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最近読んだ本、「サロメ」、「いまさら翼と言われても」

原田マハ、「サロメ」 この作家の本は出たらつい読んでしまう。やっぱり画家の作品と暮らしがテーマに なってることが多いんで興味深い。今回は、「サロメ」、作家と画家が登場する。 ユダヤの王エロドは兄を殺して王位に就き、その妃を自分の妻とした。そして、 あろうことかその娘、サロメにまで触手を伸ばそうとしている。サロメは、 獄に繋がれた預言者ヨカナーンに心惹かれるが激しく拒絶される。ある日、サロメは 王に舞を所望され、何でも好きなものを褒美にもらうやくそくで引き受ける。 そして、要求されたものはヨカナーンの首だった。 運ばれた首にサロメは口づけし、愛を語る。 エロドはサロメを殺させる。 こんな、妖しいエロスと耽美と退廃に満ちた戯曲を書いたのがオスカーワイルドだ。 そして、その挿絵を描いたのがオーブリー・ビアズリー。 二人と、オーブリーの姉、彼らにまつわる男たち、女たち、欲望と愛憎、倒錯の 渦巻くデカダンスの世界。 そして、オーブリー・ビアズリーの強烈な絵が登場する。 白と黒だけの世界。今まで見たこともない世界。憎しみと諧謔とエロスと退廃に 溢れた世界。常人のモラルと感性の限界を嘲るかのようだ。 この本に刺激されてオーブリー・ビアズリーの絵をじっくりみてあらためてその 鋭さに驚いた。この絵からあんな物語を紡ぎ出せるというのもすごいもんだ。 異論はないではないけど。

米澤穂信、「いまさら翼と言われても」 この作者の本を読み始めたら、いつも、こんなん推理小説になるんかいな、殺人も ないし、強盗もないし、命を狙う悪漢とのアクションもない。日常生活が淡々とある。 しかし、日常生活でも謎があるし、謎解きもある。 それが結構楽しくてスリリングで気が付いたらいつのまにかその世界に引き寄せられてる。 そして、またかなと思いつつ読んでしまう。 ある日、高校の生徒会長選挙があった。どうも水増し開票があったみたいだ。 しかし、どう考えても選挙管理員がそんなことをするはずがないし、そんなチャンス もなかったはずだ。一連の作業は厳粛に管理されて居た。 一体誰がどうやって? 中学校の時の卒業制作のことを思い出した友人がいた。誰かの手抜きで作品が 台無しになったという思い出。しかし、果たしてその人が本当に悪かったのか? その裏に何が隠されて居たのか? 先生が好きだというヘリの話に隠されたなぞ、漫画研究会の主導権争い。 果たしていろんな謎は解けるのか? ちぃちゃんはどこに隠れてしまったのか? 何故か面白い。

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ありがとうございました。

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