柏屋光貞行者餅

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先週のブログで、用があって、祇園の八坂神社の近くに行ったという話をした。
その用というのが今日の話だ。祇園祭の宵山、16日の日にだけ売る行者餅というのが
あるのだそうだ。そういうものだと食べて見たくなる。
元々大峰山で山伏修行中にお告げがあって造ったので、毎年、大峰さんに籠って霊気を見に
付けてから斎戒沐浴して造るありがたいお菓子なのだそうだ。
大峰山は昔よく登った。
主峰弥山に上ると、修行の山伏姿の実は普通の人に良く出会った。
「覗き」とかいう岩のでっぱったところに突き出され、紐にゆわえられて、「親に孝行するか?」
とか言われてたのを思い出す。
その先の行者還からは奥駆け道になっていてまさに修験道の道だが、登山道としても、紀州の山を
楽しめるいいコースだった。
適当にテントを張ったり飯を焚いたりしてぷらぷらしていたが、一向にお告げはこなかった。
日ごろの心掛けが悪かったのだろう。
それはどうでもいいが、そういうありがたい餅をとうとういただけるのだ。
四条通りから八坂神社のところまで出て、東大路通りを右に曲がる。何の事はない、ついこないだ
清水さんに行くのに通った道そのものだ。そのまま下って、信号のすぐ先、道の左側にあった。
目立たない小さな店だ。扉をあけると、すぐにガラスの陳列台があって、和菓子がならんでいるが
今日はそれには眼もくれない。
「行者餅、予約してたんですが」ときっぱり言う。
今日はその客ばっかりだから、店の中は大忙しだ。沢山の店員が座敷の中を動いている。
ゆっくり客の相手をしている時間はなさそうだ。
さっさと頂いて、さっさと持ち帰った。
折角やから抹茶で頂こう。
「ゆず味噌やね」
甘くて濃厚だが、ゆずがさっぱり感を出している。
京都らしくなかなか複雑な味だ。
やっぱり歴史ある食べ物はこういう複雑さがあって味わい深い。

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店名、「柏屋光貞」
ジャンル、和菓子
住所 京都市東山区安井毘沙門町33-2
電話 075-561-2263
営業時間 9:00~
定休日 日曜、祝日(祇園祭宵山は営業)
言語 日本語
毎週水曜は食べ物に関する話です。