とりあえず急いで文楽を見に行こう

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テレビや新聞やら報道を見ていたら、大阪市長が文楽に対する助成金を打ち切る
かどうか決めるための観客動員数の集計がもうすぐなのだそうだ。
おっとえらいこっちゃ、すっかり忘れてた。
こういう伝統芸能の維持保存に関することと市場原理をごちゃごちゃにしたり
文化芸術に対する信じられへんほど無理解な態度をとる市長のやり方そのもの
に異をとなえたいのは大方の意見やと思うけど、とりあえずあとちょっとなら
動員数も達成してもらいたい。そのためには皆行かんとあかんと今頃焦りだした。
聞いてみると幕見席というのがあるそうや。
当日の10時から見たい一幕に限り1500円で提供されると言う。
これってお得やんか。それにそれで1票入るんやったら、全部見る時間無かって
も1、2幕見ることで逆に票数は増えるやんか。これはありがたい。
まあ、そんな事で10時にいくと、幕見のチケットは楽勝で買えた。
席は両袖の一番後部2列分から選ぶ。後ろから2列目の左端を選んだが、この
席なかなかええやんか。太夫を正面から見れる。それに舞台全体を左広がりに
全部見渡せる。
これはええやんか。
それで出し物は、「近頃河原の達引」おしゅん、伝兵衛の心中話だ。
四条河原の段 官左衛門という悪侍が恋敵の伝兵衛を騙していじめて挙句は
亡き者にしようと悪巧み。四条河原で待ち受ける。
まんまとやってきた伝兵衛に主のとこから盗んだ飛鳥川の茶入れをちらつかせ
返せ返さんの大立ち回り。そのどさくさに伝兵衛は官左衛門を殺してしまう。
えらいこっちゃ。伝兵衛はもう死ぬしかない。
いやとりあえずは逃げて、愛するおしゅんと心中しよう。
堀川猿廻しの段
場所は変わって、おしゅんのいる兄の家。
ここで太夫は竹本住太夫。
「住太夫!」と客席から声がかかる。絶妙のタイミングやね。かっこええ。
こういうの間違えたらえらい恥をかく。
それにしても住太夫さん。ええ味です。
もうご病気は大丈夫なんやろか。無理せんと頑張ってください。
さて目の見えない老婆の暮らしをじゅんじゅんと語り始めた。ええですなあ。
兄と老婆はおしゅんが伝兵衛に無理心中させられると思って、何とか止めよう
とする。おしゅんはこれだけ世話になった伝兵衛を見捨てるのは女の道が立た
ないと決心がかたい。
もうどうしょうもない。兄は二人の冥途の旅へのはなむけに、猿回しをしてみせる。
最後の太夫が声を振り絞る中、二人は家を出ていく。
哀しい話だ。

bunraku140112

みなさんも是非、早い目に文楽へ。

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ありがとうございました。