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最近読んだ本、「逆ソクラテス」、「胸中の山水」。

  • 2020.07.09

伊坂幸太郎、「逆ソクラテス」。 ごく普通の暮らしの中で、あるあるとすぐ言ってしまいそうなネタが何故か心惹かれる 物語になって、ごく普通の人たちのごく普通の会話が平凡なようでいつのまにか小説世界を つくっていて、横目で見てるつもりがどっぷりと惹きつけられてつぎどうなんの?ってな 具合にワクワクと目で追っているというような不思議な物語なのだ。 それが尋常ならざる物語に展開していくわけでもなく、奇想天外 […]

最近読んだ本、「鳥居の密室」、「高野山」

  • 2020.06.28

島田荘司、「鳥居の密室 世界にただひとりのサンタクロース」 最近、島田荘司推理小説賞というのがあって、それは台湾、香港、中国など、中国語圏の 作家から選ばれるというものらしいけど、たまたまそう言う本を読む機会があってとても 面白いと思い、それ以降新しい作家が出現する度に楽しみで読んでいる。 そうなると、御大ってどうなんや?って気になる。意識して読んだ記憶はあんまりないけど 一度も読んだ事がないはず […]

最近読んだ本、「いけない」、「人間」

  • 2020.06.17

道尾秀介、「いけない」。 非常に失礼ながらあんまり期待しないで読み始めた。ミステリーにしては ちょっと違和感あるなあって思いつつ読む。 しかし、途中から結構入っていってしまった。作者の企み通りかも知れん。 なかなかの企みだ。 白沢市と蝦蟇倉市を結ぶ白蝦蟇シーライン、弓投げの崖を見てはいけないという噂が あるらしい。そこは自殺の名所? 出るかも知れん? そしてある日そこを車で通りかかった男がいる。突 […]

最近読んだ本、「熱源」、「仮面病棟」

  • 2020.06.06

川越宗一、「熱源」 とても感動した。前からアイヌの暮らしや文化に興味があったんやけど本などで 読む機会があんまりなかった。こういう形で小説にする作家がいてくれてとても 嬉しい。 ヤヨマネクフ(後に山辺安之助)は樺太出身のアイヌだ。時代の波に飲まれて村ごと 北海道、対雁(ツイシカリ)に移住してきた。そして、気高く美しいキサラスイを 伴侶に得て、幸せな暮らしが始まった。 それも束の間、村は、天然痘に襲 […]

最近読んだ本、「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」、「雨に消えた向日葵」

  • 2020.05.26

大島真寿美、「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」 近松半二こと穂積成章はかの近松門左衛門の後継者であるなんて本人は思い込んでいる。 なんせ近松門左衛門が使っていた硯を父以貫から貰っているのだ。 浄瑠璃狂いも父譲り。 毎日朝から晩まで道頓堀の竹本座なんかに入り浸ってる。 でも本は書けない。 いつか書く。 それでも人形浄瑠璃狂いはやめられへん。なんだかんだで飯は食える? やっぱり居辛くなって山科蟄居。 それ […]

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