貴州の旅ー18

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こんな歯医者ってありなんか?
渋滞で30分も40分も同じ所にじっとしている。
おかげで街の様子をじっくりと見る事ができた。
今日は世間では休日だ。休日には毎週市が立つのだそうだ。近隣の村から人々がやってきて
農産物やらそれで作った食べ物やらを売ってお金を稼ぐのだ。それで人が集まってきている。
それで車が混んでいる。特に今は清明節の前だからよけいその市もにぎわっているのだ。
だから裏道へ行くほど渋滞している。
街の人は、車が混んでも関係ないかのように買い物を楽しんだり、お喋りを楽しんだりして
いる。お母さんにくっついてきた子供が何かいいものを買ってもらって晴れがましい顔をし
ている。煙草の葉を売る煙草屋のおっちゃんが、この地独特のおおきな竹筒のようなパイプ
に煙草をつめて吸い始めた。
野菜はこの地では珍しくもなんともなくて、実に安い売り物のひとつなのだろう。
「勝手にもってけ」といった具合に積み上げてある。
「中国にはテキヤはおらんのかな?」
食いもん屋は沢山あるけど、全部そのへんの人だ。
バラック小屋の土間のようなところで人だかりがしている。
小さな机のまわりに人が座っている。
机の上には、「歯?、入れ歯や」
座っている人は、「患者さん?」
入れ歯を加工して居る人も座っている。半立ちで入れ歯を削って調整している人がいる。
患者さんらしき人の後ろには、「歯医者?」、「いや絶対違う」その辺のおっちゃんみた
いな人が立っていて入れ歯を出したり入れたりして調整してる。
「これは歯医者か?」
よくみると順番を待っている人もいる。
「こんなんありなんか?」、「絶対無認可の治療やわ」
話には聞いた事はあるが、初めて見た。
やっと路は少し通れるようになった。
先を急ごう。