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熊野古道、小辺路歩き、リベンジ編−04、今西辻,平辻から大股へ、熊が出たらしい。

やっぱりフランス人やった。今回は女性だ。やっぱりフランス人は熊野古道が好きらしい。 わしらのつたない英語でいろいろ聞いて見る。因みに記憶は適当やから後で聞いた話も混ざってる。 彼女は40うん歳??の小学校の先生らしい。日本には2ヶ月近く滞在する予定。どうやら 山や自然の中にあるスピリチュアルなモノがお気に入りらしく、自然崇拝のカミサマや 日本の神道なんかにも興味があるみたい。スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラに 行ったこともあるらしく、1000km歩いたよって言ってはった。こういう巡礼行に興味が ある人達が熊野古道を訪れてるんではないかと思う。 今回は、まず九度山から町石道を歩いて高野山まで行ったらしい。(すごい) 高野山では7日間居てはったらしい。高野山を1日で通過するなんて考えられへんって 言うてはった。それで本日高野山を立ってわしらと同じルートで小辺路をたどって 本宮まで着いたらしばらくその界隈をウロウロするという。其の先は未定で、後で 考えるけど、四国88箇所巡りなんかも気になるなあって言うてはった。すごいもんだ。 てなことで、弁当を食い終えて、足の手入れも終わったんでわしらは先に出発する。 14時近い灼熱の舗装路を又トボトボ歩く。 しばらくするとやっと地道に入る標識が出た。ここが今西辻かな?

ありがたい。 樹林の中を気持ちよく歩く。

ちょっと歩いたらまたコンクリート、かなわんなあ。

もう少し歩くと平辻に出て、又地道に入る。

やっと生き返って、トボトボ歩いてたら、後ろからリンリンリンって軽快な熊よけの鈴の音が 聞こえて、先程のフランス人がさっき教えた「マタねー」の声をかけながら通り過ぎて 行った。とても足取りが軽い。

若いなあ、元気やなあって羨ましく思う。

ところがこのあとえらいことがあったらしい。これは、下りきって、たまたま同じやった 民宿で晩飯を食いながら聞いた話やけど、このあと彼女が山を下ってたら、前方20mほどの ところを熊野親子が山の斜面を上から下へ道を横切って走り抜けたらしい。

一瞬の出来事であったけど、その場で凍りついたという。 無理もない。 とても大きな熊で赤ちゃん熊を連れていたというからとても危険な状況だ。 山の下にある川の方に向かって猛スピードで走り下ったらしい。その後5分ほどは 其の場に立ち尽くして、熊よけベルをひたすら振っていたという。 何と恐ろしい。 それをしらんわしらは、下りと言えどもしんどいなあって言いつつのんびり降りて いたのだ。 勿論、後でそれを聞いた民宿のご主人はさっそく役場に電話していた。 こういうときどんな処置がされるんかはようわからんけど、わしらとてこれから先が 心配ではないか、この暑さと、足の指と、熊と心配事がいっぱいだ。 まあ、それは後の話で、この時点では熊の事は露知らず、わしらは林の中を 歩き抜けて、又、コンクリートの道にでた。 ここをしばらく下ると今日の宿である、民宿「かわらび荘」の看板がある。

さて、ここから1kmほど下ると大股バス停に出る。地図の上ではそこが目的地だ。 民宿はそこから結構歩かんとあかんので、バス停から電話してくれと言われてる。 それやったらここから電話して迎えに来てもらっても車に載せてもらう距離は殆ど 変わらへん。違いは地図上の目的地をこの足で踏んだかどうかだけだ。

当然大股バス停は明日この足で踏むんで、同じ事とちゃうやろか? […]