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中国、浙江省、古村の旅ー08、杭州でお買い物。

お腹が一杯、ビールも飲んで体が重いけど、杭州にきたらわずかな時間も惜しんで 買い物をせんとあかんのだ。やっぱりここが美術大学を擁する土地だけに書画道具が 買い易くて安い。何より学生時代に友人や先生に教えてもらった店やから安心して 信用して買えるのがありがたい。 いつもやったら、河坊街の東の外れにある文化体育市場というところにまっすぐ 行ったら、いろんな書画道具の店が集中してそこにあったんやけど最近は、その建物が 再開発されて中の店も散り散りになってしまったと聞いた。わしらが懇意にしてた 店何軒かは、呉山広場の近くの「呉山品悦城」というビルに移転したらしい。 幸い、そこはホテルから行くと前の文化体育市場より近いんで助かる。 懐かしい、杭州美術学院のあたりの美術書書店ももう前とは違ってしまってたんで そうそうにそちらに移動しよう。

それにしてもこのあたりは風光明媚なところだ。美術学校があるのにふさわしい。 この写真の右手奥が西湖で湖岸には美しい柳並木があって、鶯が鳴いている。

ここから10分ほど歩くと目指す「呉山品悦城」に着いた。今ではここも新しい、 文体市場のように、書画道具の専門店がびっしりと軒を連ねている。紙(画仙紙) の専門店、筆の専門店、墨や印泥の専門店、篆刻石の専門店、硯や画材の専門店、 なんでもある。昔に比べて値段は高騰してるけどまだまだ日本で買うより安いのが ありがたい。 で、わしの今回の一番の目的は画仙紙だ。それも大っきいやつ。100号(162x130cm)が とれるやつだ。日本では麻紙なんかは手に入るけど生宣紙は大きいのがないのだ。 京都のある店でやっと見つけたけど、3.5mx1.5mのやつが大幅値引きしてもらって 1枚15000円だった。これはたまらん、絶対中国で探そうと思ったのだ。 で、行きつけの紙の店、「紫竹園」と言うところへ直行する。 どうかな? あった。 さすがやね。3.5mx1.5mのやつがある。2種類あって、ええ方のやつが、10枚で 8000円強だ。すごい。早速買おう。しかしどうやって持って帰る? 折りたたむわけにはいかんから、初期状態の巻紙状で、濡れんように、曲がらんように しっかり梱包してもらったけど所詮紙だ、気をつけんと凹んだり折れたりして線が 入る。そっと運ばんとあかん。 それにしてもよかったよかった。 結果的には苦労したけど無事に日本に運んで帰れた。

後は、筆を買ったり、篆刻石を買ったり、いろいろ買って書画道具はおしまい。 その後はクルミを買いにいく。今はクルミの季節らしい。

いろんな店があって、いろんなクルミを売っている。大きいの小さいの甘いの、 ほどほどの、甘いのは砂糖を入れてるのがあるらしい。 やっぱり自然のがええ。 ずっと前にここでやっぱりクルミを買って失敗したことがある。殻付きを買って 家で割ったらええやんかとあさましいことを考えたのだ。その方が安い。しかし、 家で割ろうと思ったらとても割り難い。割った殻と実が混ざってとても食べ難い。 ウイスキーを用意して割りながら食おうと思ったら、殻ばっかり口に入るんで いつまでたっても酒のあてにならへん。 クルミの殻をホジホジ弄びながら酒ばっかり飲んでしまったという苦い思い出がある。 こんどは実ばっかり袋に入ったやつを買おう。

500gで1600円ほど、まあ安いのではないか? 家で写真をとるころにはもうほとんど食ってしまってた。 小粒でとても美味しい。

街角歩きをすると、果物屋さんが目につく。 […]

中国、浙江省、古村の旅ー07、杭州へ着いた、「西湖春天」で昼飯を食おう。

さて、早々に西塘古鎮の見学を終えて杭州に向かおう。約2時間ほどのバスの旅だ。 杭州に向かうのはとてもワクワクする。見慣れた風景が近づいてきた。 2012年に杭州の中国美術学院に留学していたとこだ。わずか3ヶ月余り居ただけやのに もう故郷に帰って来たみたいに懐かしい。 しかも、今から行くレストランはその学校の正面玄関の向かい側にある。

とても美味しい広東料理系の料理をだす店だ。お洒落で清潔な店で、若い人達に 人気があるようだ。前よりは若干小さくなったようだ。

それでも相変わらずガラスを基調にした明るい店内は予約のお客さんでごった 返している。向かいの学生寮に居るときも何度か食べにきたけど、学生暮らしには 高いんであんまりはこられへんかった。 青島ビールではあってもビール瓶までお洒落やね。

最初はキノコと野菜のスープ。

豚肉の前菜。

とても美味しい。 つぎはインゲン豆と

オクラの料理。

ここはヘルシーな野菜メニューが多いんで女性に人気の店なのだ。 味付けは広東風であっさりして脂濃くない。 この野菜炒めもとても美味しい。

やっぱりここは野菜が美味い。 これは芋。ほっこりして美味しい。

蝦もある。

これも川蝦やろなあ。でも美味い。 キノコと豚肉炒め、勿論美味しい。

あさりの料理まであるとは驚いた。

と思ってたら焼き餃子まである。中国で焼き餃子には殆どお目にかかったことが ない。とても珍しいけど、とても美味しい。しかも羽根付きパリパリだ。

餡は高菜かな? 野菜餡。いいねえ。 最後は小籠包。

昼飯は簡単にって思ったけど結構食ってしまった。体が重い。

店名 「西湖春天」 ジャンル 広東料理、杭州料理 住所 杭州市上城区南山路101-17号 電話 +86 571 […]

中国、浙江省、古村の旅ー06、水郷、西塘古鎮で遊覧船に乗る。

さて、そろそろ朝一番の遊覧船が出る時間だ。今のところここの本日の入場料は 払ってない。昨夜無料で入ったんで入場ゲートを通ってないのだ。遊覧船に乗る時に 入場券も見せろと言われたら面倒になる。それやったら船に乗るのをやめとこうか? 結果的には大丈夫だった。船賃だけだ。

船乗り場に急いでいたら、お菓子屋さんが目についた。

日本のきんつば饅頭にとてもよく似てる。どんな味か買ってみよう。腹が減ってる わけでもないし、甘いもんが食いたいわけでもないけど、ただの好奇心がそうさせる。 そうなると、お隣のちょっとした食いもんもその気をそそるけど、まあ、なんでも かんでもはやめとこう。

きんつば風饅頭は豆の餡みたいで素朴な豆の香りがする。甘さも素朴ではあるけど あんまり控えめな甘さではない。これ一個で結構腹が膨れた。

さて、船着場が近づいた。

わしらも乗り込もう。

わしらの船はちょっと大きめ、船頭さんの場所にも屋根がある。

船に乗ったと言うても景色はそれほど変わるわけではない。 ただ、視点が低くなるんで見た目の趣がかなり違う。 これはこれで面白い。

ゴミ掬いのおっちゃんがいるのはどの水郷でもそうだ。見た目はこれで綺麗になるけど この水で野菜を洗ったり、洗濯したりしてるんは変わってないみたい。これがある限り 簡易ゲストハウスみたいなのには泊まるのを躊躇する。まあ考え方が変わらんので あればどこで泊まっても同じかもしれんけど。

おやおや、よう見たらこのお店は昨夜、晩御飯を食べたとこではないか。

明るくなってからみたら随分見た目が違ってる。下から見上げるせいもあるのか。 なかなか面白そうなとこではないか。昨夜はここの2階で飯を食ったのだ。そう言えば 猫はどこへいった?

船はどんどん進んで行く。

だんだん奥が見えてきた。 こういう風景を上手に絵に描きたいものだ。

そうそう、この左手にあるようなゲストハウス、こんなとこに泊まって見るのも ええもんやとは思うけど、やっぱりなあ。

とうとう終点に着いた。

道中はなかなか絵になる風景であったけど、どれほどの絵が描けるかどうかはまた 別問題だ。 精進、精進。

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ありがとうございました。

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中国、浙江省、古村の旅ー05、水郷、西塘古鎮に朝が来た。

古鎮の中で一夜開けた。さて、これから朝の観光客が賑やかになるまでの2時間 ほどをゆっくり気楽に見て回ろう。

これで川霧が立ってたらとてもええ感じなんやけど、これでもなかなかいい。 昨晩、赤やら青やらの光を頼りにみた景色が普通の光でみるとまるで違う。

浮き足立った風景もしっとりと落ち着いて見える。 橋の上に立って疎水を眺めるのが良い。

反対側もいい感じだ。

家と柳が水面に映ってふんわりと緑に包まれた感じができている。 遠くで小さくなってぼんやりと消えて行くのが面白い。

ここの古鎮の良いところは疎水に沿って並ぶ家々の軒下がずっと繋がって長い長い 通路になっているところだ。それは誰しも思うところであって、映画にもよく登場する。

疎水を左右に見渡すとそういう家々がベッタリと水に映って、上下対象の上が本物か 下が本物かわからんような見え方が絵に描いてみたいほど面白いと思ったら、やっぱり 絵に描いてる人がいてはる。

どっかの美術学校の学生さんみたいな感じだ。 絵の具もイーゼルも用意して 本格的だ。水彩画なんかな?色が綺麗に描かれている。 じろじろと覗き込むのは無作法なんで、通り過ぎるふりをしてちらりと見ようかなって 思ったけど、そんなんも面倒くさいんで結局ジロジロ見る。

まあわしらもそうやけど、夢中で描いてるときは他人にみられようがどうしょうが あんまり気にはならへん。 わしらも同じとこでスケッチしょうかと思ったけど、もっとええ場所ないかとうろつく うちに機会を逃してしまった。 とりあえず、疎水を端から端まで歩いてみる。 昨夜、撮影スポットやったとこは、昼間でも撮影スポットではあるけど、なんとなく わざとらしい。

その上に段々と観光客が増えてきた。 少しずつせわしなくなる。 実は見かけのええスポットの横にある裏路地の方がよかったりする場合が多い。

あっちこっちの裏路地を覗いていると路地裏研究家になった気分になる。 それもええかもしれん。

さて、そろそろ舟が出る時間がやってきたんかな?

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ありがとうございました。

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中国、浙江省、古村の旅ー04、水郷、西塘古鎮で夜のお散歩。

お腹いっぱいで、ほろ酔い気分になったんで、これから夜の水郷を散歩してみよう。 まだまだ夜はこれから、観光客も元気一杯だ。

お店もそれをあてにどこもかしこも開店歓迎体制十分だ。 わしらもつい何か買ってしまいそう。

少々、照明が明るくても派手な電飾がなかったらいい感じになる。 閉店シャッターの店なんかはほとんど見当たらへん、日本の商店街とえらい違いや なあ、日本も頑張らんとあかんなあって思う。 こういう屋根を下をトム・クルーズが走り回ってた。

あのとき暴れて壊れたとこはどうなったんやろ? どうもなるはずがない? 典型的な水郷古鎮の橋が見える。

昼間の景色もええけど、夜のこんな感じやったら又ええかなと思う。 おやおや、ここは一番有名な撮影スポットみたいやけど、

こんなにギンギンギラギラにしてしもたら味も素っ気もないやんか。やっぱり このポイントは明日の朝、楽しませてもらうことにしよう。 てなことをわいわい言いながら裏通りにまわる。えらい賑やかな音楽が聞こえてきた。 バーやらクラブみたいなとこが立ち並ぶ一帯みたい。

これは又、派手派手しい。昔の日本のディスコそのものやんか。お立ち台みたいなのまで あるんとちゃうやろか。恥ずかしくて覗いて見る気もしいへん。ここ一軒だけや なくて何軒もあって、短いスカートのお姉さんたちが中から笑顔を送ってくれてる。 でも、わしらは年齢制限で止められそう。 どの店も若い人たちで超満員だ。えらい盛り上がってる。 日本のバブル期の気分がこのへんでまた立ち上がってるんやろか?

わしは、こんなとこの方がええ。

こんな薄暗い路地の奥まったとこになんか嬉しいことがありそうではないでしょうか。 夜の街はまだまだ続く。

妖しい商売のお姉さんたちではない。ただ喋ってはるだけ。 いつまでたっても夜は更けない感じがする。 わしら年寄りはそろそろ帰って寝るとしよう。

良い子の夜遊びはこれくらい。

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ありがとうございました。

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中国、浙江省、古村の旅ー03、水郷、西塘古鎮、「送子得月楼」で晩御飯。

夜の西塘はひっそりしてるかと思いきや、まあ反対の予想もしてたけど、やっぱり 賑やかやった。

夜は夜で楽しみがあるんかもしれん。この界隈に泊まる人も多いんやとわかった。

それとも遅くまで楽しんでどこか近郊のホテルに戻る、あるいは上海や杭州などの 都会まで帰る予定の人たちかも知れへん。 わしらの食事の場所はここだ。

比較的有名なとこらしい。入り口は大きめの食堂といった感じでなかなかええ。

人数が多いんで2階に案内された。

2階からの眺めがとてもいい。窓の外には猫もいてる。しきりに中に入りたがるけど わしらにはどうにもできへん。 猫には悪いがわしらの晩餐が始まる。

ビールは西塘ビール、ご当地モンではあるけど、特にどうということはない。

豆と百合根? なかなかええ前菜だ。

川エビがこの地の名産だと言う。美味しいけど癖もある。

ベーコンのような豚肉、これも名産らしい。

わしの好きな卵焼き、野菜が入っておいしい。

テリーヌ風? なかなか都会風の料理やんか。

茄子は分かりやすくて美味しい。

空芯菜ではない、美味しい野菜。

機嫌がええから老酒(紹興酒)も飲んでしまおう。

10年モンやけど結構安い。美味しい。 鶏料理も分かりやすい。中国は地鶏が多いんで美味しい。

このスープはとても美味しい。野菜も鶏肉もたっぷりだ。

おごげ料理は珍しい。

これはお餅、

最後は麺で締める。

麺は細麺で柔らかめでしなやかでとても美味しい。 いきなり初日から大宴会になってしまった。今回もご馳走ずくめの旅になりそうだ。 ご馳走さんでした。

店名 「送子得月楼」 ジャンル 蘇州、浙江料理 […]

中国、浙江省、古村の旅ー02、水郷、西塘古鎮へ到着。

実は水郷、西塘古鎮に来るのは今回3回目だ。それほどええという意味でもないけど 悪くはない。上海から南西100km強と比較的便利な場所にあるとても有名な水郷古鎮だ。 最初にも述べたように今回は有名な古鎮は避けて、名もない鄙びた村を巡る旅のはず、 なんでと言うと、やっぱり一つくらいは有名どころを入れておいた方が、仲間もいることやし、 あんまりマニアックばっかり求めるのもどうかなって、気がひけたのと、水郷が初めての 人もいてるし、今回は水郷に泊まる事ができるというのも魅力やったし、なんやかんやで ここも旅程に入った。 なんで有名かと言うとMI3でトム・クルーズが走り回ってたからかもしれん。 どうでもええけど。 最近の中国は民宿ブームみたいで、特にこういう観光地の中に泊まるのもはやりみたい、 そういえば、いままで行ったなかにも如何にも妖しげなゲストハウスが沢山できてた けど、トイレや炊事なんかの実態はどうなんやろ、見た目だけ小ぎれいでも信用できへん こともある。そんな実態も今回は見られるかもしれん。 それに水郷に泊まるのは初めてやから、夜の景色、あるいは朝の景色も面白いかも知れん。 どんな風景に出会えるか楽しみだ。

飛行機が遅れたんで上海出発が17時頃になったんで着いたらもう19時だ。 あたりは真っ暗、

大丈夫かいな? と思うけど、大丈夫でないはずはなくて、ホテルは目の前にあった。

道にプロジェクション、粋な感じやけど、時々こんなんを見るのは流行ってると 言うことなんか?

中に入ると今風に小洒落た田舎屋なんか、コンクリート打ちっ放しの現代アート風なんか ようわからんけど動線がようひっかかって動きにくい上にエレベータがないというのが おしゃれやと言うのか? 無料WiFiもロビーでしか使えないのに? それでも 部屋に入ったらまあそこそこ綺麗でしゃれたシティホテルと思えなくもない、 当初の予約したとこでなくて、ちょっと手違いがあって急遽予約したホテルにしては まあまあ居心地も良いかもしれんとこやったんでよかったと思う。 かなり遅くなったんで、来るときに食べすぎ気味であったとしても相当腹が減って きてる。夜の西塘も楽しみだ。 晩御飯を食べがてら夜の散歩をしよう。 幸い17時過ぎての入場は無料なのだそうだ。それで明日も出入りせんかったら そのまま無料ですみそう、しめしめ。 では、観光客が帰ってしまって静かになった西塘を楽しみに行こう。 電飾なんかが無いことを願う。

店や住居の光は問題ない。 でもなんか悪い予感がするなあ。

ホテル名 西塘古鎮風景名勝区枕溪美宿 住所 西塘古鎮塔湾街毛家弄87号 電話 86-573-84570506 13656832095

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中国、浙江省、古村の旅ー01、初めは上海から。

年頭のご挨拶でも述べたように、昨年末にとても良い旅をした。中国は観光化され すぎてもうおもろいとこないわと考えてたのを改めるような内容だった。それが この旅だ。果たしてどんなもんなんか楽しみにご覧あれ。 旅の初めはいつものように関空から上海に飛ぶ。前回とは違って人数が少々少ない。 それと、友人たちとわしとが便が違う。 ちょうどのタイミングでわしのJALのマイレージが流れそうになってた分があった。 それでわしだけ旅費節約の為にマイレージでいかせていたくことにしたのだ。 そやから友人たちの出発は午後の1時半頃やけどわしの出発は午前10時過ぎだ。 まあ、上海の空港で待てばええだけのことだ。 と思って関空に着いたら、いきなり1時間半の遅れと出てる。これは待ち時間が 減ってラッキーやんかと喜んだけど、同じ原因やったらきっと後の便も遅れるんで 待ち時間は変わらんやろと思ったら結果的にはそうなった。 2時間半前に空港について更に1時間半遅れになったんで相当余裕がある。 今回は初めて、出国のパスポートチェックで自動化ゲートを使ってみた。事前に 機会があったんで指紋を登録しておいたのだ。指紋を認識しない人も結構いると いうことやったけどわしの場合2度目でなんとか登録できた。そのせいかどうか、 自動化ゲートを通り時、なかなか指紋を認識してくれへん。もたもたして結局並んで 通った人たちより遅れてしまった。次からはもっとうまくやれるんやろか、指の 置き方次第やったんやろか? 自動化ゲート通ったら時間がかかるだけやったら 意味ないやんか、課題ができた。 それはともかく時間がある。 幸い、JALのチケットはエコノミークラスやけどラウンジが使えるんで今回はラッキーだ。 ラウンジでゆっくりしよう。 JALラウンジも何故か食べ物がどんどん良くなっていく。ビールだけやなくて、 カレーもあるし、スープも味噌汁もあるし、サンドイッチや他のおかずもある。 機内食をあてにせんでも出発前に充分お腹がいっぱいになる。

特にカレーがスパイシーでおいしくて人気なのだ。(お隣さんもカレーを食べてる らしい)もちろん無料WiFiもある。新聞は競争が激しい。本を読んでゆっくり 待ってたら時間がきた。 今日は機内食パスしょうかなあとか思いながら乗り込む。しかし、先に回って きたアルコールの時、聞いてみたら恵比寿ビールがあると言う。それならちょっと 飲んでみよう。 恵比寿ですかと言いながら、アサヒをだしよる。 大阪の人間相手やからわざとボケてんかと思ったら、間違えただけらしい。

ご飯はいらんかなって思うけど、酒のあてにちょっとだけ食べよう。

てなことでごきげんに酔ってるうちに上海なんてすぐについてしまう。ここは 自動化ゲートはないんで、混む時は混むんで、結構時間をかけて入国審査が終わった。 並ぶ列の運不運もある。審査官の処理速度が人によってえらい違う場合があるし、 旅行者によってはなぜか審査に手間取る時もある。荷物をもらって外に出るけど JALは第1ターミナルだ。友人たちはCAやから第2ターミナルに到着する。まだ 時間はあるけど先にそっちに行っておこう。 第1と第2は平行した大きなビルで真ん中に長距離バスの乗り場やリニアモーターカーの 乗り場を挟んで反対側にある。それなりの距離はあるけどスーツケースを持ったまま でもしんどいというほどではない。 まず到着ロビーを探そう。 おや、ビルの入り口で安全検査がある。結構厳しい、面倒だ。 通路は2階、到着ロビーは何階やろ? 一旦1階に降りてみる。 全然違う、ここは昔到着ロビーやったとこや、わからんから聞いてみたら2階やと言う。 最初のとこやないか。なるほど奥にいくと国内線到着があって、その奥に国際線 […]

中国で買った22年モノの紹興酒の話

今回の中国旅行の最終日に上海の老西門のあたり、里弄(リーロン)といわれる 昔ながらの裏町長屋みたいなところの真っ只中にある「孔乙己酒家」に行った。 孔乙己と言うのは言わずとしれた魯迅の小説のタイトルでその主人公の名前だ。 毎日、居酒屋で入り浸ってるルンペン文士みたいな男で、お客に酒をねだって 呑んだくれている。そういう世界を再現するような感じで魯迅の故郷、紹興には 「咸亨酒店」と言う店があるけど上海にはこの店がある。噂によると、「咸亨酒店」 と言う店もできてるらしい。お互いにどう言う関係かはようわからんけど、魯迅 の名声を利用してることだけは確かだ。 まあそんなことはどうでもよくて、料理と酒が上手ければ何の問題もないわけで、 確かに料理は老紹興料理やら老上海料理をくわせて、それがもちろん約束通りの、 甘い料理のわけではあるんやけどその甘さが紹興酒のコクから発生するような 甘さであって結構おいしい。もちろん小説に出てくる茴香豆も用意されていて、 美味しいというよりは気分に浸ることができるようになっている。今回この店に 行ったのは料理を食べたいということももちろんあるんやけど、ここの紹興酒が また、格別においしいという目的もあった。小説の呑んだくれを彷彿とさせる ように量り売りの紹興酒がおいてあって、それが普通以上に甘ったるくて、わしも 含めて普通の酒飲みやったら敬遠してしまうほどなんやけど、意外とコクがあって 濃厚で奥が深い風味があってとても美味しいのだ。22年モンという上等の酒で あったせいもあるけど、それが結構安かったんで、もちろん店のなかで大量に 呑んで食ってした想い出話は別の機会にブログの流れでするとして、その時に、 その量り売りの紹興酒を持ち帰りできるということで、瓶につめてもらって日本に 持って帰ったのだ。

750ml用の瓶はこんな感じ、瓶やし、わりとしっかり蓋ができる構造になってる。 この上からテープを巻いて、これで安心と思ってたら、それでも僅かに漏れていた。 もう一つは1リッター、なんの事はないごく普通のペットボトルではないか。 これでは心配と、口にテープをしっかり巻いた。それをビニール袋に二重に入れて さらにテープで巻いてスーツケースにいれて持って帰った。 帰り道でスーツケースをさわるとちょっと外側が水っぽい。ええ匂いもする。 恐る恐る家に帰ってスーツケースを開けたら甘い匂いが一杯に広がった。こりゃあ あかんわ、漏れてるやんか、服や下着や本なんかがビチョビチョになってる。 厳重に漏れ防止をしたつもりやったけど、ペットボトルは柔らかいし、わしの スーツケースも柔らかいんで、上から力がかかったらペットボトルがポンプの ように中の紹興酒を外に押し出して、逃げ場がなくなった液体がビニール袋の すきまから押し出されたんとちゃうやろか。 ペットボトルの1/3以上が消えてしまった。

服はすぐさま洗濯、本やモノ、スーツケースは陽に晒して干したけど、いつまでも 匂いが消えへん。 今度からは、しっかりした入れ物を日本から持っていかんとあかんと猛反省。 (まだ買う気充分なのだ) 当分紹興酒の匂いに浸りながら、酒を呑んで暮らすことになる。 何の酒をのんでも紹興酒酔い状態。

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中国、浙江、温州、奇山、古村の旅-38、杭州から日本に帰る

いよいよ広州最後の朝だ。朝からえらい雨が降っている。この日は朝から杭州 マラソンが開催されるということで思わぬ交通渋滞に巻き込まれへんよう、上海 経由で帰る仲間達は若干早い目に出発した。 わしは昼頃ここを出ればいい。 では、もういちど文体市場やら、その移転先のビルやら、書画の本の専門店や らを見に行っておこう。

次来た時は又変わってしまってるんやろなあ。

文体市場は多分なくなってる?

歩いてて、瓢箪のちっちゃなやつが目についた。

昨日も土産物屋で散々見たんやけど、全然気にせえへんかった。今日はちょっと 気になる。縁起もんやから中国の人は好きみたい。 文体市場で買うたら絵の神様が幸運を運んでくれるんとちゃうやろか? 「いくら?」、ちょっとだけ負けてくれへん?、「8元では?」 お姉さんにあほかと言う顔をされた。こらあかんと「12元では?」て言うた けど、相手にしてくれへん。ならばと逆に気に入って言い値で買ってしまった。 そんな時もある。 その後は又、本屋によって一旦は諦めてた本を結局は買って、カバンを重くし てしまった。実は今回は天気が悪いし、荷物が重いし、マラソンもあるらしい んでバスで空港に行くんではなくて、タクシーで行く事にしたんで、一気に安 心してしまったのだ。 色々やってる内に昼近くになった。 空港に行ってもろくな食べるとこあらへんから、いつもの清真料理屋さんに行 って軽く腹ごしらえをしておこう。 今日は趣向を変えて、カレー炒飯を食ってみよう。

カレー味はそれほど強くないけど、スパイス感はある。 炒飯の仕上がりはパラッとしててとてもいい。 スープもおいしい。 やっぱりこの店は美味しい。 ご馳走様をして、荷物を整理したらもう出発の時間だ。 マラソンの影響はまったくなくて、予想以上に早々と空港に着きそうだ。 「もっとゆっくり」って心の中で願えども、車はゆっくり走らない。 おまけに空港に着いたらわしの乗る飛行機の延着案内がでている。しかも、 無料WiFiはなさそうだ。しかたない珈琲でも飲んで時間をつぶそう。

持って来た本も読んでしまったんで、何もすることがない。 喫茶店を出て、待合ロビーのあたりをウロウロする。 やっとわしらの飛行機がきたようだ。

これから、客が降りて、掃除して、わしらの荷物を積んで、やっと乗れる。 暇やからずっと見てたら、そのうち荷物を運んできた。えらい大雨が降ってる のに荷物にビニールシートなんかかぶせてない。荷物に直接雨がかかってる。 「やっぱりなあ、気いつけといて正解やった」と安堵する。 実は水墨画用の紙を買ったのだ。1.8mx1m程の大きさで100枚程を巻いてある。 毎日天気が悪いんでもしかして濡れたらあかんと思い、日本から大きなビニール 袋を持ってきてたんでかぶせて梱包しておいたのだ。 スーツケースはプラスチック製やから殆ど濡れる心配はない。紙も日本に帰っ てチェックしたら全く大丈夫だった。 しかし、外国では預け荷物も全く雨濡れの配慮がない場合もあるんやと初めて わかった。これから気いつけんとあかんのだ。 […]

中国、浙江、温州、奇山、古村の旅-37、杭州最後の晩飯、「港麗飯店」

さて、旅も終盤だ。今日も天気が悪い。しょぼしょぼ雨が降っている。その雨 の中を最後の買い物に行く。お土産というより、文房四宝関係、篆刻関係の道 具や材料をあさりに行くのだ。初日の買い物で一番気になるもんは買ってしま った人が多いけど、直ぐには決心がつかへんかったけどやっぱり欲しいとか、 忘れてたけど思い出したとか、いろいろある。わしかて高いもんは中々決心が つかんからこういう予備日があるとありがたい。 それにしてもこれは篆刻の石屋さん。

こんな店って多分日本にはないと思う。

筆だけの店、紙だけの店、墨や硯の店、この街にはいろんな店がある。この街 だけやなくて大きくて歴史のある都市には大体こんな店が多かれ少なかれある と思う、やっぱり書画の歴史では圧倒的なものを持つ国だけあるではないか。 特に杭州は昔の南宋の時代の首都であったし、全国有数の美術大学のある学生 の街でもあるんでこんな店が多いのだ。 しかし、この街でも再開発が進んでいる。店がどんどん新しくなるし、場合に よっては移転してるんで、1年も経ってから行ったらどこがどこやらわからん 場合もある。特に文体市場のような文房四宝関係、篆刻関係の集合ショップは 新しいビルに再編成されつつあるみたいだ。行く店もあれば行かない店もある ようでどういう基準で何がどうなってるかはわしの語学力では定かには分から へん。 それはともかく、文房四宝関係組と普通のお買い物組にわかれてそれぞれ、爆 買いとはいかんけど思い思いに買い物三昧。 一旦休憩したらもう晩飯の時間だ。 今日は、今迄とは趣向を変えて飲茶を食べに行こう。できたらご当地飯が好き なんやけど、杭州料理もちょっと飽きてきたかも知れん。 ホテルから歩いて10分ほどの所にある、「港麗飯店」 えらい客が多い。人気店みたいだ。 いきなりつまずいた。ここの注文の仕方がようわからん。飲茶やからワゴンを 運んで来て選ぶか、一覧表に印をつけていくかと思ったんやけど、まずお茶を 選ぶらしい。わしらは酒が飲みたいんで茶はどうでもええと言うても通じへん。 いくら何を言うても茶を選ばんと先に進まへんみたいだ。 そやから飲茶って言うんかと後で気がついた。 でお茶は適当にえらんだらメニューから料理を注文できるのだ。

この騒ぎで焦ってしもたんで料理を選ぶのが浮き足立ってる。 皿モノが先にきた。

名前からして香港料理屋さんやから薄味系でおいしい。

野菜の使い方も上手だ。

これは失敗、デザートやった。料理の名前だけでは分からんときもある。 蝦の唐揚げはとてもおいしい。

そろそろ蒸籠で蒸した料理が来始めた。

どれもおいしい。

けど、どうも1蒸籠に3ヶか4ヶずつ入ってるようだ。モノによって違う。 9人いてるんで、2蒸籠では足らへん。

慌てて、追加しに行く。というても何と何を頼んだんかなんて覚えてへん。 注文控えを出してもらって、それぞれ何個入りか聞いて、足りんやつは追加 […]

中国、浙江、温州、奇山、古村の旅-36、昼ご飯

さて、午前の予定が殆ど終わった。殆どお昼ご飯の時間だ。しかし、その前に 大事な事がある。木の実屋さんが集まった界隈があるらしい。わしは中国に旅 行に行って田舎に行ったときにチャンスがあったら木の実を買うようにしてる。 胡桃やアーモンド、その他いろんな種類があって楽しいし、おいしい。 大抵は古鎮の道すがらに屋台を出して売っているんやけど、市場で買える事も ある。そういう店が集まったところがあるんやったら是非行ってみたい。 こんな感じのところ。

佑聖観路と言うらしい。

有名なお茶屋さん街でもあるらしい。 今回はお茶は要らないんで木の実を探そう。

いっぱいあるんで目移りする。 有り難いことに試食さしてくれるんで、片っ端から食っていく。昼飯前にこん なに食ったら腹がいっぱいになってしまう。けどおいしい。 食ってる間に皆思い思いに何を買うか決まってきた。順番に包んでもらう。 おばちゃんはご機嫌だ。 殆どの人が殻付きでないやつを選んでる。わしは意地を張って殻付きにした。 家に帰って殻を割って食ったら一緒やんかと思ったら大間違いだった。今迄よ り殻が固くて割られへん。無理に割ったら中身とぐちゃぐちゃになった。次か らは殻無しでいかんとあかん。 ちょっと腹が大きくなりかけたけどやっぱり昼飯は食いたい。 今迄、それなりのレストランばっかり行ってたんで、今回は、街角食堂みたい なとこで簡単なもんを食って見たいと思う。 と言う事で、ホテルからも歩いていけるおなじみの清真料理店(イスラム料理) の店に行くことにした。

店名は、すごい「伊蘭西湖面点」(イラン西湖麺の店?)というような名前だ。 ここは以前は客の顔を見てから手打ちで麺をつくってくれるというんで人気の 店だった。改装してからは厨房が見えへんようになったんでその場で手打ちか どうかはわからへん。それでもいつも満員なんで人気は衰えてへんようだ。 今回も全員がまとまって座るのは無理なんで、別れて相席状態でやっと席に着く。 ここへ来たらやっぱり麺を食いたい。 で羊肉麺を。牛肉麺が売りの店らしいけどやっぱり羊がいい。

羊肉は中国では高級なんで牛肉より高い。と言っても紙のようなやつがペラッ と入ってるだけやけど。 それに、卵追加って言うと、こんな風に目玉焼きを載せてくれる。これが又、 美味しいのだ。麺は細麺で喉越しがいい。つるつるとどんどん喉に入っていく。 出汁が又おいしい。結構薄味やけど、日本とは出汁の取り方が全然違うんやろ けど日本人にも違和感がない。野菜を沢山つかってるんとちゃうやろか? これだけではちょっとだけ物足りないんで、羊肉を追加する。

冷製の羊肉にニンニクとズーランやろか西アジア系の香辛料がたっぷりかかって とても美味しい。味もいいけど風味が抜群だ。 炒めモノよりは食べやすくてなんぼでも食ってしまう。 今回も大満足の街角ランチであった。 ご馳走さんでした。

店名 「伊蘭西湖面点」 ジャンル イスラム料理、蘭州ラーメン 住所 […]

中国、浙江、温州、奇山、古村の旅-35、西湖、西泠印社へ

蘇堤の散歩はわいわい歩いていたらあっというまに終わってしまった。結局は 芥川龍之介の言う画舫が印象に残っただけかもしれん。

次は目の前の小さな島に橋を渡って西泠印社へ行こうと思う。 (泠は冷ではなくてさんずいらしい) 西泠印社というのは篆刻を学ぶ人達の聖地と言えるところだ。元々、中国の清朝 末期に浙派といわれる篆刻家たちが仮の拠点にしていたところだったが、その 後、民国になってから日本の篆刻家たちの援助も得て呉昌碩を社長とする正式 な結社が設立されたのがここなのだ。今回は篆刻をやる仲間が多くて、やっぱ り興味がある。見たからと行って篆刻が上手になるかどうかはわからんけど、 もしかしたら御利益があるかもしれん。西泠印社のある孤島に渡る前に蘇小小 の墓があった。 何かわからんけど立派な割には何もない。

碑と石があるだけだ。

蘇小小についても「支那遊記」に記載があった。引用してみよう。 :蘇小小は銭塘の名妓である。何しろ芸者と云う代わりに、その後は蘇小と 称える位だから、墓も古来評判が高い。所が今詣でて見ると、この唐代の美 人の墓は、瓦葺きの屋根をかけた、漆喰か何か塗ったらしい、詩的でも何で もない土饅頭だった。殊に墓のあるあたりは、西泠橋の橋普請の為に、荒ら され放題荒らされていたから、愈索漠を極めている・・・・・ :芥川龍之介著、「支那遊記」より。 要するに昔から何もないけど、思い入れだけは強く残っていたのだ。 いろんな人が詩に読んでいる。 沢木耕太郎の「深夜特急」にも李賀という詩人が書いた蘇小小の詩の話が出て きてたんで読んだ事がある。 かなり変わった詩だ。美しいけど不気味でもある。不安な気持ちになるような 詩だった。 この横にあるのが西泠橋でその袂に造られたから西泠印社と言うのだ。しかし、 芥川龍之介の時代にはまだ出来ていなかったようで、「支那遊記」には何もな いところだ、支那人の学生が反日の歌を歌ってるだけだって描かれている。 門を入ると結社の建物があって、

この小さな丘全体が西泠印社になっていることがわかる。

 

篆刻の結社らしくどちらを向いても篆字の刻印が目につくけど、関係ない人に はなんのこっちゃさっぱりわからんと思う。

上まで登れば景色はなかなかのものだ。

しかし、少々飽きてきた。 芥川龍之介のことをしつこく書いたのは、この移動のあいまに何人かが急にトイレ に行きたくなってんやけど近くにトイレはなさそうだ。急遽車道を渡って向こ う側にあるシャングリラホテルまで行ったら安心してうんこができると言うこ とで五つ星ホテルの中をうろうろしたときに、隣の新新飯店というのが彼が泊 まったホテルだと教えてもらったからだ。 今ではもう大分古くなってしまってるけど、格調高そうな造りでええ感じだった。 結構人気があるらしく、値段も安くはないし、予約も取りにくいと聞いた。 いつか機会があったら泊まってみたいと思う。 西泠印社では印泥なんかで良いのがあったら買ってみたいって思ってたんやけ ど、あまり良い買い物ができる雰囲気ではなかった。それで市内まで行って、 […]

中国、浙江、温州、奇山、古村の旅-34、西湖、蘇堤へ

この日も天気は無愛想やけど雨は降っていない。いつものように朝飯を食いに 行こう。ホテルの近くに小さな市場があって、わしがおった頃はその市場の一 角に包子(豚まん)屋さんがあって熱々のやつを一つ1.5元くらいで買って食 うととても美味しかった。ところが、前回来た時には市場が大きく改装されて その店はもうなかった。今回、新しくなった市場を見がてら、もしかしたら、 ああ言う店は庶民の為にあるんやからつぶれてもすぐにできるはず、きっと新 しい店があるはずやとの期待もあって市場を見に行った。

ここは卸売市場とは違うから朝早くには開いてない。

しかし、それにしても前より開いてる店が少ないんとちゃうやろか。天気が悪 いんで開店が遅いんやろか?

綺麗になったけど活気が少なくなったんとちゃうやろか? 前は朝からわいわい声かけてきたけどなあ。 日本人が団体で来たんで警戒してはんのやろか? 包子の店はやっぱりあった。そこで熱々の肉まんと野菜まんを買って、ホテル に持って帰って食べる。これで元気が出た。今日は蘇堤を歩くのだ。 蘇堤というのは文字通り蘇東坡が造った堤防という意味だ。蘇東坡というのは 有名な詩人ではあるが、えらい役人でもあったのだ。その堤防は西湖の西岸の 殆どを占めるような長いものでゆっくり歩いて1時間半ほどかかる格好の散歩道 になっている。 しかし、そこまでが簡単に行けない。 杭州は地下鉄が出来てとても便利になったけど、その代わりにバスの便が不便 になった。今回はしかたなく蘇堤の入り口までチャーター車を利用する。

朝の散歩の時に向こう側に見えていた景色だ。 最初の西湖十景、「花港観魚」。

こういう名前のついたスポットは特別人が多いけど、総てが印象的な景色とは 限らへん。 むしろ自然な柳や蓮の風景が美しい。

岸辺には客を待つ船が暇そうに停まっている。

芥川龍之介に「支那遊記」と言う作品がある。上海、蘇州、杭州などを旅し たときの紀行文のような内容で、西湖の事もかなりのページを割いて描いて ある。さすがに巨匠の文章はすばらしい。 その一部を引用してみよう。 :ホテルの前の桟橋には、朝日の光に照らされた、槐の葉の影が動いている。 其処に我々を乗せる為に、画舫(がぼう)が一艘繋いである。画舫と云うと 風流らしいが、何処が一体画舫の画の字だか、それは未だに判然しない。唯 白木綿の日除けを張ったり、真鍮の手すりをつけたりした、平凡極まる小舟 である。その画舫は我我を載せると、好人物らしい船頭の手に、悠悠と湖水 へ漕ぎ出された。・・・・:芥川龍之介著、「支那遊記」より。 後で、この時のホテルというのも教えてもらったけど、ここでは、観光用の小 舟の事を画舫と読んでいるのを思い出した。今でも、遊覧船のことを画舫って 呼んでるのかどうかはわからない。 小さな船でゆらゆら観光するのも楽しい。

この向こうの島の手前にある、写真では見えにくいけど、海の中の3つの灯籠 は中秋節の晩に灯をともすのだそうだ。

画題としてはよく使われる。 […]

中国、浙江、温州、奇山、古村の旅-33、杭州、川味観で四川料理

さて、短かかったけど船の旅を堪能した。なかなか貴重な体験やったと思う。 降りたところは大都会の真っ只中だ。ガイドさんは気を利かしてこの近くに晩飯 のレストランを予約してくれている。「しゃぶしゃぶ食いませんか?」と言う んで大賛成したら「川味観」という店だった。 杭州では有名な四川料理のチェーン店だ。 杭州に留学してる時に他の店は行 った事があるけどここは初めてだ。

久し振りに火鍋が食える。

火鍋というのは、日本のしゃぶしゃぶ鍋と形態は殆ど同じやけどしゃぶっと漬 けるスープが違う。一般には辛いスープと辛くないスープと2種類ある。 四川省の成都や重慶で食べた時には、辛くないという選択肢はなかったような 気がする。店によっては出汁を取るためにスッポンを使うかどうか選択肢があ るところもある。あるいは真っ赤な辛い出汁は門外不出の秘密の出汁というの を売りにしてるとこもある。要するに火鍋というのは中国では人気であると共 に奥が深いのだ。 で、今回の仲間は辛いが苦手な人も多いけど四川料理店で辛い鍋を食わないと 意味がないということもあるのでどちらも体験できる鴛鴦鍋で食うことにした。 辛い方の赤い色、最初はひっそりしてるけど、だんだん煮えたぎって強烈にな っていくのだ。 食い方は簡単、具材の一覧が書いた用紙を渡されるんで、欲しい具材のところ に数量もチェックして渡すと、生の具材の皿が運ばれてくる。 それを、赤(辛いの)か白(辛くない)のどちらか好きな方に入れて、しゃぶ しゃぶ、あるいは少し煮て食べるというだけの事だ。

この時に食べるための付けダレも重要になる。 ニンニクをたっぷり入れたり、辛い辛いタレをいれたり、甘めの胡麻ダレを入 れたり、香菜(パクチー)をたっぷりかけたりいろんな選択肢を用意している お店が多い。ここはもっと凝っていて、別の部屋の巨大なテーブルの上に、辛 いの甘いのだけではなくて、醤油系、発酵系、味噌だれ系、なんじゃかんじゃ とありとあらゆる種類のタレを用意している。客はその中から何回でも、自由 に選んで好きな味のタレを作れば良いのだ。 わしはやっぱり辛いのがええなあ。 魚醤みたいなんもあったらええ感じや。 ニンニクも沢山入れときたい。 パクチーも山盛しときたい。 なんやかんやで小椀が溢れんばかりの満杯になってしまった。 これにしゃぶしゃぶした肉や魚、野菜などを漬けて食う。 肉はやっぱり羊がおいしい。

こんな時の酒は、ビールもええけどびりっと強い白酒(バイヂュウ)が合うよ うに思う。

おいしいからついつい食ってしまうけど、何食ったかようわからん。

手の周りや机のあたりがべちゃべちゃになってカメラを触るのが面倒にもなる。

なんだかんだで爆食いしてしまった。 帰ったら体重調整大変やなあ。 でも美味しかった。ご馳走さんでした。

店名 「川味観」 ジャンル […]