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熊野古道、小辺路の旅04ー野迫川村の朝。

さて、熊野古道第一夜だ。早く寝よう。疲れてたら寝つきが悪い。それにエアコンが ないやんか。えらいもんで、さすが熊野古道の宿、夜はエアコンが要らんみたいだ。 合宿中の若者たちも行儀が良い、夜遅くまで騒ぐことはなかった、夜はどんどん 静かになっていく。虫の声が聞こえるくらいだ。 突然雨が降って来た。恐れていたことがやったきたのか? えらい雨音だ。明日はどうなる? 雨の中を歩くっていややなあ。特に山道は ぬかるんだら大変。滑って歩かれへん。寝てる部屋の窓の外は裏山だ。そこに ゴウゴウと雨が落ちてくる。えらいこっちゃなあ。明日の朝までにやんで欲しいなあ。 うじうじ思ってるうちに寝てしまった。 朝も虫の声がやかましい。もしかしたら雨が止んでるんではなかろうか? よかった。いけそうだ。 では朝ごはんをいただこう。

朝ごはんもなかなか豪華ではないか。とても美味しい。となりではフランス人も 朝ごはんを食っている。お箸の使い方がとても上手だ。どれも残さず綺麗に食べて はる。それではペットボトルにお茶を詰めてもらって、予約しておいたお弁当も もらって出発しよう。 民宿の方に登山口まで送っていただく。 なるほどここが大股のバス停か。

本当はここまで歩いてから、公衆電話で民宿に電話して迎えに来て貰わんとあかん かったのだ。ネットをみてると先人がそういう段取りを書いてくれてはる。 山の中は携帯電話が繋がらへんから公衆電話が必須とある。なるほど。おやっ? 公衆電話が撤去されてるやんか。そういえば昨日、携帯で電話したら繋がった。 事情はどんどん変わっていく。今や山の中でも有線電話より携帯電話が優先に なりつつある。

雨はしばらく降りそうに無い、ラッキーだ。では、出発しよう。今日は伯母子岳の 山頂経由になる。今回で一番きつい登りになりそうなんで気合をいれていかんとあかん。

おやまあ、いきなり急な登りだ。延々と登りが続く。つらいなあ。休み休みちびちび 登る。友人の一人が遅れ始めた。ちょっと調子が悪いんかな? よくあることだ。 元々体力抜群の人やから軽く考えてた。 今回は3人で歩いてるけど、多分、一番体力的に劣るのはわしやと思う。そやから4日間 もつかどうか心配やったのだ。普段から十分鍛えてる人でも時には不調な場合もあるんや なあとまだまだ軽い気持ちだ。 いろいろ思わぬことが起きていくのはこれから後のはなし。とにかく休みながら ゆっくり行こう。 萱小屋跡にでた。

小屋跡って言うても十分使えそうやし、薪もあるし、使ってるんとちゃうやろか? まだまだ急坂が続く。 時々ゆるい道になるととても嬉しい。

薄霧がただよう山道の景色も気持ちが良い。

延々と登ってやっと桧峠までついた。

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ありがとうございました。

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熊野古道、小辺路の旅03ー野迫川村、大股、「民宿かわらび荘」。

車で迎えに来ていただいて、気持ちヘロヘロ、足ガタガタになってやっと本日の 宿泊所、「民宿かわらび荘」に着いた。道路から入り口まで階段がある。こんな 段すらギクシャクロボット歩きで登る。目の前を若者たちが走っている。

何かと聞いたら、同じ宿に泊まってる奈良の高校生、陸上部の合宿中らしい。 元気やなあ。見てるだけで嬉しくなるほどだ。 とりあえず一息ついたらビールで乾杯して本日の頑張りを自分で自分に褒めて あげよう。

なんだかんだとうだうだしてると、「近くに温泉あるけど行きますか?」と宿の店主さんに 声をかけられた。普段、あんまり風呂好きではないわしやけどこんなときは温泉に 入って癒されたいって本気で思う。ここから車やと4、5分で行けるらしい。もとより 歩く気は全く無い。入浴料も宿泊客やからか負けてもらって大きな浴槽にゆったりと 入る。

露天風呂があったらもっとよかったんやけどそんな贅沢は言うてられへん。 とても気持ちが良い。 この温泉は、旅館あるいは民宿であるけど、お風呂だけのお客さんもいけるらしい。 車で来たキャンプしてるんやろか? それともドライブで遊びに来ただけなんやろか? 家族連れで来た人たちが何組か入ってきた。もちろん混浴ではない。 お風呂に堪能して、すぐ堪能するんやけど、ロビーに出ると、先に入ってた人たちが くつろいではる。ソフトクリームを食ってる子供がいてメチャうまそうだ。 疲れて、暑い風呂に入ったあとやからさぞかし美味しいやろ、わしも真似をしよう。

うまい。ビールよりこっちの方が五臓六腑に沁み渡るかもしれん。 民宿に帰ると、フランス人も既に到着していた。 一休みしてからわしらは晩御飯にしよう。

これはすごい。えらいたくさんあるではないか。アマゴの塩焼きにソーメン、 他にもたくさん。

そのうえ牡丹鍋もある。地元でとれたイノシシらしい。 とても美味しい。フランス人にも山で鉄砲で撃ったやつやとみなで身振りで説明 すると、わかった、わかったと喜んで食ってはった。宿の人に話を聞くと、熊野古道は 外人さんにも人気があって宿泊客も多いらしい。とくにフランス人が多いって言って はった。中国人はほとんどいないらしい。 サンティアゴ・デ・コンポステーラの影響やろか? それやったらスペインやし、 スピリチュアルな感じが好きなんやろか? わからんけど来てくれるのはありがたい。 最後におじやをくうかどうか? また、やどのおばあさんも一緒になってわあわあ 説明して、美味しかったって言ってもらった。 合宿の学生さんたちも盛り上がってる。 民宿のご主人夫婦もおばあちゃんも精一杯もてなしてくれる。 とても暖かい気持ちになれる。 さて、お酒も飲んでお腹もいっぱいになったんで、すこし寛いで、さっさと寝よう。 まだまだ先は長い。

民宿 「かわらび荘」 住所 〒648-0307 奈良県吉野郡野迫川村大字北今西841 […]

熊野古道、小辺路の旅02ー大滝集落から大股へ

高野山を出てからいままでずっと樹林帯の中を、しかも全く人家のないところを 歩いてきたけど急に集落があったんでびっくりした。昔はあたりまえやけどスカイラインや 国道がなかったんで熊野古道始め山の中を縦横に行き来する道があたりまえやし それをベースにそこで暮らす人たちも居れば、そこを往来する人達のための宿なんかも あって、山の中の暮らしと賑わいすらあったはずなんやけど、大きな道がずっと下に ついてしまったんで、そういう暮らしが下に降りてしまって、山の上の暮らしが どんどん無くなってしまったのだそうだ。わずかに残るこういう集落がなくなって しまわないように祈るばかりだ。 若い頃は登山をすることもよくあって、奥駆けこそしなかったけどテントを担いで 大峰山系の山に入るのが好きやった。紀州熊野の山には、日本アルプスなんかの 高くて険しい山に登るのとはまた違った魅力があると思う。 何故かと言われると難しい。 宗教性とか神秘的とかパワースポットとかあんまりのめり込む気はないんで、道 を歩いてても魂をゆさぶられたり天の声にひれふしたりすることはないんやけど、 緑深い木々の間をフィトンチッドを浴びながら森林浴気分で歩くのはとても気持ちが ええし、時々ガスが出て視界がぼんやり曇ってきたら、それも又景色としては とても良い感じだ。もちろんそれが雨になる予兆であることもあって、そんなときは 本降りにならんよう祈るだけだ。

そんな事を思いながら山道を登ったり下ったり。 しばらくするとスカイラインと合流してしまった。この先しばらくアスファルトの 道路を歩くことになる。

この道は面白い。奈良県に入ったり和歌山県に戻ったり、又奈良県に入ったりの 繰り返しだ。

時々遠くの山が見える。

アスファルト道路は起伏がすくないけど道が硬いんで結構疲れるし、おもろない。 早く樹林帯に入りたい。 やっと樹林帯に入る道の入り口まで来た。

ここらで昼飯を食おう。 山歩きの楽しみの一つは弁当を食うことだ。何はともあれ腹が減っては戦が出来ん、 足が前に進まんようになる。でまあ、道端の石にこしかけてちゃっちゃと食ってしまう。 元気がでたらまた頑張ろう。

こんな道はとても歩き易い。

それに標識が完備してるんで殆ど迷うことがない。

ここらへんは水ヶ峰集落というのがあったらしい。昔、活況を呈した村がどんどん 無くなっていく、寂しい限りだ。

あれっ、又、スカイラインに出た。ではなく林道に合流した。

ここから出たり入ったりの繰り返しだ。 少し歩いて展望台に出た。

なかなか景色がええし、風が吹いて涼しい。

椅子もあるんでゆっくり休憩してたら外国人が追いついてきた。 フランスから来た人らしい。今から昼飯やというてピザを食い始めた。 やっぱりおにぎりは合わんのかなあ。ものすごくデカい。 後で聞いたら2メートルあるんだそうだ。今は2時頃、聞けば10時頃高野山を […]

熊野古道、小辺路の旅01ー高野山から。

ずっと前に、那智大社から大雲取越え、小雲取越えをして本宮大社へ向かう熊野古道の 旅をしたことがある。初日からギックリ腰になりえらいキツイスタートやった。 ポカポカと尾根道を散歩しながらと甘いことを考えてたらガレ石だらけのとても 険しい山道やって大雲取越えを1日歩いたらへとへとになって2日目の小雲取越えは 歩くのを断念してバスで迂回してしまったという悲惨な結果となった。今回は、 高野山から小辺路ルートを歩いて本宮大社に向かおうという前よりはるかに強烈な コースだ。 1日目 高野山から大股まで16.8km 野迫川村 大股泊 2日目 大股から伯母子山を越え三浦口まで15.9km 十津川村 三浦口泊 3日目 三浦口から十津川温泉まで19.2km 十津川温泉泊 4日目 十津川温泉から果無峠を越え本宮大社まで16km 田辺経由で帰る 1日、1日はそれぞれ7、8時間とすれば無茶苦茶無理なコースではない。むしろ 楽勝かもしれん。しかし、それが4日続くとなると結構キツイんとちゃうやろか? 足腰がパンパンに張って、体中が固まって3日目あたりから歩かれへんようになるんと ちゃうやろか? 同じ年の爺さん3人の旅やからなあ。とても心配だ。 それにこの時は8月1日、1年で一番暑い日とも言える時だ。暑さにやられてヘロヘロに なるかもしれん。 一方、こないだエベレスト街道を延々と歩いた時もまあ大丈夫やった。こんども いけるかもしれんと言う甘い期待もある。まあ、とにかく行ってみんとわからへん。 出発は九度山のわしの家から。

電車に乗って極楽橋まで行く。 ケーブルカーに乗り継いで高野山、バスに乗り継いで、千手院橋までついた。

バス停から進行方向に少し歩いて右に曲がる。すぐやから気をつけんと通りすぎて しまう。金剛三昧院の石標が目印だ。 不安ながらも歩いていると標識が出た。

ここを右折してさらに進むといきなり急な登り坂だ。突然やからしんどい。 ろくろ峠までぐんぐん登りが続く。

今日は下るだけやって思てたのがえらい間違いやった。登りばっかりやんか。 行程はまだまだ序の口、

尾根筋を登りながら薄峠までついた。

なかなかしんどいなあ。 休憩を終えて歩き始めた。ここからしばらく下りだ。ありがたい。 道も歩きやすい。

目印の丁石もある。

前は九度山から高野山までの丁石道を歩いたことがある。この丁石は本宮大社から […]

中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-08、武陵源、天子山景区へ。

すっかり霧が上がって半ば興ざめな気持ちになりながらも本命の天子山景区に 向かう。

ここからは尾根伝いに道路が巡っていて自分たちの行きたいとこまでバスを利用するのだ。 バス停に並んだら、色んな行き先のバスがどんどん来るから目的のバスを選んで 乗ればお金はいらない。(入場料に含まれている。)どれがどこかは地図をしっかり 見んとようわからん。今回はガイドさんがいるんでそこは考えんでええから楽ちんだ。 バスを待つあいだにたくましいおじさんおばさんが焼き栗を売りにくる。一袋10元、 商売上手やからとても買いやすい値段に設定してある。 わしもつい買ってしまった。

これが結構美味い。 ではバスに乗ろう。世界遺産の山の中によくあるような電気自動車ではない普通のバスだ。 道はすべて舗装道路。観光開発が行き届いている、というか味気ない気がしないでもない。 場所によってはガラスの歩道や山登り降りの代わりのエレベータすらあるそうだ。 道路を見てると、普通乗用車も走ってるみたいに思う。住んでる人? 許可された人? 特権階級? わからんなあ。 てなことを考える間も無く目的地に着いた。 さあ見ろと言わんばかりの景観が待っている。

自然のなせる技はすごいもんだ。 岩山とは思えん尖ったやつがニョキニョキを生えてきてる。ここも絶景ポイントなんで 他撮りと自撮りが入り乱れて場所の奪い合いが熾烈だ。 と思ったら、一番ええ場所にちいさな椅子がおいてある。おじさんが番をしてる。 よう見たら写真を撮るための台にする椅子みたい。この上に登ったら、柵にも 邪魔されんと絶景を一望する写真がとれる。確か、10元って言うてたような。 えらいもんだ。ええアイデアだ。椅子一個でいくらでも稼げるではないか。 恐るべし。 しかし、ここで椅子を置いて商売をする権利は誰が許可してるんやろ? 規制ができるまではなんでもありなんやろか? こんなん日本で真似する人が出たら面白いやろなあ。 そこまでやるんは恥ずかしいって思うやろなあ? 中心にお寺の塔があるけど、今は修理中で中には入れない。前来た時は、中に入れて 塔の上から景色が見れた。そして、何やらありがたそうな仏像があって、ありがたそうな 尼さんが読経をしながら、人生占いみたいなのをやってはった。同行の通訳さんが えらい真剣に占いを聞いていて100元もお布施をあげていた。なにやら真剣な 悩みがあったんやろか? 人生って難しい。 そこから裏手に回る。 ここにも絶景ポイントがある。

変わらへんやんかと言うてしまえば身も蓋もない。 ちゃんとみたらそれぞれに景色が違う。

いろいろスケッチできた。 おや、そろそろ集合時間だ。

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中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-07、武陵源、カラオケロープウエーへ。

今日は世界自然遺産、「武陵源」を見に行く。アバターという映画に、わしは見てないけど、 出て来たらしい。奇岩、奇観の風景だ。特に朝が早いと朝霧が立って雲間に見える 奇岩の林立する姿がとても印象的だ。今日は天気が悪いそうやから余計期待できるかもしれん。

しかし、ここは中国でも一二を争う観光地なんで朝一番のロープウエーの混雑が 一番心配ではある。 さすがにもう人がうろうろ気が焦る。

チケット売り場は予想よりは少ないかな?

ここから階段があって、延々と並ぶのだ。階段は結構傾斜がきつく距離もある。

前に来た時はここで3時間以上待ったという記憶がある。十重二十重に並んで全く動かない行列の中で とうとう誰が機材を持ち込んだか、事務所が不満封じに持ち込んだか、それはようわからんけど 俄かにカラオケ大会が始まって、皆さん自慢の喉で歌いまくってた、司会をする人も いたようなんで無秩序なマイクの奪い合いではなかったんやけど、タダでさえ お喋りでうるさいのにカラオケはもっとうるさくて閉口したことであった。 その間に列はジリジリと進んで時間凌ぎにはちょうどよかったけど、まあこの国では やることが凡人の想像力をはるかに超えると感心した。 今回は意外と早く、30分かからないほどで順番が回ってきた、1車6人座れる席にも 全員詰め込まなくても余裕を持って登って行く。写真を撮るには上側がいいか、下側が いいか、窓は右側がいいか、左がいいか、悩ましいけど悩んでる暇はない。 カラカラカラってロープウエーが登っていく。

おや、もう妖しい岩山が見えてきた。

これはやっぱり写真に撮っときたい。誰もがそう思う。狭い車内で皆さん体を 捻りながらカシャカシャやってる。 これで霧が出てたらええんやけどなあって思う。 山頂駅に着いたらちょっとした広場があってビューポイントになってるんでまずは そこに行こうとし出した頃、いきなり霧が出て来た。

これはええやんか。奇岩は奇岩でええんやけど、霧で微妙に隠されると又一層 味がでる。

霧が風に吹かれて千変万化する様は見ていて全く飽きない風景だ。

すこしずつ移動しながら見てると展望台があった。 さすがそこからの風景は良い。他の観光客も興奮して写真を撮りまくっている。

ながながとポーズを決めるまではその場所を 占拠するのが苛だたしい。見てるうちにどんどん霧が晴れて来た。

山の天気はいたずらものだ。風雅幽玄の眺めも一瞬の夢だったようだ。 からっと晴れた中でこの日の観光が始まる。

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高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-55、バグタプルそぞろ歩き3。

お土産買ったらそぞろ歩きに戻る。赤いレンガが一際美しいどこか由緒ありげな一角が 見えた。地震のダメージも比較的少なそうなんは元々しっかりした建物やったから なんやろか、その路地を曲がる。

ここは孔雀窓がある通りというらしい。

窓に孔雀を始めいろんな装飾が施された壮麗な建物のある通りだ。

昔の僧院跡らしいけどなんと素晴らしい装飾なんやろ。

それでもやっぱり通りのあちこちに修理用のレンガが積み上げてある。ダメージが 少なかったというよりは修理が比較的進んでたからそう見えただけかもしれん。 その先にいくと、おばあちゃんと連れが二人、地べたに座って糸を紡いでいる。 いかにも観光客向けのわざとらしい光景に思える。こんな路上で糸を紡がんとあかん理由がない。 まんまとその手に乗った欧米系の観光客が子供達と一緒に一生懸命写真を撮って 盛り上がっている。

なんかちょっと面白ろないけど折角もりあがってはるんやからとちょっと写真を 撮らせてもらったらおばあちゃんがジロリとこちらを睨んで金をよこせと合図をする。 やっぱりそういうビジネスをしてはったんやわ。 申し訳ないけど何言うてるかわからんかったふりをして殆ど写真も撮らんとバイバイ させていただいた。 観光的な一角を抜けると又廃墟のようになってしまったあたりに出た。

やはり地震の傷跡は深いなあ。

まだまだ見るところはいっぱいありそうやし、見ればきりがなさそうやし、今日は とても暑いし、昨日までの旅の疲れもたっぷり残ってるし、まあこれくらいでここは 切り上げて又くる機会を持とう。 で、又夕方の渋滞の中をカトマンズまで戻ったらもう夕暮れ近い。 買い物ついでにもう一つ、地元の人が居てるんで買っておきたいものがある。 ネパールの西の方はインドのシッキムやダージリンと境を接している。ということは 殆ど同じような気候のはずやから、きっと美味しい紅茶が獲れるはずやし、そうやと 聞いたことがある。あっちはブランドになってしまっててえらい高いけど、こっちのは ええもんが安く買えるかもしれん。 ということで、タメル地区にある紅茶専門店へ。ようみたらミランさんの店の すぐそばだった。お店のある路地に入る手前の角だ。 お店に入ると紅茶のええ匂いがして気分を盛り上げてくれる。 早速色々見せていただく。見るだけではようわからんと言うと試飲さしてくれる ということになった。あっちの方では、中国人らしきお客さんが店の人としつこく 値段交渉をしてはる。 色々飲んでみてわかったんは、当たり前やけどええもんは美味しい。単純明解だ。 一番ええんはゴールデンチップというやつ。前にダージリンに行った時に買った 高級ダージリンティに引けを取らへん香りと味わいがする。 葉っぱもええ具合に解けてる。 やっぱりこれかなあ、100g千円以上する、結構高いけどこれが美味しい。

買って帰って家で楽しんでる。こういうやつもダージリンみたいにファーストフラッシュ とかセカンドフラッシュとか春茶、秋茶とかいろいろあって、もっと凝ったら、 どこの茶園とかもいろいろあるんやけど深堀りしだしたらきりがない。 そこそこ行き当たったとこでそこそこの味が楽しめたらそれでええとしょう。

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高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-54、バグタプルそぞろ歩き2。

ビールを飲んでカレーを食って腹が一杯になって幸せな気分だ。しかし、歩き出すのは 暑い。真昼の真っ只中へそろそろと動いていこう。バグタプルはカトマンズに比べたら こぢんまりしているように見える。しかし、路地の幅は広くてわりと碁盤の目に 近いようだ。カトマンズの、特にタメル地区の路地裏は右に曲がって、右に曲がって、 右に曲がって、右に曲がったら元の場所にこれるとは限らない。慣れへんわしは 目印を覚えといて元に戻るのが必死だ。それにしても路地裏の元気さはどこも 同じみたい。

崩れかけたレンガ造りの建物の軒先で野菜や肉や魚を売っている。

小さな市場の賑わいだ。地震で崩れかけたんか、古びて朽ちてきたんかその両方 なんかわからんけど、いかにも昔からこうだったようではないか。 でもそれはよそ者の只の感傷に過ぎなくて、現実はどこからみても厳しい。

あらゆるところが壊れていて、どこもかしこもが修理中だ。それもおおらかで 開けっぴろげだ。土に石に材木にレンガ、荷車にトラクター、バラバラで適当で ええかげんな気がするけど時間がきたら新しい建物が出来上がっているという 奇跡が起こるようなのだ。 日陰ではゆるりと時間が過ぎていってる。

長老達の会議なんやろか、

只の暇つぶしか。 ヤギさんも歩いてるし、

何故かこういうのがすごくええなあって思うのだ。

この広場もええ。

妖しい仏像も魅力的だ。

で、街の中をうろついてるとお店が沢山あるんで折角やから何か買って帰ろうと 思う。案内のミランさんによるとカトマンズよりはこちらの方が物価は安いのだ そうだ。それにさっきから彼方此方の店先にあるカシミアのショールが気になって いる。バッタモンを値切んのは得意やけど、こういうのは十分な知識がないと 騙されやすいから気をつけんとあかん。知り合いがいるうちに買ってしまおう。 因みにネパールのカシミアはパシュミナというのだそうだ。ネパールの人は誇りを 持って居る。これはカシミアやとは言わない。わしは違いがわからんからどっちでも ええんやけど どっかの国みたいに偽ブランドでないというのがありがたい。とりあえず オススメの中から1枚選んで買うことにした。軽くてふわっとしてええ感じだ。 首のところの毛やでって手振りで教えてくれる。 木彫りのクラフトも多い。いろんな物を売っている。こういうのも面白い。 けど買いたいと思うほど面白いもんとなるとあんまり多くない。高いもんはよう 買わんしなあ。なんやかや見てるうちにええもんが見つかった。 フクロウのちっちゃい置物だ。高さ15cmくらいだ。

顔が面白い。よう見たら中にもう一羽フクロウがいてる。 どこかで割れてるわけではないんで中のフクロウは外から彫り込んだらしい。 ようできてるやないか。フクロウは縁起のええ鳥らしいんで買ってみよう。 不苦労なんて語呂合わせ? それともミネルヴァ神にあやかって? それともやっぱりヒンズー教の神様と縁がある? 細かく値切って1000ルピア(約千円)で売っていただいた。

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高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-53、Shiva Cafeでダルバート。

バグタプルの街の中は昼近くになると殆ど日陰がない。どこを巡っても暑い日差しが 追いかけてくる。結構疲れる。スワヤンブナート寺院でも大概疲れたのは、エベレスト 街道歩きの疲れが溜まってるからかもしれん。時間もちょうどええんでそろそろ 昼飯にしよう。ミランさんが何を食いたいかと聞くんでもちろんダルバート、 地元のおいしいやつが食いたいというと友達の店があるからと連れて行ってくれた。 ダルバール広場にある「Shiva Cafe Cafe Corner Restaurant」というゲストハウスに併設されたレストランだ。

煉瓦造りの何となく由緒ありげな佇まいのお店だ。

中はエアコンはないけど涼しい。居心地の良いカフェという様子で欧米系の観光客の方たちが くつろいではる。

木と布が中心のエキゾチックな感じの中に、ネパールの寺院によくあるような黄色や緑の 鮮やかな色が溶け合ってとてもええ感じだ。 では、暑気払いにビールを頂こう。

カトマンズビールか、初めてやなあ。すっきりしてちょっと味が濃くてとても美味しい。 でランチは勿論ダルバートを頂こう。今日は友人の方はちょっとお腹の調子が悪いみたい。 どこに行っても絶好調の彼がそういう状態になるのはとても珍しい。山の中でずっと アルコールをがまんしてたのが裏目に出たんかもしれん。 まったりしてる間にダルバートができた。

ミランさんオススメの彼の友人が作ったダルバートだ。 ダルスープがとても美味しい。優しい柔らかい味わいだ。チキンカレーもとても美味しい。 ビリっと辛いわけではないけどスパイスが利いて味わい深い。野菜のおかずも たっぷりある。煮たかんじ、炒めた感じ、それぞれに家庭的な味がする。 生サラダもアチャールも味の変化をつくるのにとてもいい。 お口直しのヨーグルトもとても美味しい。 でも、ミランさんのカレーの方が好きかもしれん。 ご馳走さんでした。

店名 「Shiva Cafe Cafe Corner Restaurant」 ジャンル ネパール料理他 住所 Bhaktapur Durbar Square.Bhaktapur-11,Nepal 電話 +977-1-6613912 +977-1-6610740 営業時間 不明 定休日 不明 メニュー […]

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-52、バグタプルそぞろ歩き1。

それではバグタプルの街をちょろちょろ散歩しよう。

そう言えばチケット(1500ルピア)を買ったときに地図もいただいた。

この地図でいえば左から右に歩いたことになる。王宮やら寺院やら貴族の建物やら 見所いっぱいのところをミランさんから詳細な説明を受けながら歩いてたんやけど 残念ながらほとんど覚えてへん。歳をとったら忘れるのは矢のようだ。 なかなか高貴な感じの門から入る。

すばらしいレリーフやけど、修復のために外されている。

これも素晴らしい。文化の高さを物語るようだ。

外にで街に戻る。瓦礫のなかで修復中なのか? それでも住んで営業してまえと いうのか? 逞しい。

この街は、カトマンズと同じようにやたら人が多い。観光客だけではなくて、 地元の人もたくさんいてる。お店も多い。

ここは仏画を描く店らしい。繊細な仏画だ。でもここはヒンズーちゃうの?

ようわからん。 お土産屋さんが多い。

しかし裏通りはけっこうやばい。

酷いところも多い。

大きな煉瓦造りの建物とバラックの土産物屋さんが同居してるところがとても 面白い。

通り抜けたら広場があった。

陶器あるいは素焼きの焼き物の市であるらしい。

ここで捏ねて焼いて、売ってるのか?

独特の形はここの名物なのか? 貯金箱? いやいろいろあるみたい。 広場があればかならずお堂がある。

とてもええ感じではないか。

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高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-51、バグタプルで美味しいヨーグルト。

バグダプルの街に着いたようだ。正門に入る前に、ちょっと車を止めにと路地裏に 入って行きはる。駐車場がないのだそうだ。それは良い。裏通りに入るのは大好きだ。 普通とは違う風景が見られる。

それにしても地震の爪痕がひどいなあ。

瓦礫が一杯やし、つっかえ棒をつけた家が多い。

こんなとこええなあ。さっきまであの窓から綺麗な女性が外を見て居た。

写真撮るのも失礼なんでやめた。 土産物屋さんの前を通って、

路地を曲がって、

正面玄関のところに出た。 目の前に正面広場が広がっている。相当大きい。正面玄関と言うても門を作って チケット売り場を設けているということで、ここはひとつの場所というものでは なくて昔の王宮や寺院などからなる都市の跡地ということになるんやろか。簡単に 言えばカトマンズみたいなものだ。そしてここがバグダプルのダルバール広場と 言うことになる。

で、その前に、ミランさんが言うには、とっても美味しいヨーグルトの店があるんですけど 行きますか? そういわれたら、行かんとしょうがないやんか。入口から入って、広場を見ながら 右手奥の方に行く。

更に奥の方に入って行く。 あの辺りかな? もしかしたら行列ができかけてる?

ちょっとだけ順番を待って、頂く。

とても美味しい。濃厚かつ優しい味がする。たくさんはないけどこれくらいが ちょうどええんかもしれん 冷たくて美味しい。アイスクリームとは又違った味わいだ。 あっちの方でも他のスイーツを食べてはる。

こういう屋台でちょいと食うのはとてもいい。 日差しが強いんで暑くなってきた。

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高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-50、バグタプルへ

スワヤンブナート寺院のことをネットでチェックしてたら、「深夜特急」の舞台に なったところやと書いてある。沢木耕太郎の「深夜特急3 インド・ネパール」には そんな場面はないんで不思議やなあって思ったら、映画かテレビの番組の方だった。 主人公がこの丘の上の寺院に登ってカトマンズの街を眺めるのだそうだ。

番組はどういう話になってたんかはようわからんけど、深夜特急の本の方は カトマンズはあんまりええ印象のようには書かれてなかったように思う。 確かに物価が安く、人々の心も穏やかでその前に居たインドのように圧力感が なくて居心地が良いかわりに、バックパッカーたちはそこでダラダラと日を過ごし、 鬱陶しい雨が続く日々のなかで倦怠と怠惰に埋もれてしまって、このままでは 抜け出せなくなるという危機感を感じるというような話だったような気がする。 わしはカトマンズについては違った感想を持っている。確かにカトマンズは人の心が 優しく圧力感が少ないし、物価も安くて食いもんや宿も安いような気がする。 しかし、そこで沈没してるようなバックパッカーを見かけることはタメル地区あたりを 見る限りではあんまいいなかった。場所が違うところになってしまったのか、 もう昔の話になってしまったのか、そやから倦怠と怠惰というよりは、雑踏と 活気という感じがつよくて、どこにでもあるアジアの街角、わしの大好きな路地裏の 賑わいに出会える街として気に入っている。 それはともかく、ドラマの「深夜特急」ではネパールに入国した大沢たかおが最初に 来たのがスワヤンブナート寺院だったらしい。

長い階段を登ったらしいというのはこれなんか?

わしらは別の道を来たんでここは登ってない。トレッキングの後でこの階段を 登るのはいややなあ。 ここからのカトマンズの風景はなかなかええなあ。

もちろんこういうところではお土産を売る店もたくさんある。何か珍しいモンを 見つけたらそれが旅のええ記念にもなるんで時々買うことにしてる。

ここでは小さな笛を吹く仏神の像が目についたんで値段を聞くと2500ルピアと言う。 どうせ買う気やから値切るのが楽しい。でも敵もさるものなかなか頑張る。 結局1000ルピアということで決着した。こんなことでこちらが徳をすることは まずありえないんで妥当な範囲やったんやろと思う。 で、この寺院の見学はこれくらいにして次は古都バグタプルへ行こうと思う。 ここは、一昨年カトマンズに旅行に来て、ナガルコットからチャングナラヤンまで ミニトレッキングした帰りに何か煉瓦造りの大きな街があってどうも古い寺院都市 みたいやなあって気になってた場所だ。昨晩、ミランさんのレストランで話して いると、そこはまさしくミランさんの故郷なのだそうだ。友達も一杯いる。いい場所も 一杯知ってる。是非案内させてくれということで盛り上がったのだ。 一旦、カトマンズの市街地に戻る。

朝の渋滞がますます酷くなってる。

しかし、渋滞でも一応秩序がある。

がまんしてればそのうち通れる。 だいぶ前に中国で感じたことやけど、今はどうかわからんけど、渋滞になりかけると 秩序がなくなってカオスになってしまう、2車線であろうが3車線であろうが、 止まり始めたらどんどん横にでて、前に割り込もうとする、とにかく自分だけが 前に出ようとする。みんながそうするとデッドロックが起きて、誰も前に進めん ようになるのがわかっててもそうする。そんな繰り返しでどんどん渋滞のしこりが 大きくなって、小さな渋滞のはずが結局何時間もの大渋滞になってしまうという […]

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-49、猿の寺(スワヤンブナート)へ

さて、エベレスト街道から帰って1日呆然と寝て過ごしたような気がする。とりわけ 強烈な難所があったというわけではないんやけど、空気が薄かったし、距離が長かったし、 高低差も結構あったしと言い訳を並べてみるとやっぱり疲れていたということなのだ。 一晩寝たら疲れはとれたみたい、かな? 足腰はギクシャクしてる。まあ、今日一日 普通に過ごせそうではある。で、今日は予定どおり「Mustang Thakali Chulo」の ミランさんに案内してもらって、まずは「スワヤンブナート」というお寺に行く。 ネパール最古の仏教寺院と言われているらしい。

ここは猿の寺ということでも有名らしく伽藍の中に一杯猿がいてるらしいのだ。 ところで今日の朝飯は、宿代に含まれてるとのことやったんで無理に外には出ないで ホテル内で頂いた。

なかなか元気の出る朝飯ではないやろか。

今日1日頑張ろう。

まず車のあるところまで歩いていく。カトマンズの朝が始まっている。

どこも同じアジアの朝だ。

なかなかええ感じではあるけど、地震の爪痕も各所に見られる。

早く完全復興してもらいたいものだ。 で、車に乗ったが、なかなか市街地を出られない。朝の渋滞を根気よく乗り越えて 先に進む。やっとスワヤンブナート寺院に着いた。 なるほど猿が居てる。

小高い丘の上にあるお寺で、所謂名刹らしく参詣客と観光客で大にぎわいだ。 丘の上やからいきなり結構な階段がある。もう登るんは堪忍やと思いつつ、ちびちび 登る。 カトマンズの街が一望できる。大きな街だ。地震の直後はもっと酷く倒壊したところが 多くあったんやろなあって複雑な思いで眺める。

中央に立派なストゥーバがそびえていて、知恵の眼がにらんでくるけど、わしは何も 悪いことしてへんから問題ない。一点の曇りもない。どっかの政治家みたい。

地元の信徒やお坊さんたちが敬虔にお参りしてはるよこでわしら観光客はカメラで パチパチするだけ、

そんな中黙々とマニ車を回しているお坊さんがいてる。

これは右回りに回しながら歩かんとあかんらしい。 団体の信者さんたちがいる。チベット仏教のお寺らしい。そいえばタルチョが はためいている。聖地やから各国から信者がお参りにくるのだろう。

ブータンから来てはるらしき人たちもいる。

ブータンって幸せの国って言われてていつか行って見たいって思ってたんやけど 中国とインドに挟まれて国際的には色々悩ましいことも多いみたい。ジリジリと 中国が国境内に実効支配を進めてきてるみたいでアジアの海で起こってるような ことがヒマラヤ山系の山のなかでも起こっていると聞くと悲しくなる。 […]

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-46、雲の上で。

小さな飛行機は飛ぶときも簡単なような気がする。特になんの合図も挨拶もなく ブルンと動き出したかなと思ったら、すぐにググーンと背中に力がかかって、 飛んでいくなって思ったら、もうふわりと浮いていた。高いとこから出発したんで 高度を上げるのは早いようだ。 もう目の前に山が見える。

さらっと見えてるけど多分6000メートル級の山とちゃうやろか。 ぐんぐん近づく。

何となく空中を飛遊してる感じだ。エンジンの音が心地よい。 下を向いたら雲の下に民家が見える。えらいとこに畑を作ってはる。

似てるようで違うような大きな山が次々に現れる。 すこしずつ山が遠くになってきた。

雲の上をふわりふわりととんでいるようで気持ちがよい。

パイロットさんたちもなにか話しながら操縦してる。操縦席が丸見えだ。 どんどん雲が出て来た。

ええなあ。雰囲気ええなあ。見ていて全く飽きへん。しかし、どこかの少数民族 みたいな服をきちんと来たおじさんは、全く外の様子を見る風もない。 観光客でも関心のあるひととない人がいるようで、一生懸命見てる人もいれば グーグー寝てはる人もいてる。 とうとう雲の中に入った。

これはこれでとても良い。 幽玄の世界ではないか。

わずか1時間ほどのフライトだ。キョロキョロしてる間についてしまった。

首都カトマンズの空港とは言え、国内線、特にローカル線はとても簡単だ。 ルクラと同じように扉がタラップになったところから降りたら歩いて事務所に行くだけだ。

荷物を受け取って、1週間のエベレスト街道トレッキングの旅は終わった。 やれやれ。 後はホテルに行くだけ。1週間ぶりの風呂に入って、高山病が心配で結局全行程 風呂に入らなかった、着替えして、風呂に入らへんから着替えした回数も少ない、 思い切りくつろごう。 カトマンズの喧騒がなつかしくもある。

やっと現実が戻って来たな。

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ありがとうございました。

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高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-45、ルクラからカトマンズへ。

さて、エベレスト街道の旅も終わってしまった。今日はルクラからカトマンズまで 帰る日だ。飛行機の出発は午前7時、いつもやったら道中のリスクも考えて国内線でも 5時過ぎには着くよう行動するとこやけど、ここやったら空港まで歩いて10分、 ほとんど何のリスクもない。しかも、ホテルのスタッフが先に様子を見に行ってくれて 天気が悪いんで7時半出発に変更になったと言う。もう少し余裕がでた。ありがたい。 それでも6時半すぎにはホテルを出発する。 空港に着いたらなるほど少々天気がよくない。けど、飛べないほどではない。しかし 出発地点の天気も問題だ。なかなチェックインさせてくれない。

待ってたら次々にヘリコプターが降りては出発していく。あれって、エベレストビュー ホテルやらエベレスト近辺のヘリポートから人を運ぶチャーター機なんやなあ。 なるほど早いはずや。わしらはなかなか飛行機が来いへん。空港内はバスの待合室 みたい。便が集中してるらしく、乗客で溢れ帰って来た。 ヘリはどんどん来るけど、飛行機はどうやらもう少し遅れるらしい。 そのうちやっとチェックインが始まった。荷物の計量は厳重だ。一人、自分の 荷物と預け荷物合わせて15kgだ。飛行機が小さいんで重すぎたらあかんのだ。 時々人間もチェックせんとあかんのちゃうんというような人もいてるけど今日は大丈夫。 チケットをもらったら登場待合室に。 部屋が変わっただけで状態は変わらへん。韓国からの旅行者が多いらしくて、ぐいぐい 押してくる。窓から外をみたいんで押し合いだ。 どうやら8時頃には飛行機がくるらしい。そのうち、出口ゲートになるらしき扉の あたりに人が集まり始めた。並ぶ人もいれば横から入ってくるひともいる。 フライト番号だけが決まって居て、席はフリーやから早いもんがちになる。帰りは 右側の席がいい景色を見れるんで取り合いになりそうだ。前へ、前へ。 頑張ろう。 そのうちやっと飛行機が来た。

荷物も運ばれていく。

わしらの番だ。 どどっと前へ。 一番前の韓国グループが止められている。フライト番号が違うらしい。わしらが 前になった。機内へ急ぐ。急がへん人もいてる。景色なんか見飽きたか、見たくも ない人たちだろう。狭い場所やから急いでも順番は変わらへん。 小型飛行機は乗り降りが簡単だ。行ったら直ぐに乗れる。前回は前の方に乗って、 翼の下やったんで見えにくかった。今回は一番後ろに乗ろう。

やっと出発だ。約1時間ほどのフライトでカトマンズに着く。

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ありがとうございました。

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