最近読んだ本、「僕が殺した人と僕を殺した人」、「村の名前」

東山彰良、「僕が殺した人と僕を殺した人」 素晴らしい。とても面白い本だ。 過去と現在が錯綜しながら記憶をなくした脳のなかを疾走する。 すべては少年時代のあの日のあの出来事から始まったのか? わたしは誰なのか? わたしはサックマンの弁護の為にここに来た。サックマンとは誰なのか? 少年相手の連続殺人鬼のことだ。しかし、本当は誰なのか?唯の狂った男なのか? わたしを雇ったのはアガン、台湾出身の実業家だ。なぜ彼を弁護する? サックマンはわたしと話をするあいだに少しずつ記憶を取り戻しているのか? 本当に? 30年前のあの日のことを? 1984年の台湾。ユンの両親が国を出た。ユンはアホンの家に預けられた。 バラックで紅焼牛肉麺をつくって家計をささえているのはアホンの妻だ。 ユンはそこの兄弟の兄アガンと仲いい。あとは不良グループのジェイ、その3人で いつもつるんで遊びまわっていた。 ブレイクダンス、ヤクザとの喧嘩、学校さぼり、友のためには命を張らないとあかん ときがある。 ユンの記憶が少しずつ蘇ってきたのか? ジェイの祖父の布袋劇がピンチになった。誰かが演じないとえらいことになる? 即興でユンがやったことは? ピンチはいくらでもある。でも挫けることはなかった。 そして、とうとう、あいつを殺さないとどうにもならん? ええ方法がある。 コブラか? そしてえらいことが起こった。 そしてカタルシスが・・・。 何故殺人鬼に? あのあと3人に起こったことは? 猛スピードで駆け抜ける展開。 とても面白い。

辻原登、「村の名前」 とても不思議な話だ。 これは現代の「桃花源記」なのか? それにしてはおどろおどろしいではないか。 まだ今のように近代化してない頃の中国の内陸の田舎での話。 どうやらそこは、陶淵明の「桃花源記」の由来となった地らしい? 今、現在、その地やと言われてるとこと同じかどうかは定かでは無い。 その地に乗り込んできた日本人たちがいる。 畳表を中国で生産できるかどうか材料の藺草が本当にあるのかどうか確かめに きたのだ。 彼らを案内するのは政府の貿易公団の役人たちだ。 しかし、何か雰囲気がおかしい。 いつまでたっても藺草畑を見せてくれる様子が無い。 それよりもと歓迎の宴が始まる。いつ果てるともないひたすら飲んで飲んで、 えらいことだ。今度は正式の宴が又始まる。 このあたりでは犬をつぶしてくうのがしきたりらしい。おかしらつきのやつを 食わんようなやつとは取引できへんということらしい。 わけわからんけどいつになったら商売がはじまるのだ? 何か他に企みがあるのか? 彼らが持ってる特別な元(兌換元)に興味がありそうだ。外国人しか持てない お金で特別値打ちがあるという。 何故か藺草より別のビジネスを持ちかけてくる? しかたなく藺草を探して村の中を彷徨ううちに美女にあった。 […]