ご近所に史跡あり

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いつもウォーキングしているコースはいつもの景色が目に入るだけだから、殆ど意識していない。
いつものように住宅街を抜けて行くと学校があって、小学生が集団登校している。
当番のお母さんや老人方が路の要所、要所に立って交通指導をしている。
学校のそばまでくると校長先生も門の前にたっていることがある。
昔なら、子供たちが集団でいると悪さをしたりがさがさしたりして統制がつかないものだったが
今の子はおとなしい。でもあれだけ子供たちの事件、事故があるとしかたないだろうなあと
思いつつ通り過ぎる。ガソリンスタンドの処を右に曲がると、ちょうどコースの半分に近づく
直線だ。交通量の多い路だが、両側に田圃があって長閑でもある。
そこを真っ直ぐ歩いていると左側路の向こうにお寺が見えている。
いつもなら、「お寺が見えた」と考えもせずに行き過ぎてしまうところだが、この日はまだ4月で
桜が残っていた。
「ちょっと桜を見て見よう」と路を渡った。ここも通学路だ子供たちが集まっている。
子供たちを渡しているあいだに渡ってしまった。
気持ちのよい青空で時々さっと風が吹いて花を散らしている。気持ちの良い日だ。
寺の門の前に来ると、看板がある。
「へえ、昔の城跡やったんか」
城といっても館を要塞がわりにしてたんやろと思いながら読んでみたら、城が峰という要害の地に
堀をめぐらした城塞だったとある。城岸寺城というそうだ。
「かっこええやんか」別名大饗(オアイ)城というと書いてある。
「それでこのへんを大饗というんか」と納得した。
やはり、河内の地であるからには楠正成公のゆかりの一族が築いたのだ。
堺は、西の方では利休等の頃の町衆文化の名残があるし、真ん中のあたりでは仁徳天皇陵とか
行基の土塔があったり、家原寺があったりして有名な史跡は沢山ある。
しかし、こんなめだたないのがあるのも面白いなあと思って見ていた。
「やっぱり桜はきれいやなあ」
でもさっさとウォーキングを終わらさないといけない。
いや別にさっさとする必要な実はなにもない。
もう少しだけ先に進んで、コンビニの向かい側の信号を右に曲がるとちょうど中間点だ。
そこから100mほど進むと又住宅街に戻る。いつもの町のなかだ。
見ているようで見ていない景色の中を後半分歩いて家に帰る。

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