは夕方になってしまうやろ。

いつものように2時間に20分の休憩をとりながらゆったりと行く。安全運転やから ありがたい。走り始めたらじきに貴州省に入る。隣り合わせやから近いのだ。 省が違うと暮らしぶりも違って来てそれを見ながら走るのも楽しみの一つなんやけど 高速を走ってたら只々コンクリートの道が見えるだけだ。 19時頃、鎮遠の街に着いた。

「おおっ、ええとこやん」、皆の歓声があがる。大きな川の畔りにある街で、密集した 家々がいい感じの風情になっている。

とりあえず雨はやんでいる。

どんどん暗くなっていくけど、老街はそれがええ感じになるのだ。

石畳の街を歩きながら、老街を、と言うても観光用の土産もん屋街なんやけど、 感じながら、晩御飯を食べに行こう。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。 にほんブログ村

[…]

時々奈良遊、奈良県立美術館へ「不染鉄」展を見に行く。

最近、京都では結構でかい展覧会が始まりそうだ。絵も国宝や、超名品が沢山でる ように聞いている。すごいなあ。行きたいなあって思わんではないけど、あの行列を 考えるといやになる。2時間も3時間も並んで入る順番を待って、入ったら入ったで ちびちび進む列のあいだからチラチラ見るだけ。長居はできない。下手したら他人の 頭越しにちらっと覗くだけ。消化不良も甚だしい。しかも大抵の名品は見たことがある。 しかもゆっくり見たことがある。そんなやったらやめとこなんて思っている。 しかし、いい絵をじっくり見る機会は欲しい。そんな気分の時に、昔からの友人が FBに奈良県美術館で「不染鉄」展をやってるよってアップしてた。何それ?って、 わしは恥ずかしながら不染鉄なんて人を全く知らんかった。ちょっとネットで見て見た けどようわからん。ポスターの絵を見る限りはなんだか面白そうだ。 巨大な風景が俯瞰されて幻のように浮かび上がっている。詳細なようで、幽玄なようで、 繊細なようで靄もやのようで、とても気になる。 百聞は一見に如かずと言うではないか、とりあえず行ってみよう。 1 平日の近鉄奈良線は空いている。観光客もそれほどはいない。しかし、奈良駅に 着いてみると結構観光客が多い。特に欧米系の人たちが多いんではないやろか? 駅の改札や案内所に行ってどんどん質問してはる。こんなのええなあって思う。 外国にむかってどんどん開かれている。あんまり英語を苦にせんと相手できるように なってきてる。相手さんもあきらめんと食いついてくるようになってきてるようだ。 距離がどんどん縮まってきてるようでとてもええ感じだ。 天気はええし、心は穏やか、お昼ご飯はとても満足やったし、観光客が少なめの 奈良公園あたりを歩くのは気持ちが良い。 じきに県立美術館に到着する。

おや、入場料フリーって書いてある。しめしめ。 おや、待てよ、外国人だけではないか。中国人か台湾人のふりをして行ってみようか? 中国語で喋る振りしたら行けるんとちゃうやろか? やっぱり、それはせこいなあ。やっぱりちゃんと払おう。 で、中に入る。 おおっ、1点目からすごいやん。想像と全然違った。 墨の濃淡を大胆に使った大作だ。こんなんええなあ。すごいなあって感動する。 朦朧体とか片ぼかしの技法を使ってるっていう。 そして奈良の風景、唐招提寺や薬師寺のあたり、農村の中にとけこんで立つ寺院と 塔、農作業をする人たち、日暮れて家で憩う人たち、人と自然が見事に描かれている。 不染鉄が過ごした漁村や、農村、何気無い風景が、巨大な画布の上から立ち上がって来る。 極端に少ない色と線、思い切り迫って来る墨の濃淡。 こんなん描きたかったんやって思う絵が沢山ある。

それに、画賛が良い。よくあるような漢詩や漢文調の漢字文ではなくて、 普段の言葉であったり、簡単な散文、詩文であったり、普通の日本文で綴ってる のがとても好感がもてた。誰も読めない漢語を、今となってはよその国の言葉を 勿体ぶって並べるよりは、今の世の中で生み出す芸術なら今の世の言葉を使うべき ではないかと考えるからだ。 同じように、登場人物も昔の人ではなくて、今の人の姿であるのが好ましい。 かなりのスペースでかなりの作品を展示してるけど、見飽きることはなかった。 それより、是非、帰って絵を描くときの参考にと画集を買ってしまった。

ただ、帰ってよくみたら、当然かもしれんけど画集から伝わってくるものと、現場で みた感動とはかなり違う。墨の微妙な変化は印刷で表すのは難しいんやろと思う。 それでもよかったなあって思った。 しばらくは影響されまくりかもしれん。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。 にほんブログ村

ありがとうございました。

[…]

和歌山、粉河、「大福軒」の中華そば。

和歌山に来たら和歌山ラーメン、いや中華そばでしょうと言うのが頭の隅にあるけど、 和歌山やったらどこでもええというわけでもない。元々というか、一時的に全国区で 人気になったんは和歌山市内やけど、九度山暮らしをしていてもチト遠い。 紀の川市や岩出市やったら時々通り過ぎるんでええとこないかなあって思ってた。 とりあえず前から知ってるのは、ドロドロ骨粉スープで有名な「◯らしま」さんやけど、 こないだその流れをくむという「◯ま彰」さんというお店を見つけた。こんどは 「◯んたれ」というお店に行ってみたいなと考えてたら、ちょうど岩出市に有名な 「のがみ」のパンの支店ができたらしいので行ってみようと言うことになって、 それなら近くやんとそのお店によってみたら臨時休業中であった。この辺で残念と なるとリカバリーは難しい。例の「◯らしま」さんの前を通ってみたけどとても 満員で入れそうにない。しかし、一旦ラーメンを食うと言う口になってしまってるんで 他の手段が考えつかへん。それで、もう少し戻って粉河に「大福軒」という中華そば屋 さんというか中華料理屋さんがあるのを思い出した。 「大福軒」に行ってみよう。

大きな駐車場にとても地味な建物、なかも大衆中華のようで結構地味な設え、

それでも、満員とは言わないけど、次々とお客さんが来ては帰っていく。常連さんに しっかりと支持されたお店とようわかる。

メニューもとてもシンプルでオーソドックスだ。 で、とりあえず、中華そばをいただいて、餃子をチャーハンを同行者とわけわけする ということに。 ではチャーハンから。

とてもわかり易い、シンプルな味わいであるけどとても美味しい。ご飯の具合が 丁度ええのだ。ふんわりして食感がいい。 中華そばは和歌山ラーメンバリバリというよりは穏やかな豚骨系、あっさりと美味しい。

麺はやや中太で、硬すぎないのがわしの好みだ。しなやかで美味しい。

餃子もとてもシンプルだ。

基本通り、パリパリもっちりで具も美味しい。熱々なのがとてもいい。 常連さんが通うような、いつものわかり易い、安心できる味というのがとてもいい。 ごちそうさんでした。

店名 「大福軒」 ジャンル 中華料理 住所 紀の川市松井112−2 電話 0736-73-2687 営業時間 11:30〜21:00 定休日 不明 メニュー 日本語 言語 日本語

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。 […]

中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-16、鳳凰古城、雨の老街。

さて、スケッチするぞっていきりたってもなかなかどこがどうだか定まらない。 とりあえず回廊みたいになった立派な橋があるんでその中に入って街の様子を見て見よう。 屋根があったら濡れへんからスケッチがし易い。ここからは川から見た老街のほぼ 全容が見える。

普通、よくある水郷の村は建物がメインで古びて趣のある家が並んだ側をひっそりと 疏水が流れているような興趣をつくろうとしてるように思える。 ここの場合は、川がメインであるかのようだ。川に張り出す古びた家、今は殆どが ホテルなんやろけど、それに川から突き出たつっかい棒の奇妙な光景が面白い。

けど、それもこれもよう見たら古くて新しい気がしてならない。スケッチが終わったら 老街を歩いてみよう。

雨の老街も悪くは無い。けどもう少し生活感があったほうがありがたい。お土産屋感が 強すぎる。

修復されながら残ってる城壁は今では散歩道になっていて、その上に登るとまた視点が 変わって面白い。

中国や他の東南アジアの街でも横の路地をうまくつかって商売をしてるのをよく見る。

ここではお酒を売ってる。そうや、わしも酒を探さんとあかんのやった。けど、 スケッチが先や。けど、酒も気になる。どうも甕から汲んで量り売りで売ってるらしい。 ええなあ。 そっちに気をとられんと風景に集中しよう。

路地を入って行くと、

普通の暮らしもある。

これが昔ながらの佇まいやったらよかったのにと勝手に思う。 だんだん時間がなくなってきた。

このあたりで少し描いてみよう。

城門も面白いけど通り過ぎる人も面白い。 雨は一向に止む気配がない。

鳳凰古城

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。 にほんブログ村

ありがとうございました。

[Translate] […]

中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-15、鳳凰古城、遊覧船に乗る。

こういう疎水や運河のある古鎮では船に乗るのがごく一般の当たり前の観光コースやけど それが意外と面白い。例えば、蘇州の水郷庭園の中やったり、その近くの周荘やったり、 蘇州と杭州の間くらいにある紹興のそばの安昌古鎮であったり、ずっと離れた南尋と 言う古鎮にある川やったり、どこも似てると言うてしまえばそれまでやけど、 道路から見るよりはぐっと下がった視点から見上げるように眺める景色は、なかなか 新鮮で良いなと思う。

雨の中やと屋根はあるけど傘はさせないんで濡れやすい。

エンジンがついたやつやと一瞬で終わってしまうけど、竿で押してすすむやつや からゆっくりすべるように進んでそれが風情になっている。

ここではテラスを、あるいは家全体を、その力学と意味がもひとつようわからんけど 長い棒で支えるのが特徴みたい、あっちでもこっちでも規則性があるのか、ないのか 長い棒がニョキニョキでている。

それにこのテラスにあるゆり椅子みたいなんはなんやろ? 不思議でならん。

多分これは全部民宿かホテルの部屋なんやろと思う。それぞれの客室にあれがある。 中国人ってよっぽどゆらゆら揺れる椅子が好きなんやろか? それとも何かのドラマ に出て来て、にわかに流行り出したんやろか? それとも誰か有名なアイドルか なんかがここにきて揺ら揺らしはったんやろか? 1部屋にかならず一つという意味がようわからん。

これだけの建物が川の両側にびっしりと並んでるけど、普通の民家は今では全く無い と思う。元々は少数民族が住んではった村が観光化するに連れて、お金を持った 漢民族の人たちがどんどんやってきてええ場所から順にどんどん買い上げて宿や レストラン、土産物屋にしていったんやと思う。 追い出された人たちはどうなったんやろ? ほんとかどうかわからん、ただの 妄想かもしれん。

ゴミ掃除のふねはどこでもいてる。でも野菜を洗ったり、料理の下拵えをしたり、洗濯したりもしてる。

船の旅は橋をくぐるのが良い感じだ。

橋は古ければ古いほど良い。石造りの苔むした奴があればなおいい。しかしなかなか そうはいかん。 さて、そろそろ終わりが近い。

向こうについたら、ええとこ探してスケッチをせんとあかん。 風情がなくなったって嘆いてもしょうがない。ええとこ探そ。

鳳凰古城

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。 にほんブログ村

ありがとうございました。

[Translate] […]

中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-14、鳳凰古城で昼ごはん。

この鳳凰古城では、できるだけ自由時間をとってスケッチを描きたいというのが わしらの希望だ。雨がそぼふるなかでスケッチなんか描きたいないって言う人も いるし、雨が降ろうが槍が降ろうが描くぞと言う人もいる。それはまあそれで ええんやけど自由時間だけはたくさんとろう。ということで昼飯はできるだけ簡単に、 そして一応ここの全容を簡単に把握するために運河下りの船に乗って、それを 降りた地点で解散という風に決めた。集合場所はあらかじめ決めてある。 何はともあれ、簡単にさくっと食える店をさがそう。と言いながら漬物屋を探す。 殆ど無い。

簡単な飯屋は見つかった。とりあえず麺とチャーハンと簡単なモノをたのもう。 その間にガイドさんが漬物を買いに行ってくれるようだ。ありがたい。

待ってる間に麺を食う。

不味くはないが美味しくも無い。辛さもええし、麺もええ具合につるんとしてるん やけどスープがもひとつだ。あんまりスープを美味しく飲むという考え方がないんと ちゃうやろか? 小吃も少々。

これ以外にも2、3品、見るべきものなし。写真もとらず。 がっかりしてるとこへ漬物が来た。

これが美味い。素晴らしい。無理に買いに行ってもらったかいがあった。レンコンやら キャベツやらキュウリやら、普通は漬物にせんような野菜がいっぱい入ってる。 全体に甘酸っぱさが広がる中に唐辛子の辛さがなかなかのものだ。 どれもさくっと嚙み切れるし、食感もとても良い。 よかったなあ。 ちなみにチャーハンもきたけど特筆に足らず。 よう考えたら昼飯で時間を食ってるわけにはいかんのだ。ちゃっちゃと食って、 観光船に乗って、そのあとはスケッチだ。

それにしても雨が止まへんのがつらいなあ。

傘をさして船着場まで行く。 たくさんの人が並んで順番を待ってはる。ちゃっちゃと乗れって急かされる。

やれやれ観光地やからしょうがない。

鳳凰古城

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。 にほんブログ村

ありがとうございました。

[Translate] […]

中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-13、鳳凰古城へ向かう。

さて、武陵源の観光は終わった。今日は朝から鳳凰古城へ向かうのだ。今回の 楽しみの場所の一つでもある。その前に少し散歩してみよう。やっぱりここの景色 少々気味が悪い。

山の形がどこか不気味な気がする。

何年も前に武陵源に来た時は張家界の空港について張家界市に泊まった。街自体は 何て事はないんやけど空港から見る景色が気持ち悪かった。怪しげな山があって 何と山に横穴が空いているのだ。夕闇迫る空を背景にこの山を見てるとなぜか ほとんど悪意のようなものを感じて薄気味悪かった。

それ以来張家界、武陵源というと気持ち悪いとこというのがわしの脳内に刷り込まれている。 ここは、あれほどではない。どちらかというと普通に近い。でも普通でもない。 このあたりは妖気が漂ってんのとちゃうやろかと思うこともなく飯を食ってバスに 乗った。 鳳凰古城はここから3時間ほどかな? 昔は国道をひた走った。えらい乱暴な運転 やったんでヒヤヒヤしたけど今回は高速道路を安全運転だ。最近は安全輸送の為の 規制がきついらしく速度厳守や休憩厳守が義務付けられてるみたい。 地図の上では途中で芙蓉鎮のそばを通過する。 ここは文革時代の悲劇を描いた映画で有名な村で、前回来た時に帰りに寄った。 米豆腐というのが有名でこれも食った。小さな印象的な村やったけど、その時点で すでに観光化されかけてて危惧してたんで今回も計画にいれかけたけど高速を降りると かなり遠回りになるんでやめといた。 小雨の中を一路鳳凰古城を目指す。 今回の鳳凰古城では印象的な水縁の古鎮の風景をも一回見たいのと加えて、食いたい もんが一つ、買いたいもんが一つ。 食いたいもんって漬物だ。これでランチ、それで十分。前に来た時は街角の漬物屋 さんがあってイートインみたいになってて外の屋台から焼きそばとかを買って来て 一緒に食った。これがメチャ美味かった。是非あれを再現したい。もう一つは地酒だ。 何かで調べてたらこのあたりは地酒が有名らしい。地酒と言うても当然日本酒ではない。 白酒(バイヂュウ)というやつだ。大体40度以上あってかなり強いし、結構癖も あるけど、飲み出したらくせになるという代物だ。それの美味いヤツがあるという なら是非飲みたい。 なんて、目標を持って進もう。 道中1回の休憩の後、雨が降りしきる鳳凰古城に到着。

ほんまにこれがそうかいな?

えらい変わりようだ。建物が綺麗に、しっかりした作りになっている。

昔からあるように見せながらようみたら新しい。見た目の人の多さは 変わらへんけど、中国国内は空前の旅行ブームやそうやから、細かく修復して 受け入れ態勢を整えてるんやろとおもう。綺麗なるんに文句言うてもしゃあないけど 何か釈然としない。

まあ、とにかく昼飯でも食って気をとりなおそう。

鳳凰古城

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。 にほんブログ村

ありがとうございました。

[Translate] […]

大阪、恵美須町、「なにわ新風」のカレーラーメン

カレーが好きだ。辛いモンがすきだ。ラーメンが好きだ。うどんも好きだ。 それやったらカレーラーメンやらカレーうどんを食ったらええやんかと言う話には なかなかならへん。モノにはそれぞれの食い方がある。なんでもかんでも一緒くたに したらええというもんではない。それに奇を衒った食いもんにろくなもんはない。 とは言うものの、とてもおいしいカレーうどんには時々出会ってる。カレーとは 言えんけどまた別の食べ物としてとてもおいしい。しかし、ラーメンでカレーは 食ったことがない。いつか試してみたいと思いつつ、やっぱり邪道とちゃうん? お汁にカレーが入ってるだけでカレーラーメンって言うてるだけちゃうん?と 疑念は拭きれない。 で、あるとき、日本橋のあたりにラーメンの新店ができたらしい。そこのカレーラーメンが 美味しいらしいと聞いた。 ならば、初めてのカレーラーメンを食いに行ってみよう。 地下鉄恵美須町の駅を南側でおりるとすぐ目の前に店がある。

新店とは言ええらい人気だ。入る人出る人つぎつぎと引きも切らない。 さすが人気のラーメン屋さん、若いお客さんが多い。ラーメン、餃子、チャーハン、 がっつり食べてはる人が多い。店員さんも元気一杯でお客さんが入って来る度に、 あるいは注文が通る度に、あるいは料理が運ばれる度に大きな声をかけてくれる から、恥ずかしいけどうれしい。 わしは何を食おうかと思うまもなく、カレーラーメンを食いに来たんやから、 それを頼む、「カレーとんこつ」というやつだ。やっぱりスパイシーで麺少なめ、 餃子も一緒に。 では、頂こう。

とてもおいしい。普通カレーうどんとか食ったら、出汁がカレー汁そのものになって しまってるし、うどんもそれに負けて、麺ではあるが別の食いもんになってる事が 多いんやけど、これは豚骨味がしっかりしていて、まさにカレーとんこつという 味わいであった。麺はマニア好みの硬めのしあがり、わしは柔らかめが好きなんで そこがちょっとちがうけど腰があってスープに合っている。 餃子も来た。

パリパリでボリューム感があってとても美味しい。 具もジューシーでとても美味しい。 初めてのカレーラーメン、とても良い経験だった。 ご馳走さんでした。

店名 「なには新風 日本橋総本店」 ジャンル ラーメン、餃子、チャーハンなど。 住所 大阪市浪速区日本橋5−5−19 電話 06-6647-0728 営業時間 11:00〜24:00 定休日 無休 メニュー 日本語 言語 日本語

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。 […]

熊野古道、小辺路の旅08ー熊野古道、小辺路踏破を断念して帰る。

安心して一息ついて、ご飯を食べてるとお婆ちゃんが、「これ私が出てるよ」って ビデオを見せてくれた。NHK、BS番組でこのあたりに取材に来た時のやつだ。 お婆ちゃんやその友達が可愛く写ってる。 小辺路ってええなあ。またゆっくりスケッチ旅行に来たいなあって思う。 それで今回はこの先どうするか? 3人で相談したと言うか、暗黙の一致というか、ここでリタイアしようという事だ。 体調が悪い人だけリタイアして続ける。あるいは明日のコースは一番楽な行程や からとりあえず頑張ってみる。3つの選択肢はあるけど、やっぱり3人揃って下山 しなかったと言う基本的なことを守れなかった反省がとても強い。 残念ではあるけど明日は3人揃ってリタイアしてまたリベンジする機会を作ろう。 リタイアは簡単だ。あさ6:30のバスにのれば都会に帰れる。 では出発まで民宿のあたりを散歩して行こう。

山は緑が深くて綺麗な杉林が鬱蒼としていてとても気持ちが良い。 過疎と雖も人が住んでいないわけではない。

それなりに暮らしがあるようだ。 しかし、小学校はすでに廃校になってしまってる。

残念ながら昔日の面影を残すだけだ。

ええ村やなあって思う。なくならんで頑張って暮らしてほしいなあ。

因みに昨夜の晩御飯はとても美味しかったし、朝ごはんも美味しかった。しかし、 色々ジタバタしたんでカメラに撮る余裕をなくしていたようだ。 朝ごはんの時に納豆が出たんでフランス人はどうするか見てたら、どう食べるか 悩んではった。こないやって混ぜて食うんやって教えたら、やってみるってにっこりした。 あとでどやったってきいたら、顔をしかめてた。 まあ、むりやわなあ。 バスはあのトンネルからやってくるらしい。

ダム湖を抜けて、

谷瀬のつり橋のあたりを通り過ぎて、乗り換え地点についた。

あっちのバスに乗り換えるらしい。所謂地域循環バスみたいなやつだ。

乗り換え地点の村の様子。

急に歩かんでようなって、気が抜けてぼんやりしてしまった。 うとうとしてるうちにJR五条の駅に着いてしまった。

わしらの熊野古道、小辺路の旅はこんな風に終わってしまった。 また、リベンジの時によろしく。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。 にほんブログ村

ありがとうございました。

[Translate] […]

熊野古道、小辺路の旅07ー「農家民宿 政所」にて。

三浦口バス停という本日の目標地点に着いた。ここに着く1時間くらい前に山道を 歩いていたら携帯電話が鳴った。こんなとこでも電波が届くんかと訝ってたら、 本日泊まる民宿からだった。かなり遅いんで心配してたみたいだ。あと30分ほどで 着くよって軽く言ったけど結局1時間かかってしまった。 下の景色が見えてからも、あまりの疲れで一気に降りることはできへんで、一息 ついてしまったりしてゆっくり降りたのだ。舗装道路まで降りてしまったら、何と 嬉しい事に「農家民宿 政所」の方が迎えに来てくれてた。 「2人ですか?」、「いや1人は遅れてるんで、1時間ほどしてから来ます。」なんて のんびりした答えをして、とりあえずわしらは民宿まで運んで頂いた。

やれやれ疲れた。とりあえず風呂に入ってビールを飲もう。後1名もその内到着 するやろ。着いてしまったら、この身を100%緩めて大開放だ。固まった体で ロボットみたいに歩きながらも寛がせていただく。 このお宿、ようみたら由緒正しいお家なんとちゃうやろか?

表の門は県の有形文化財指定って書いてある。 お家も結構いい感じで古びている。中はもっといい感じだ。

家の近くには平維盛の墓があるという看板がある。本物?

そして家の裏山にはそれを祀ったお社も。

当に平家の落人の村ではないか。 熊野古道界隈には平家の落人の何某とか、南朝の末裔の何某とかいろんな歴史には 事欠かないようだ。 で、わしらはこんな風にのんびりと散策してた訳ではない。 これはあくる日の出発前にあたりを散歩してわかったことなのだ。 風呂から上がってビールを飲み始めたら、宿のお婆さんが聞き始めた。 「何で友達一人で山に置いてきたんや。」 うろたえながら、「あいつは大丈夫やから先に降りてきたんや。1時間ほどしたら 絶対降りてくるから。」 「降りて来んかったらどうすんのや?、懐中電灯は持ってるんか?」 怒ってるんではないけど心配そうに聞いてくる。 「懐中電灯は持ってへんかもしれんけど、大丈夫やから。」 「大丈夫、違ごたらどうすんの? もう山は暗くなり始めてるよ。」 たじろぎながら、「いや、多分大丈夫やから・・」 「そやったらええけど、毎年誰かが事故を起こすんやで、道間違えたり、転落したり、 死ぬ人もいてる・・・」 だんだん不安になってくる。 お婆さんはあちこちに電話をかけまくってる。 「・・・・・・・、てなわけで、置いてきたんやって・・」 わしらもだんだん不安になってきた。いたたまれへんようになってきた。 先についていたフランス人も、やっぱり同じ宿やった、心配そうだ。下手な英語で 説明する。 晩御飯の準備もできて、「先に食べたら?」って言うけど、喉をとおるわけがない。 そのうち19時になった。迎えに言った宿の人からも着いたという連絡はない。 「20時になったら消防団に連絡するから」ってお婆さんは言う。今晩は捜索できへん けど明日朝からそうなるからって。 「様子見に行ってきますわ。」ってわしらも立ち上がった。のほほんとは待って られへん。登山口まで行こう。みんなで歩いて行こう。お婆ちゃんもフランス人も ついてきてくれた。 しばらく歩いてると、携帯電話が鳴った。「おったよ。帰ってきたよ。」と言う […]

熊野古道、小辺路の旅06ー三浦峠へ向かう。

どうなったんやろ? わしかて気になる。同じ方向、さっきの小屋を目指して 歩き始めた。向こうに、探しに行った友人が見えてきた。戻ってきたのだ。 やっぱりおらんかったか? がっかりしかけたら、「おったで。」と言う。 やっと3人合流できた。一遍に気力が萎えそうになる。それになんでこうなったんか とても気になる。聞いて見ると、彼は小屋があんまり貧弱やったんでトイレかなんかの 仮小屋で待ち合わせ場所はもうちょっと先やと思って行き過ぎたらしい。その直後に わしらが到着したということだ。わしらが探してるあいだに彼はどんどん先に行って、 やがてつぎの道しるべ、「旅籠、上西家趾」というとこまで着いてしまって、これは おかしいということで引き返して来たのだそうだ。何にしても無事を確認できて ほっとした。 元気そうやし、無事やし、これでよかったと思うと欲がでた。 今で14時過ぎ、最初はもう戻ろうって決心してたけど、それは会えないというのが 前提やったんで、考えがぐらつく。行程はあと2/3弱くらい残ってるけど、 殆どが下りに違いない。このまま先に進んでも18時頃には着けるんちゃうやろかと 思う。それやったら行った方がエスケープするにも先に進むにも選択肢が多い。 頑張ってみようかって相談がまとまった。 ここからは一気に下る。登りもしんどいけど下りもしんどい。

途中から急な登りになる。これまたこたえる。やっと「旅籠、上西家趾」に着いた。

熊野古道が現役やったころ活躍した旅籠らしい。栄枯盛衰、今は昔の物語だ。 三田谷・五百瀬まで120分か、これやったら意外に早よ着くかも、なんて期待する。 現実はそんなに甘くはなかったというのは後でわかる。 ここで15:00。

やはり体調が悪いのか1名は大分遅れてる。大分待ってやっと姿が見えた。 遅れる人もしんどいやろけど余裕をなくしてると待つのもしんどい。

15:30頃、姿が見えたら先に進んでしまう。多分待たれる方も気をつかうし、着いたらすぐ 動かんとあかんし、余計疲れると思う。

ここからはしばらく急な登りだ。やっと登りきったら延々と下りが続く。簡単には 距離を稼がせてくれへん。この先も下りきったら終わりではないはずだ。 やっと水ケ元(茶屋跡)に着いた。

このへんでもう16時になっている。

この辺までくると3人合流せんと歩き出されへんという感覚がもう鈍ってしまってる。 どうせ待つんやったら最後まで行ききって待っても同じやんか、細かく待っても お互いにしんどいだけやんかと思う気持ちの方が強くなってしまう。今までなんども 自転車で旅行したときもそういう感覚で、最後には最終地点で待ち合わせという事が 多かったんでそういう感覚が身についてしまってたのだ。しかし、平地と山とは違う ということをよう考えとくべきやった。 とにかく合流をあんまり気にせんと先に進むようになった。 ここからは又急な登りが続く。堪忍してくれって思う。もう写真をとる気力もない。 大きな峠を登りきったら又下りだ。延々と下る。 あたりはすこしずつ薄暗くなっていく。 大分下まできたかな?

何となく下界がざわついているような?

地図にものってる道しるべ地蔵さん。

[…]