敦煌の旅を振り返ってみたら-04、莫高窟へ

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敦煌に来たからには何としても莫高窟を見なあかん。井上靖やその他いろんな
小説に登場する旅のロマン、歴史のロマンと言えば西域、シルクロードやし、
シルクロードと言えば敦煌、敦煌と言えば莫高窟と話は自然に流れ着く。

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1000年以上かけて何百という洞窟の中に仏教信仰篤い人たちが、延々と、
仏像を建立したり仏画を描いたりしてきたのだ。敦煌の街からおよそ40分ほど
走ったらだんだん街並みが途切れてゴロゴロの岩山の風景が現れて、横に長い
崖面を持った小高い山が見えてくる。見るからに洞窟ができそうな山だ。

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後付けのオアシスのような森の中に建物が見えて来た。
成る程、本や写真でよく見る莫高窟正面の楼閣だ。

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初めて見るとは思えん、懐かしい感じさえする。
では、中へ、というわけにはいかんようだ。ことはそう簡単ではない。当然、
入場料を払わんとあかん、この当時で100元、今ではもっと値上がりしてるやろう。
ほな、行こか、まだまだ甘い、ここの洞窟は勝手に見に行ったらあかんのだ。
全部鍵がかかってる。鍵をもってるのはガイドさんだけ、そやからガイドさんを
雇わんと中に入れない仕組みになっている。個人ガイドもあるやろけど集団ガイド
が当然安い。日本語ガイドもあるらしい。ではちょっと高いけど日本語ガイドを
お願いしよう。なかなか来いへん。
おかしいなあ。
で聞いてみたら、今案内中やから1、2時間せんと戻って来いへんということや。
今の状況で1、2時間は貴重やんか。ほんなら中国語ガイドでええわということで
中国語組に入れてもらうことにした。わからんけどまあ雰囲気で行こう。
ここ、全部見たらえらい時間かかるやろなあって心配してたら、ようできたもんで
その日に見れるのは十数か所と決まってるらしい。
こういうのは苦手やけど、スピーカーを持ったガイドの後をゾロゾロとついて歩く。

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ガイドさんは能弁だ。
ベラベラとよう喋りはる。しかしわしにはさっぱりわからん。時々単語がヒット
するのを待って一生懸命後先を考える。それより、懐中電灯で照らされる壁画を
見てる方が面白い。殆ど闇の中やから懐中電灯の光がたよりだ。
仏画は剥げかけてるけどラピスラズリのブルーがとても綺麗だ。仏像も仏画も
姿形は奈良にある正倉院の御物や唐招提寺、薬師寺などにある御物にとても良く
似てるように思う。飛天なんかそっくりではないか。仏像の姿やお顔もよく似てる。
すべてはここからやって来たんとちゃうやろか?
なんとなく感動するなあ。
ガイドさんのおしゃべりは長い。しかし分からんから退屈だ。抑揚をつけて、
4文字熟語を多発してるというのだけはわかる。こんなん全部理解できたらさぞ
面白いやろにとため息がでる。
壁画や仏像に欠落が多い。傷んで剥がれ落ちたのとは明らかに違う。どう見ても
無理やり切り取ってる。ガイド産は懐中電灯でそこを示しながら、どうもアメリカ人
が切り取ったと言うてるみたいだ。ここが発見されたあと清朝政府やその後の
政府が重要視してないあいだに、アメリカやイギリス、ロシア、日本と色んな
国の探検隊などが貴重なお宝を自国に持って行ったらしい。
こういうのは可能な限り元に戻すべきではないやろか。
ちょうど2時間かかって見学ツアーが終了した。ようできてる。
書画のお土産をちょっとだけ買うたけど、今から考えたらもっと買うべきものは
沢山あった。とても残念だ。
では、次に行こう。時間がない。

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ありがとうございました。