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最近読んだ本、「ツバキ文具店」、「ホテルルワンダの男」

小川糸、「ツバキ文具店」
この人の「食堂かたつむり」と言う本を前に読んで面白かったので再び挑戦することに。
鎌倉のある裏町の裏通り、「ツバキ文具店」と言う名の代書屋さんがある。
若い娘がやるような仕事ではない。何故? なるほど、先代、彼女のおばあちゃんが
突然亡くなって、一旦は閉じようとしてた店をぽっぽちゃんこと、鳩子がつぐことに
したのだ。何故突然? それには深いわけがある。
そして始めた代書屋さん。今時そんな客おらへんやろ?
それが意外といるらしい。贈答の挨拶、昔の恋人への消息、復縁を願うのではなく
元気だよってしらせるだけの微妙な手紙、思い余った縁切り状、
借金の断り状。
それぞれに物語があって登場人物がいる。裏町の生活模様が生き生きと立ち上がる。
そして、心温かい人たちの何気ない心遣いがとてもいい。
もう忘れてしまった紙とペンの世界、とても懐かしくなる。
わしも今では、手紙を書く事なんてほとんどない。あってもパソコンで文章を打って
印刷したのを出すくらいだ。年賀状もそのとおり。手で書くことを疎かにするうちに
漢字をどんどん忘れてしまう。しってたはずと手が動いてもはたと止まったら先に
進まへん。
たまにはと万年筆をとりだして書いてみる。
なかなかええもんだ。インクももっと違うのがあったらええのに、便箋や封筒、
モノを書く紙、いろいろこだわったら楽しいやろなあ、
その時は思ったけど、しばらくしたらまた忘却の彼方へ。
文化が心に根付いてない。あきませんなあ。
物語の中では、ええっ? うまいこと行きすぎやん、ありえへん。
とか、それはないやろ?
とか、勝手にやってええのん?
とか、いろいろないではないけど、そこがフィクションの世界、楽しく読ませて
頂いた。

ポール・ルセサバギナ、「ホテルルワンダの男」
大分前に「ホテル、ルワンダ」って映画を見たことがある。内容がそっくりなんで
多分この本が原作なんやろって思う。
ポールは真面目で勤勉なホテルマンだ。ホテル、ミルコリンの副支配人で手腕を
認められ、ホテル、ディプロマットの支配人をまかされるようになった。
そんなある日、ルワンダを最悪の悲劇が襲った。フツ族がツチ族を襲ったのだ。
アフリカで民族間の争いが起こるといつも心がざわつく。なぜ、どんな力のバランスで
なんのために、得るものは何? 失うものは? わしらの貧弱な想像の外にある。
漆黒の闇と精霊の世界、部族と部族、そして押し寄せる欧米やアジアの資本と価値観、
何がどうなってるんか? 簡単に決めつけられへん。
ルワンダでもフツ族とツチ族の諍いが続いていた。危険なバランス。
そしてある日、フツ族による殺戮が始まった。昨日まで仲良く暮らしていた隣人が鉈を持って
襲ってくる。足の腱を切って逃げられなくしてから手足を切り、残虐に少しずつ殺す。
人はなぜそこまで非道になれるのか?わずか100日間で80万人殺された。
毎日、ラジオで敵を殺し尽くせと叫んで居る。
ポールはフツ族ではあるが家族にツチ族がいる。ルアンダにはそういう人が多い。
家族に危険がせまる。友人、知人にも危険がせまる。
意を決して、皆でホテル、ミルコリンに立て篭もろう。
とりあえずは何故か安全だった。襲撃の対象にはいまはなってない。
そしてポールの死に物狂いの活躍が始まる。
幸い敵の軍の偉いさんにも知り合いがいる。
国連や海外にも手を尽くそう。
ホテルに避難してくる人たちが続出、追い返すわけにはいかない。
敵は何度も包囲してくる。時には攻撃しかけてくる。
こちらの武器は口と言葉とワインのストックだけだ。
これで支えきれるか?
死に物狂いの攻防、手に汗にぎるネゴシエーション。
とても面白い。

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ありがとうございました。

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