最近読んだ本の話、「中国鉄道大旅行」、「外交官が見た「中国人の対日観」」

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ポール・セロー、「中国鉄道大旅行」
この人のこの本は2回目だ。しかし、最初に読んだ時は中国旅行も殆どしたことがなかったし、
ましてや外国の鉄道旅行なんて殆ど経験がなかった。それでさらっと読んで、それでも
ロンドンから北京まで列車でこれるのかと驚いて読んでいた。
改めてこの本を手にとって、目次を見ただけでも心が震えるではないか。

・モンゴルへの列車 ・内モンゴル急行で大同へ ・夜行列車で北京へ ・上海特急
・急行列車で広州へ ・フフホトおよび蘭州へ ・「鉄のオンドリ」 ・西安へ
・急行列車で成都へ ・峨眉山経由昆明へ ・急行列車で桂林へ
・普通列車で長沙と「太陽が昇るところ」韶山へ ・北京特急 ・国際列車でハルピンへ
・普通列車で朗郷へ ・汽船連絡列車「大連」行き ・「天湖」号で煙台へ ・普通列車で青島へ
・山東特急で上海へ ・夜行列車で厦門へ ・青海ローカル鉄道で西寧へ ・チベットへ向かう列車
今となっては行ったところもかなりある。というより街としては殆ど行っている。
しかし、鉄道では殆ど行ってないし、今の鉄道事情はこの当時より格段によくなっているので、
きっと追体験しにいっても楽しいだろうとわくわくする。
この人の中国に対する理解はすごいものだ。毛語録もちゃんと読んで理解していて、冗談話のなかで
引用したりすらできるのだ。
旅の態度がいい。かならず土地の食べ物を食べるし、安宿も平気だ。それに現地の人とかならず直接
コミュニケーションを取ろうとしている。
鉄っちゃんではないけど中国鉄道旅行行きたくなった。

hon110323-1

道上尚史、「外交官が見た「中国人の対日観」」
この本、地味な本のように思えるが、知人に良い本だよ紹介されたので早速、図書館で予約すると
3カ月くらい順番が回ってこなかった。
結構人気の本なのだ。
最近身辺で、中国人に対する今までの考え方が揺らぎかねないようなことがいくつかあった。
そういう事がわたしだけの問題なのかとちょっとへこんでいたのだが、この本を読んで、
「なるほど、そう考えている人もいるのか」と納得することも沢山あって、かなり気が楽になった。
私は昔から、漢詩や漢文が大好きで、中国の歴史物語りも愛読していた。あげくのはては水墨画まで
習い始める始末の中国好き人間なのだ。だから、そういう昔の中国人が持っていたはずの価値観の
延長線上を想像してものを考えてしまう。ITをやっていたから、若い世代の人達とビジネスで
付き合いがあって、その考え方や価値観の落差を感じている部分はあったとしても基本はそちらに
あったのだ。
しかし、あまりそちらに引っ張られてはいけない。未成熟ながら急速に大国になりつつある、
新しく生まれつつある国の人達だと理解したほうがいいような気がしてきた。
結論はわからないけど、いろいろ考える良いきっかけになった本だ。

hon110323-2

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