マレーシア、インドネシアの旅43-ロロ・ジョングラン寺院

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プランバナン寺院群と言う広大な遺跡公園の中心にロロ・ジョングラン寺院と
呼ばれる寺がある。寺院と言うても日本の寺院のように伽藍やお堂と塔頭と言
った建物があるわけでは無くて、石をピラミッド上に組み上げた大きなストゥ
ーパが伽藍のように配置されていて、その中に仏像なり偶像なりが祀られてい
るというやつだ。と言うても中は暗くてよう見えへん。ゆっくり見てるうちに
目が慣れてくるけど、朝見たボルブドールとは又違う出で立ちに見える。

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と言うのは寺院と言うてもここの場合はヒンズー教の寺院のようなんで、仏教
とは違う神様がいてはるのだ。

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それにしても大きな公園やなあ。へんなやつが休んでる。

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実はこの巨大なストゥーパ群は総て2006年のインドネシア中部大地震で一瞬の
間に壊滅したのだそうだ。ユネスコなどの支援で今も再建中なのだそうだ。

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精巧に彫塑された、或いは石組みされてたものが継ぎはぎされ、或いは修復ま
まならず野晒しにされているのは痛々しい。後で知ったんやけどここはロロ・
ジョングラン王女の悲劇の伝説が残る寺であって、それ故、ロロ・ジョングラン
寺院と呼ばれているそうな。昔ある時、権力をほしいままにし、残虐非道で名
高い王朝の時代があった。しかし奢れる者ひさしからず隣国のペンギン王配下
の魔法を駆使する強力大臣にあっという間に攻め滅ぼされる日がやってきたの
だ。王は殺され、絶世の美女である王女が引き据えられた時、大臣はモノにな
れと迫る。断れるはずもないけど、おめおめこんなやつのモノになりとうない。
嘆き悲しんだ彼女は知恵ある臣下の進言で一晩に千個の寺院を造れば言うこと
を聞くと答えた。ところが敵もさるもの工人達に魔法をかけてまさかの一晩で
次ぎから次へと大きな寺院を造って行く。ありゃあえらいこっちゃ。これを知
って絶望する王女の為に、また知恵モノが村の女達を集めて一斉に砧を叩かせ
始めた。この音を聞いて工人達は朝が来たと思い仕事をやめた。数えて見ると
出来た寺の数は丁度九百九十九だったと言う。
ほんまかいな。
危うく王女は助かった。しかし、怒れる大臣は又もや魔法を使って王女を石に
変え、女たちは年寄るまでは結婚できへんようにしてしまったらしい。しかし
この時はどれが王女の変わり果てた姿なんか知るよしもなかった。
残念。
えらい艶めかしい女性の神様だ。

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外を飾る彫像もヒンズー教らしく生々しいお色気があるやんか。

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何面観音様なんやろ。これは見事だ。

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優雅で気品がある。
海の化け物? おもろいなあ。

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こんなのって、欧米の宮殿にもあったなあ。

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いろいろ愉しいけど、完全修復までにはまだまだ何年もかかりそうやなあ。


より大きな地図で プランバナン寺院群 を表示

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