景徳鎮、粉彩の花瓶

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この店に来るのは前の週も含めると3度目だ。
毎回同じ花瓶を眺めている。それほど気に入ったわけだが、問題は
買うかどうかだ。値段の問題とどうやって持って帰るかという事だ。
今日は決断しよう。持って帰るのは何とかするとして、値段が、
1800元くらいになったら買おうかなと思い交渉を始めた。値札は
2800元だ。「安くしてよ」というと、電卓に2500元と入れて
見せる。手を振り首振りして、「1800元」と言う。2200元と
入れて来た。黙って首を振ると、しばらく相談して、「1800でいいよ」
という。「しまった」と思った。こんなに簡単に下がるのならもっと
安く言っておけばよかったのだ。一緒にいた中国人の友人が、耳元で
こっそり、「1500元までいくよ」とささやく。普通はこちらの言い値に
合わせてきたら、それで終わりなんだけど、言葉がわからなくて通じない
振りをして、ぐずぐずし、結局、「1500元」と言った。向こうは、
首をふりながら、その中国人に、「貴方、何言ったの」と言い。私に
1700元と入れて見せる。それで私は、手を振って、店を出て行きかけると
「1500元でいいよ」という事になった。
この磁器は、景徳鎮製でよくある明、清代の写し作品ではなくて、絵柄が
新作のものだ。新作ではあるが、絵は伝統的な山水画風でなかなか丁寧に
書き込んでいるし、画も上手なので気に入ってずっと見ていたのだ。
値段が思い通りになったので、箱に入れて貰い、結局、手で提げて帰る事にした。
荷物は重いが、気持ちは軽い。
いい旅行になったものだ。

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毎週月曜はこだわりのモノの話です。