マレーシア、インドネシアの旅37-夜明けのボルブドール遺跡へ

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朝、4時今日は期待できそうや。まだ真っ暗なんでよう分からへんけど雨は降
ってへんし雲が立ち込めてるようでもない。今は雨季なんで何時雨が降っても
おかしくはないんやけど折角やから今日は降らんといて欲しい。
朝早いんで朝飯抜きやなあって思てたら、ホテルから朝飯弁当がでるそうな、
ラッキー。
さて、今からボルブドール寺院の遺跡まで行って、陽の出を見るのだ。
素晴らしく神秘的な景色が見られると聞いてるんで楽しみだ。

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車は街中から郊外に出て二時間ばかり走るとそれらしい田圃と森の風景に変わ
って駐車場に着いた。真っ暗な中、懐中電灯を頼りに観光客がぞろぞろ上を目
指して歩いてる。足取りは上を向いてるけど何処に向かってるかさっぱりわか
らんかったんやけどどうも遺跡のど真ん中の階段をひたすら登ってるらしいと
言う事がわかってきた。

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しかもこの階段、一段一段の落差がえらい大っきさかいに結構登り難い。宇宙
から来た巨人族の神殿跡って言うよな話なかったかななんてぶつぶつ言いなが
ら歩く。両側にはおぼろげながらも大きい仏像や仏塔が所狭しと並んでる様子
が見える。その間をひたすら登る。登りつめたらしい。振り返ったら遠くに二
つ綺麗な山が見える。あのあたりから陽が昇るらしい。ぼやっと突っ立てる場
合とちゃう。ちゃっちゃと場所取りせんとゆっくり見られへん。

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と言うてももうかなりの人達が先んじてええ場所取りに散開済みだ。
お顔ばっかりの大きな仏さんや三角舎利塔が邪魔にならんと見える場所を求め
て、狭い石段のきざはしジリジリと山の正面辺り迄詰めて行くとスペイン系ら
しき女性の二人連れの横にそこそこのスペースがあった。どうも後で来る友達
の為に確保してるようでもあったけどはっきりせえへん風であったさかい、こ
こ、ええですかって言いながら強引に座り込んだ。おお、正面に見える絶景ポ
イントやんか。

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太陽はまだ出て来いへんけど、兆しはあって周りが少しずつ明るくなってくる。

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眼下には田圃や森が広がっているらしいのが朝靄の中で見え隠れして朦朧とし
ている。

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正面の右側の山からは噴煙が棚引いていて、あれがついこないだも噴火し
たばかりのムラピ山らしい。となりがムルバウ山。

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そういやさっきから微妙にはらはらと顔や手にかかってるんは噴煙の灰に違い
ない。さあ稜線のあたりに赤味がさしてきた。

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二つの火山のシルエットが明らかになって来た頃何処からか読経の声が聞こえ
てくる。長閑な田園の上面を柔らかく撫で摩るように流れて行く。えらいタイ
ミングよくええ感じやんかと感心したんやけどよう考えたらそんな筈はない。
あれはイスラムの朝のコーランを声明してるんに違いない。
まるで暁光を迎える祈りであるかの様に朗々と響いている。異国の神仏混淆の
ようではあるがどちらかと言うと有り難い気持ちになれそうやからこれはこれ
で良えのだ。三角の橋が一瞬ギラリとした。

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おっ出よったと思う。一気に明るくなって仏像の顔も見物のお嬢さん達の顔も
しっかり見えた。丁度その時、彼女達の連れが現れたんで、あんた等の席取っ
てたのに日本人に取られてもたわってスペイン語で喋ってる、分からんけどそ
う思う。けど、もう遅いわいって日本語で小さく口の中でつぶやいた
さて、遺跡の中に朝がきた。

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より大きな地図で ボルブドール寺院 を表示

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