柘榴の話

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手元に柘榴がある。えらい大きい。赤い身がぎっしりと入っている。こういう
ものは最近身近で見たことがない。実はこれは中国で買ったもので、当然、日本には
持って帰れないんでその時にスケッチをしておいたものだ。
今ブログに連載中の中国雲南省の旅の時、昆明から車で4時間ほどの山の中に
ある東川紅土地というところに行った帰り、とある町でバザールというか市と
いうかそういうもので賑わっている一角があった。その詳しい話はまたブログで
報告するとして、その一角に柘榴を売っているのを見つけた。一箇所ではない、
あっちでもこっちでも売ってる、それを見ながら思った。
こういうのはよく絵の本にでてくる。水墨画の本でも然りだ。
例えば北京の栄宝斎で売ってる中国がのお手本集みたいなものやら、本物の中国画
だったり、日本の昔の日本画だったり、そういうやつだ。繊細な絵やら、洒脱な絵、
ダイナミックな絵、色々ある。あんなん描いてみたいなあと思いつつ、つい買って
しまった。
買った限りは食って見たい。しかし、食ったらなくなるから絵に描かれへん。
さっさとスケッチして細かいとこは覚えておいて後で絵にしよう。
パクッと手で剥くように割ると中からピンク色の身が溢れ出してこぼれ落ちる。
長いこと食べてへんからどんな味やったか忘れてる。
身の中の種みたいなやつは食べれるんやろか?
では、早速頂いてみよう。
おっと、その前に割ったところをスケッチしておくのが一番大事やんか。
では、早速頂いてみよう。
うまい!
と言うほどではない。むしろ素朴な酸味が口の中に広がる。
微妙に甘いけど強くはない。むしろ爽やか系の味だ。
一粒ずつつまんでは口に入れる。面倒くさい、しんきくさい。
ガブッとかぶってみよう。これやったら食った気がする。
しかし、種の処理が面倒だ。いっそ食ってしまおうかと思いつつネットで調べてみる。
食べれるし、栄養分が豊富と書いてある。しかし食べやすくはない。いささか
硬い。やっぱりやめよう。
口をもごもごしながら種だけまとめて手の平に吐き出す。
あんまり見てくれはようないけど誰も見てへんから誰にもわからへん。
ばくばく食べると結構おいしい。ジュース分が口に一杯になってさっぱりする。
これやったら、紹興あたりの濃厚な紹興酒を飲みながら食べたらよう合うかも
しれんと思う。22年もんの甘いながらもコクがあって嫌味がないやつだ。
サクッと食べて、ゴクッと飲む。
美味しい。
いつしか、酔っ払って来た。柘榴も酒もどんどん減っていく。
これは夢か現か定かではないが、後日、酒を飲みながらスケッチを元に墨絵を
描いてみた。

zakuro161204

ただのシャレ、座興ということで、ご機嫌よう。

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ありがとうございました。