鎮江、金山寺

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鎮江の金山寺は今回の旅行の大きな目的地であった。
この夏に、東京国立博物館で雪舟の「金山寺」を見た時、なぜか、「ここに行こう」
と思ったのだ。そのとき漠然と、鎮江や楊州方面に行こうという話があったから
なのだが、なぜか、あの塔を見てみたいと思ったのだ。
来て見ると、確かにあの塔がある。
あの画の視点は地上にあるのか空中にあるのか、あの画の通りに見えるわけでは
ないが、雰囲気はその通りだ。
楼閣を連ねて、上へ上へと上がり、頂点に塔がある。
確かに周囲も森に囲まれている。
雪舟の当時は、寺の回りの森ももっと大きくて、直接長江の水がきていたのかも
知れない。
塔は、「慈壽塔」という扁額が上がっていた。
今でも、祈りの場になっていて、敬虔な信者がお参りしている。
麓の本院は、「江天禅寺」という名があって、東晋時代からの古刹であるといった
看板があった。
金山寺というのは、この寺や塔のある一体を公園として、金山寺公園という名前で
読んでいるのだろう。
天の橋立図でもそうだけど、雪舟は鳥のように空中の目を持っていて、
こんな大きな町みたいなかたまりでも、なんとなくふんわりと、
全体を見ているようで細部も見ているような、細部をみているようで全体をみているような
不思議な感覚でまとめて目に入ってくるような画に思える。
こういう景色が、ああいう画になったのかと改めて思った次第であった。
次は、天の橋立を見に行かなくては。

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