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最近読んだ本、「ハウスキーピング」、「荒海を渡る鉄の舟」

マリリン・ロビンソン、「ハウスキーピング」 とても不思議な本だ。違和感がありそうで惹き込まれる。スピード感がありそうで じっくり読ませる。読んでて楽しくもならへんし幸せにもならへん。 それでも気になってまた次を読んでしまう。 簡単に言えば面白くて魅力的な本だ。 ルースと妹ルシールはアイダホ州、フィンガーボーンというところに住んでいる。 森と湖がある荒涼としたど田舎だ。とても大きな自然がある。時々列車が通る。 お爺さんは駅員だったようだ。そして列車事故で死んだ。ある日湖に落ちた列車は 何処に行ったかわからない。居なくなった人たちの死体もわからない。 残された祖母のミセス・シルヴィア・フォスターに二人は育てられているが、 村人との交流は殆ど無いようだ。誰もがエキセントリックな存在なのか? 母はどうした。放浪の末、7年半後子どもたちをつれて故郷にもどってきて、そのまま 車で湖に飛び込んだ。何故か? ソッドハウスはとても孤独だ。 母の妹、モリーは中国へ行ってしまった。 母の妹シルヴィーは渡り労働者なのか? 渡り労働者って? 長距離貨物列車に潜り込んで暮らしながらあちこちを巡る人たちがいるのだ そうだ、その行き着く先で日銭を稼いで又渡る。 何という生活。 そして、祖母の代わりに姉妹の面倒を見ることに。 :本文より 「どうして私たちは眠ってるときでも、老いて他のことを顧みなくなってからも、 手の仕草や垂れ下がる袖や、とある何でもない午後の部屋の隅っこなどを頭に思い浮かべて しまうのだろう。 こんなあらゆる断片が、いったい何の為にあるというのだろう。もし最終的に つなぎ合わされるのでなかったら。」 果てしなく続く、雨とその後やってきた洪水。 村は泥だらけだ。 ソッドハウスの暮らしはどうなる? とても面白い。

鳥羽亮、「荒海を渡る鉄の舟」 幕末から明治維新にかけて活躍した人、というより明治維新を起こした人の一人と言える かも知れない人の物語。 文章に惹かれるところは少ないけど山岡鉄舟としての清冽で一直線な生き様には強く 心を打たれる。 飛騨高山で生まれ育った鉄太郎は剣の道、禅の道一筋に生きるストイックな男に なってしまった。故郷でゆったり暮らせるはずもなく江戸に出る。 剣の道を求め道場破りの日々、とうとう千葉道場に受け入れられう。 そして幕臣へ。 世の中は維新に向けてどんどんきな臭くなる。 鉄太郎はどうなるのか? 剣の道はどうなるのか? とうとう戊辰戦争へ。鉄太郎はどうする? 江戸を戦火から守るためにどうする? 勝海舟、西郷隆盛、さまざまな人達のなかで生き様を貫く。 こんな、一途で真っ直ぐな人はええんやけど家族からみたら難儀な人やったんかも 知れんなあ。 エエ話なんやけど、もっと丁寧に描いて欲しかった。

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