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最近読んだ本、「ノースライト」、「検事の信義」

  • 2020.01.14

横山秀夫、「ノースライト」 山間の雑木林の中、自然の中に溶け込むような静かな佇まい。 小さな造り、どこか変形しているような。それでいてみごとなバランスが。 光は南面からこうこうと指してくる。 というのではない。北側の明り取りから今に静かに差し込んでくる。 青瀬の渾身の設計だった。平成すまい200選にも選ばれた。 注文主も十分に満足してくれた。 そのはずだった。しかし、そのY邸に今は誰が住んでいるの […]

最近読んだ本、「夜汐」、「台湾、ローカル線、そして荷風」

  • 2019.12.28

東 山彰良、「夜汐」 この作家の「流」や「僕が殺した人僕を殺した人」はとても良かった。この人の本が でたらすぐに読みたくなるほどだ。そんなわけで新しいかどうかはわからんけど 図書館で見つけたんで読んでみた。 これはちょっと意表をつかれた。台湾の作家って思ってたんし、台湾が舞台の作品に 惹かれれてたんでまさか日本のそれも幕末が舞台とはまさかの展開。 それでもとてもおもしろかった。 尊皇攘夷の嵐が吹き […]

最近読んだ本、「ウツボカズラの甘い息」、「拳銃使いの娘」

  • 2019.12.17

柚 月裕子、「ウツボカズラの甘い息」 高村文絵は肥満と怠惰と家事育児の暮らしに埋没の日々を送っていた。 昔は学友も羨む美貌とスタイルの持ち主であったはずやのにと思うこともないでは ないが、一人娘とも夫ともうまく行ってるとは言えない毎日だ。 安売りショップで買っただらしない服装で、買い食いの日々、趣味は懸賞応募で なにがしかの満足を得ることだけ。 そんなある日、ディナーショーのチケットが手に入った。 […]

最近読んだ本、「ペテロの葬列」、「ローカル線で行こう」

  • 2019.12.07

宮部みゆき、「ペテロの葬列」 この人の本は、えらい分厚い本が多くて、しかも上下2冊とかが多いんでちょっと 敬遠してたけど、分厚いながらも1冊本があったんで読んで見ることにした。 杉村三郎はある会社の広報室の編集員だ。 しがないサラリーマンのようだが実は妻が会長の血縁なのだ。そのためにいいことも あればよくないこともある。 そんなある日、原稿をもらいに出張した先でたまたま乗ったバスがあろことか 拳銃 […]

最近読んだ本、「カササギ殺人事件」、「魔王」。

  • 2019.11.25

アンソニー・ホロヴィッツ、「カササギ殺人事件上、下」。 これは珍しい、劇中劇というか、2重構造になった推理小説、しかも本格 アガサ・クリスティ風のとてもよくできた話だ。とても面白い。 まず物語は、アラン・コンウェイ作、「名探偵アティカス・ピュントシリーズ カササギ殺人事件」 として始まる。最初2重構造ってわからんかったんでちょっと戸惑いながら一気に物語の中に 惹き込まれる。 名探偵、アティカス・ピ […]

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