ベトナム、ハノイ、マイチャウ、モクチャウ高原の旅−36、サーリン村、パーコー市場にて。

さて、では中に入ろう。中は素晴らしく広い。色んな人がいて、色んなモノを売ってはる。 仮設の板敷小屋みたいなところもあるし、地べたに敷物を敷いたテント小屋もある。 殆どが少数民族の衣装を来たひとたちだ。 向こうから、小さな子どもを抱いたお母さんがくる。

ええなあ、こういう風景大好きだ。 衣類、布地の店が圧倒的に多い。

でも、それだけやなくて食べもんやさんもあるし、

なにか民族衣装の飾りモン屋さんみたいなんもあるし、

雑貨屋さんみたいなんもある。 皆さん、とてもゆったりしてはる。全く売る気がないようにさえ見える。 前にベトナム北部のサパというリゾート地の村に行った時にバックハーという ところのサンデーマーケットに行ったことがある。そこはもっとはるかに規模が 大きくて、近隣から集まった、あるいは遠方からも集まった人たちでマーケットの 中は沸き立つようであった。売る人も買う人も元気いっぱいだ。店の数も圧倒的に 多いし、品物も豊富だった。市場のそばで馬の市さえあったほどだ。 でも、その時に何故か買いたいものに殆ど出会わへかった。 何故か? 何となくエエもんが無い。買いたい意欲がでるモンがない。 そのわりには、売り込みがキツイ。観光客やと見るとワイワイと声をかけてきて、 言葉がわかろうがわかるまいがお構いなしにどんどん売り込みを始める。 欲しいもんがない場合は結構面倒くさい。 けど、こっちにはわしの好みのモンがありそうだ。

けど、こっちの人たちはまるで焦ってない。わしらが入っていっても客が、 あるいはカモが来たとは思ってはらへんみたいだ。今で8:30頃、もうサンデーマーケットの 早朝の一勝負は終わった後かも知れん。皆さんのんびりしてはる。商品に関心を 示しても、「買うんかいな?」てな具合で淡々としてはる。 わしはこういう市に来たら布地を買うのを楽しみにしているんで、いろいろ物色 してるとエエのがあった。少数民族の人が着けてるスカートに使ってるような 織物だ。手織りに違いない。それをつなぎ合わせて大きな布地にしてるやつだ。 値段を聞いたらえらく安い。と言いながらいくらやったか忘れたけど安いなあ って思ったことだけは覚えてる。 しかし、ようみたら2枚あるうち気に入ったやつは結構大きな穴が開いてる。 「穴開いてるやん」って指摘したら、「ネズミが齧ったんよ」って笑ってる。 全然悪びれてない。それの何が問題や?って感じ。商品に何らかの問題があるとは 全く思ってないようなのだ。やむなくもう1枚の方を買うことにした。 「ちょっと負けてよ」っていつもの調子で値段交渉しようとしたけど全く相手に してくれへん。いつものアジアの市場でモノを買う感覚とは全くちがう。 やっとゲットして、次に行く。また、藍染の布地を見つけた。素朴な染と 素朴な色合いでええ感じやと思う。これも安い。なんぼやったか忘れたけど 安い。1000円せえへん程度ではなかったろうか?これも値切っても相手 してくれへん。

こんどはTシャツ屋さん? 女性モノが結構あるけど男性モノが殆ど無い。 その中でおもろいもんが見つかった。 寝間着のようなしゃらっとひっかけるロングのシャツのようなけったいなやつだ こんなけったいなん大好きやからすぐに買った。

そんなこんなでここは見るだけやなしに買うとことしてもええとこやった。 […]