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京都、彩雲堂の国産印泥。

篆刻の勉強を初めてもう大分時間が経つ。それでも一向に上手にならへんのは、才能も ないし、努力のあともはかばかしくないからなんでしょうがない。 それはそうとして、ずっと気になることがある。 印泥の事だ。印泥は中国製しかないって思い込んでいた。日本で買っても中国で 買っても買えるのは中国製だ。なんでやろって不思議に思うけど、まあええかと 中国に行ったときには本場に来たんやからってエエもんを安く買おうと探しに行く。 確かに文房四宝を扱う店に行ったら印泥を何種類か置いてるけど、日本で売ってる 中国製の印泥の色と名前が一致するようなしないようなはっきりしいへんし、 品質ランクなどの基準もあんまり無いようなのだ。 日本でのように、箭鏃とか光明とかなんちゃらかんちゃらって言うてもあんまり 通じてる風でもないし品揃えもない。 色と値段で選ぶしか無いようなのだ。つまり気に入った色があってそれがそこそこの 値段やったらまあ良いもんやと思っておこうという具合だ。 前に中国に留学してた時に篆刻の先生が、安もんの印泥は化学染料をつかってるんで あかんというふうな発言をしていた。そういう事を考えてみると、今の時代、 どういう素材が使われているかチェックしようがないようでもある。 簡単に言えば信用できへん。 でもそれしかないんでしょうがない? こんな風やった。 それが最近篆刻教室の仲間に、日本製の印泥ってあるよっと聞いた。 京都の寺町近くにある彩雲堂って店で見たことがあるという。彩雲堂やったら知ってる。 水墨画や日本画に彩色する絵の具を売ってる老舗だ。前にお店にいったときに老主人が 色々説明してくれてかの富岡鉄斎もこの店の絵具をつかってたんやと教えてくれた。 ならばと買ってみたらたしかに色の伸びが良いし透明度が高いような気がした。 しかしあんまり水溶けがよくて伸びがええんで水を多用するわしの絵では滲んで しょうがないんで最近はあんまり使ってない。 けど、印泥は気になるんで見に行ってみよう。 ということである日、ちょうどこのあたりに来る用事があったんで彩雲堂さんに 寄ってみた。

もう代替わりしたようで老主人の代わりに若い女性がやってはった。 で、印泥の話をすると「ああ有りますよ」って簡単に出してきてくれた。 5種類ほどあるうちに2種類ほどが品切れだった。 見てると色合いがかなり鮮やかだ。そしてかなり柔らかそう。中国の印泥とは かなり見た感じが違う。 製法が違うんやろか? 印泥というのは艾(もぐさ)に珠砂(辰砂)という鉱物顔料を混ぜてつくるらしい。 国産も中国産もその点は同じやから製法が違うんかもしれん。 どっちがええんか遣い比べてみんとわからんと言うことだ。 色がしっとりといい感じなんでとにかく使ってみようと買うことにした。 15g単位で売っていて、30gで3600円x税。中国産に比べて高いかやすいか、 これも使ってみんと評価できへん。 ということで帰宅して、前に中国で買っておいた蓋物を取り出す。

入れてみたらエエ感じではあるけどちょっと少なかったかな?

早速押してみる。柔らかいんで印に印泥をつけやすい。そして濡れ具合がいい。 とても押しやすい。

それにしても押し方ヘタやなあ。もっと練習せんとあかんなあ。 使ってるうちにいろいろ違いがわかってくると思う。 こっちが中国で買った印泥。

量が違うけど、1万円くらいしたと思う。

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