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中国、浙江省、古村の旅ー23、浙江省、兪源古村をめぐるー1。

最初はあんまり期待してなかった。この村って太極星象村って言われるくらいで 入り口の田圃の陰陽模様が観光ネタなんやろから中に入っても何もないんとちゃうやろか って思ってたのだ。 そんな気分で入り口付近へ。て、ちゃんとした入り口みたいなのはないんかな?

壁にえらい生々しい絵を描いてる。

一応この辺を入り口と言うか?

ちゃんと兪源古村って描いてある。

まあそんなもんか、何となく新しいし、大したことなさそうやんか。 でも、なんかええ感じにもなってきた。 瓦屋根と漆喰の壁、おきまりの古村の風景が現れてきたやんか。

こっから看板に言う、古建築群に入るのか。 ここが集会用の広場みたい。文革の時には色々あったんやろなあ。

中に入ると大きな邸宅になっている。

演劇用の舞台まであるから大したもんだ。

屋根の造りなんかも変わってる。わしは建築のことはわからんけど、何か意味がありそう。 柱の上にも吉祥を表すらしい彫り物が据えられている。時代の古さをうかがわせておもしろい。

四方に何かセレモニーをやるらしき場所がある。

わからんけど由緒正しいそう。

これはええ! 外にでたら石壁と瓦屋根を背景におじいちゃんとおばあちゃんが歩いてはる。

絵になるなあ。 物想う老婆かな。

次の建物は昔の民具みたいなのを展示してるという建物。

あんまり大したものはない。 それより庭が面白い。

庭より、門の向こうを歩いておばあちゃんが面白い。

家の中もこれまでよりもっと古びている。

入り口では優しそうなおじいさんが切符切りをしてはる。

こんな風に、観光地でありながら観光地ではなさそうな雰囲気が一杯のところが 今回の旅の醍醐味だった。ここでも一応現地ガイドさんが案内してくれるけど、 どこに入っても売店なんかないし、物売りのおばさんもいない。見せるものも 観光用に飾ったり修復というよりは作り直したり、そんなのはなくてありのままだ。 そしてなにより、生活の場のなかにあるんで、そこここに出没するおじいちゃん、 おばあちゃんなんかがめちゃめちゃ味のある風景を作ってくれてる。 絵を描くものにとってはとても眼福をいただける光景であった。 すばらしい。

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九度山暮らしのある日、篆刻修行の為に拡大鏡を買った。

あいかわらず月に2度篆刻の勉強に京都に行っている。まあ、篆刻の勉強も大事や けど仲間とご飯食べたり喋ったりするのも大事なんでそれほど必死で勉強してる わけでもない。それでも出来てしまえば絵の中に遊印として使えるんで絵に花が できるし引き締まる。そんなこんなでボチボチと修行しつつ石の作品を作っては いるんやけど近頃ちと不自由だ。 老眼がひどくなってきたんか、老衰で手元が危うくなってきたんか、老眼鏡をかけても 手先がよう見えへん。これはえらいコッチャ、老眼鏡変えんとあかんのやろか? よう考えてみる。昔から皆さん篆刻をやるときには老眼でなくても拡大鏡を使ってはる。 老眼鏡をつかったら一緒やんかって考えたんやけど、そうと違うんかもしれん。 一回拡大鏡を使ってみようかって気がついた。 では、買いに行こうと言うても思いつくんは、テレビで石坂○○さんが宣伝してる やつしかない。類似品で安いやつないやろかって思ってメガネ市○みたいなとこに いってみても値段はネットでもさほど変わらへん。で、やっぱり目で見て選ぶのが 一番なんでお店で買うことんした。 なるほど、よう見えるやんか。すばらしい。

老眼鏡の上からかけてもいいし、そのままでもええ。 倍率は1.3、1.6で、つい最近1.9が出たんですという。 それぞれかけてみたけど、やっぱり倍率が大きいほうが良さげだ。一番大きいやつに しよう。 焦点の調節がメガネではできへんので慣れへんと戸惑うけどじきに慣れる。 ということで早速彫ってみよう。 今回は、「漁樵耕読」の4文字。 こないだ中国、浙江省の古村の旅に行ったときにどっかの村で見かけた文字だ。 さすが中国4千年の歴史、古村といえども侮るべからず、どんな片隅にも文化の 残り香が密かに漂ってるところがあるのだ。 「晴耕雨読」と同じような意味やと思う。魚を獲ったり、樵をしたり、農作業を しながら日々を暮らし、その合間に勉強するというくらいの意味なんではなかろうか。 篆刻には朱文、白文と2種類あって、文字のところを彫り残すのが朱文で 文字のところを彫り込むのが白文だ。今回は朱白混合で、白文の中に朱文の文字が 1文字だけ入るようにしてみよう。 さっそくメガネをかけて彫ってみる。 なるほど境目の境界線がとても見易い。 実は簡易的な拡大鏡を昔使ったことがあるんやけど、倍率が多きすぎて境界線に 余裕があると錯覚してぐいっと彫ったらポリっと全部とれてしまった。見えすぎるのも 調整が効かんのだ。 今回はとても彫りやすい。 これはええ。わりと思ったとおりできた。

早速押してみよう。

まあ、そこそこええんではないやろか? 自画自賛でしかないけど、今まではわりと細かいとこは見えへんまま勘でやってた 部分があるんで失敗が多かった。これからはもう少し楽にできるかもしれん。 期待したい。 けど技量も磨かんとあかん。 この道も先が長い。

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ありがとうございました。

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中国、浙江省、古村の旅ー16、三門源へ。

では、腹も満たされたんで次へまいろう。次は新葉古村から40kmくらいのとこに ある三門源というところらしい。なんやようわからんけど三つの飾り門みたいなのが あるのでその名がついたということだ。 田舎道を順調に走っていく。

このあたりは奇山が多い。そういう地形なんやろか? いきなり道が工事中で止まってしまった。 運転手さんが迂回路を探している。最近はスマホで地図がでるし、ナビまでやってくれる みたいなんで道に迷って困ると言うことがほととんどない。 この古い橋を迂回する道をつくっているらしい。

ここを通るときこの橋の様子をなんとなく覚えてしまってたらしく、帰るときも 道に迷いかけてそれを思い出して助かったのだった。今はそんなことはわからない。 先に進む。 見えてきた。

壁の汚れ具合がとてもええ感じだ。車は中に入ってしもたら向きを変える場所がないで、 ということで村の外において歩いて村に向かう。 何の問題もない。 村の入口かもしれん橋が見えてきた。

何故か、いっぱい人がいてはる。 生活の場やから当たり前なんか。 いきなりこうなるのが観光地でない場所のええとこなのだ。 遠くに見える山がまたひょうきんではないか。

お店は生活用のお店以外は1軒も見当たらへん。というか小さな雑貨屋さんが 1軒くらいやで、なんと素晴らしい。

村中の人たちが出てきてるんとちゃうやろかと思うくらい賑やかだ。

橋の向こう側もええ感じだ。

これがお店?

となりの家のなかで仲良く麻雀をしてはる。

では、三門源とやらを見学しに行こう。 なんかちょっと様子がおかしい。ガイドさんが言うには、三門源と言う由来の3つの 門がある古い住宅を代々所有してる人が村の人と喧嘩状態みたいになってて、現在は 見学を中止中なのだそうだ。 それはえらいこっちゃ。困った、困った。どうしよう。

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ありがとうございました。

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中国、浙江省、古村の旅ー14、新葉古村探索3。

だんだんおもろなってきた。もう少し探索を続けよう。おやおや、屋根のあたりに 傘がいっぱい。普通、傘は雨が降ったときにつかうもんやけど?

綺麗な色のビニール傘だ。これって誰か芸術家が仕掛けたオブジェなんやろか? それとも、内職で作ったやつを干してるんやろか? ここだけ濡れへんようにシート代わりに並べてるんやろか? どれも違いそう。なんやようわからん。 それに、奥の方のドアの下階段の横にあるラジカセみたいなんは何なんやろ? 何すんやろ? わからん。 そこへおばちゃん登場。

ええですなあ。絵になる。 池の側では工事の真っ最中。

自分たちでやりはるんやねえ。すごいなあ。なんでもかんでもDIY。 道を掘るのも、水道管?を埋設するのも、バルブを設置するのも。 それともこの人が工事会社の人なんやろか? 池の洗濯場でセメントを捏ねている? 池の向こうの方でご飯食べながら歩いてる人がいてる。 すべてええですなあ。 絵になる景色。 この郵便ポスト、めっちゃ風情があるやんか。

中国の郵便ポストは緑色なのだ。 この薄汚れ具合、バックの壁と良う似合ってる。絵になるなあ。 いくら見ててもキリがないくらいだ。おもしろい。けどこれくらいにしとかんと まだ今日は予定がいっぱいある。 と言いつつ村を出かけるとお餅屋?さんみたいな店?がある。

一つ買ってみんなで分けてみよう。歩いててこういうやつに出会うととても楽しい。 皆で分けたら、ちょっと味見ができるのがいい。

餅というより、ふかし万頭にちかいかもしれん。もちっとしてふわっとして、 味がなさそうでほのかな甘みがある。 とても美味しい、というようなもんではないけど、素朴な風味があって地元感が いっぱい感じられる。 で、新葉村でゆっくりしたんでお昼ごはんの時間になってきた。この村には食堂が ない。少人数やったら頼んだらごはん作ってくれそうやけど、前に友達の二人の 個人旅行で食堂のない村に行ったとき、特別に作ってくれたことがあって、とても 美味しかった記憶があんやけど、この人数やったら無理やと思う。 次の行き先までの道中でご飯を食べることにしよう。 それも楽しみやなあ。

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ありがとうございました。

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中国、浙江省、古村の旅ー13、新葉古村探索2。

そういえば最近中国のちょっとマニアックそうな景勝地に行ったら、撮影ポイントみたいな 看板や写真家の為の宿泊所みたいな表示をよく見かけるようになった。ちょっと 独自のポイントで独自の風景を写真に撮って、「どやねん」とネットや雑誌に投稿 するのがはやってそうな気がする。

そやからかどうかわからへんけど、デジカメではなくて一眼レフを持ってる人って ほとんどが日本のCANON製でそれも大きな望遠レンズを付けている。みごとにそろって そうなのだ。わしらの仲間にもCANONの一眼レフで大型の望遠レンズを付けてる人が いるんやけど、そういう場合は値踏みするかのように、あるいは興味津々で確認 チェックしてはるようだ。わしが、昔ちょっとミノルタの一眼レフを持ってた時が あるけど、そんな時はちらっと見て歯牙にもかけられへんかったような気がする。 何事も一番が大好きというお国柄らしい。CANONが一番って誰が決めたんやろね。

因みにここでも撮影大会みたいなのが催されたみたいだ。そのときの作品が飾られてる 部屋があった。ほとんどがこの池と池にうつる建物が対象になっている。やっぱり 誰しもええなあって思う場所は同じなんやなあと思う。

そやけど、わしはこれはこれでええんやけどどっちかって言うたら露地裏の方が やっぱり好きやと思う。 ほれ、誰も居てへんかった露地の奥からおじさんがお茶のカップを片手に持って 出てきはった。

こんなんはたまらんほどええですなあ。しっかり覚えといて絵に描こう。 もうちょっと行ったら、曲がり角の奥にワンちゃんがいてる。

こんなんもええなあ。屋根や壁のゆがみ方がえもいわれず奥ゆかしい。 ずずっと奥まで行くと、またまたえもいわれぬ一角があった。

とても良い。 唐辛子、豆、その他、何を干してはるんやろ? 地べたにむしろをざくっと敷いてるんではなくて、ちゃんと決まった場所と目的があるようだ。 説明を聞きたいくらいだ。 左奥の甕は何に使うんやろ? 酒を熟成させるやつやったらええなあって思う。 しかし、えらいたくさんあるやんか。 こんな空間ばっかりあって、お店、とくに土産もん屋さんなんかが全く無くて、 観光客はちらほら歩いているものの、観光させてるという意識が全く感じられへん この村の佇まいがなんとも素敵ではないか。 いきなりええとこへ来たなあ。

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ありがとうございました。

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九度山暮らしのある日、ちょっとまとめて水墨画の裏打ちをやってみる。

九度山暮らしで、アトリエも作ったんで下手は下手なりにせっせと水墨画を描いている。 毎日、毎日と言うほどではないけどそれなりに頑張っている。 ところで、描くのはええんやけど水墨画や書道の場合、描いたままではあかんのだ。 あかんと言うのは作品として未完成、未完成というのは紙が破れやすいんで、掛け軸 なんかにしてしまえば丈夫な作品になってしまうんでそれでええんやけど、何も しないで額に入れたりするとべりっと破れたりしてしまうし、作品によっては紙が 薄いんで裏映りしてしまったりする。 そやから補強のために裏打ちという作業をせんとあかんのだ。 中国では絵を描く画仙紙と同じ紙で裏打ちしたりするようやけど、これはやっぱり 弱いし皺がよりやすいと思う。日本では、丈夫な美濃紙を使うのでこれやと薄くても 丈夫なんでよい仕上がりになる。 ただし、簡単に考えて作品の裏に糊をつけて裏から美濃紙を当てがうというような ことをやってしまうと作品がシワシワになってどうしょうもなくなる。 やっぱり専門の表装屋さんに頼むことになる。 しかし、お金がかかる。数が多い時はばかにならん。 こんなん自分でできへんやろか? せこいことを考えて一回簡単なやつを習いにいった。 小さいやつやったら行けるんちゃうやろか? ならば、掛け軸や屏風なんかも自分でできるようにならへんやろか? 欲を出したらきりがない。それで習いに行ってみたけど、教えられながらやる時は なんとかできるものの、一人でやってもうまいこと行きそうにない。それに面倒な 工程が多すぎてとても覚えられへん。 てなことである程度身にはついたものの挫折した。 それでもいろいろ発見は多かったんで20号くらいまでの大きさの裏打ちくらい やったらできるやろうと自信もついた。 小さいやつやったら裏からあてがってアイロンかけたら裏打ちができてしまうのも あるんやけどなんとなく使う気がしない。

道具は大体こんなもんでできてしまう。 これにプラス裏打ち紙を貼り付けるときの台、シナ材がええらしいけどベニアでも問題はない。 表面はツルツルでなくても凸凹がない平で汚れてなければいい。 まず表面を雑巾できれいに水拭きする。 そして作品を裏向きに置く。 霧吹きスプレーで裏から軽く全体を湿らせる。 真ん中から外へとハケで撫でて皺ができないようにする。これで作品が板に水で 貼り付けられた状態になって安定する。 その上に裏打ちの美濃紙を面を下にして重ねる。(作品より3センチずつくらい大きく) 端を折ってノリでとめ、作品の横に裏返す。 裏打紙にノリ刷毛でまんべんなくノリを塗る。(ノリは表具屋さんで売ってる和ノリが良い) (化学ノリでなければまた後日水で剥がしてやりなおすこともできる。)

ここで皺ができないように慎重にみながらやらんとあかん。皺ができてたら慎重に剥がして 皺をのばして刷毛で平す。 できたら、板からそっと剥がして(作品と美濃紙がくっつくよう注意)、布かなんかの 上に乗せてしばらく干しておく。

乾いたら、裏の、あるいは表の四隅にノリを細く塗って板に貼り付ける。剥がすときに ヘラを差し込むための短冊をつけておくのを忘れないように。

これで完成。数日して乾いたら紙がパリッと貼って作品が上部に裏打ちされて仕上がってる。 ある程度は自分でもできるのだ。 こんな話をブログで読んでもおもしろくもなんともないと思う。 みなさんお気の毒様だ。 しかし、個人でできることは知れてるというのがよくわかった。 […]

時々、和歌山遊、雑賀崎灯台へ

夏目漱石に「行人」という小説がある。大阪から、和歌山、和歌浦あたりが舞台に なっていて、とても面白い。 そのころはこの橋のつながるさらに向こうの方、右手の小高い丘のそのあたりに 「あしべや」とか「望海楼」とか建物があってその裏側には「東洋第一、 海抜200尺」の外側エレベータで丘の上まで登れるようになっていたらしい。

古くからあった不老橋は修復されるかわりにあしべ橋としてコンクリートになってしまった。

古い橋も残ってはいる。

物語では兄と兄嫁と母と四人でそこに滞在して漱石同様エレベータに何度も乗って 楽しんでいた主人公はある日、兄嫁と二人で和歌山に出る。兄のいいつけで二人きりで 話をする必要があったのだ。そしてある裏町の待合へ。おりから雨風が激しくなって とうとう嵐になった。とても旅館まで帰れない。和歌浦は波に洗われて通れない。 ちかくの旅館に泊まらざるを得ない。 停電で真っ暗な部屋のなかで、二人きり、外は嵐、不安がつのる。そんな中、 二人は一夜をあかす。 ドキドキする描写が続く。 さて二人はどうなったか? ゆっくり「行人」を読んで下さい。 わしらもその奠具山に登ってみよう。

麓には鹽竈神社がある。 山の上には今は何もないけど、見晴らしは良い。

「片男波・・」だったころはええ風情やったやろなあって思う。 観光を考えずに開発が先にすすんだんやろなあ、今となればもったいない。 反対側をみれば遠くに紀三井寺が見える。

ええとこなんやけどなあ。 と思いつつ、車にもどって、今度は雑賀崎を目指す。 中学生の頃、よくママチャリを漕いできたなあって口ではいうけど、どこをどう 走ったかはさっぱり覚えてない。こんなしんどいとこようはしったわ。 たくさんの昔あった老舗の旅館や展望所はもう殆ど店を閉めてしまってるんとちゃう やろか? 寂しい限りだ。 残った建物で営業できてるとこは多分、某隣国のお金持ちに買われてしまっから ではないかと言う。寂しい限りだ。 雨やとよけいええ感じに見える海岸線の風景のなかをぐるぐるとまわりながら進む。 こういう景色が殆ど着目されてないのは、ほんとうに寂しい限りだ。 下の方に観光道路も見えるけど生きてんのか死んでんのかわからへん。 と言ううちに雑賀崎の灯台に着いた。

昔から大好きな眺めだ。

ここの夕陽が特に綺麗やと思う。 眼下には番所庭園が見える。

番所の鼻だ。 和歌山市内の方角も雨霧に煙ってええかんじだ。

では、もどって酒を飲もう。 久しぶりやからベロベロに酔いそうやなあ。

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時々、和歌山遊、和歌浦、観海閣へ

久しぶりに和歌山の友人たちに和歌山で会う事になった、高校時代の友人たちやから とても懐かしい。というても年に1回くらいはなんらかの形で会っている。 前の時は大阪から阪和線に乗っていったけど、こんかいは和歌山線で行く。 行きは1時間に1本という今でもローカルな路線になってしまった。 比較的家からちかい高野口駅。

なぜか名前のわりには高野山への入り口になってないのが不思議だ。しかし、この町の 中にはこういう古い建物が残っているのが奥ゆかしい。

表全面を飾る昭和ガラスがかっこいい、存在感があって、とても良い雰囲気だ。 ここからローカル電車に乗る。

こういうのは意外と楽しい。平日の昼間やけどガラガラではなくて、というより ほぼ満員で、学生さんやらサラリーマン風の人やら買い物風の人やら、普通のおじさん、 おばさん、じいさん、ばあさんなどなど、賑やかだ。 ほぼ1時間、気持ち的にはあっと言う間に和歌山に着いた。 和歌山駅で友人たちと合流、というても3人やけど、そのままどこ行こ?と言い ながらほぼアテもなく、なんとなく東照宮へ。日光だけやなくてここにも東照宮さんが あるのだ。 さあ行こう、やけど降りしきる雨の中、気が進まへん。しかもいきなり階段がある。

しかも、えらく急で長い。 ぼちぼち登ろう。一段一段の段差が想定以上に大きい。結構腰にくるなあ。 雨で滑るし、かなわんなあ。 ぶちぶち、口には出さんけど心の中で弱音を吐きながらも登ってるうちに、いつのまにか 上に着いた。

こんな小高いとこにあるとは知らんかった。 和歌浦、片男波方面の海の景色が見える。

さくっと拝んで、さくっと見たら、雨が酷いんでちゃっちゃと降りよう。 帰りには帰り用の階段がある。いささか段差が低いけど距離がながい、滑りやすいのは同じ。 では、次へ。 とりとめもなく目的もなく、思い立ったあたりへ。 近くに玉津島神社がある。その横にある観海閣というところに行って見たい。

玉津島神社は古くから万葉の歌枕でもあるし和歌の神様を祀る神社として有名と いうことなんやけど、それよりは小学生の頃、いっときこの近くに住んでいたことが あってその懐かしさの方が先に立つ。

神社の向かい側に小さな島がある。そこに渡る小さな石橋のたもとでその頃の ある時期、あさりがいくらでも採れたことがあった。朝学校へ行く前に小型のバケツを もってそこまで行ってザクザク、ザクザク、心配になるほど出てくるやつを一杯に して持って帰る日々が続いた。それがいつまで続いたか、ある日突然採れなくなったか その辺は昔のことで定かでは無い。 その頃はこのあたりが、万葉の昔からの由緒ある土地やとは教えられて聞いては いても何の興味もなかったけど絵を描いたりするようになるとなかなかええとこやと わかってきた。

昔ながらの楼閣は残念ながら壊れてしまって無粋なコンクリートになってしまったと しても昔を偲んで想像しながら絵にすることはできるのではないか。

幸い裏山には塔が残っている。

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最近読んだ本、「騎士団長殺し1、2」、「日本史の内幕」

村上春樹、「騎士団長殺し」 第1部顕れるイデア編、第2部還ろうメタファー編 村上春樹の小説は実は意外と沢山読んでいる。有名すぎて、手に取るのが恥ずかしい というのはあるけど、想念の内にある世界と現実の世界が複雑に交錯して独特の 村上ワールドが繰り広げられる様相は時にはとても魅力的で読んでいてわくわくする ものなんで天邪鬼心が避けようと思っていても気がついたら読んでいることが多いのだ。 で、この本もその一つとなってしまった。 「私」は肖像画家である。画家として著名というわけではないけど、肖像画の評判は良く、 依頼者に困らないが事情があって妻とも別れ、今は絵を描いていない。 そして郊外の山の上にある著名な日本画家のアトリエだった家をその人の息子である 友人から借りて暮らしている。 とても良い環境にあるアトリエだが、なんとなく不思議な出来事が起き始めた。 ある日、天井裏でこの家の持ち主だった雨田具彦が残した作品と思われる日本画を発見。 遙か昔の日本が舞台のはずなのに不思議なリアリティーと迫力がある。 その頃、不思議な肖像画の依頼が。免色というやり手の実業家のようでいて、実態が わからないそれでいて不思議な魅力のある男だ。 「私」の絵をいたく気に入ってのことだという。そして、絵を描く作業が始まる。 絵が出来ていく過程はとても興味深い。抽象画ができていくのはこういう事なんかと 思わせる実感がある。 そしてある日、あの絵のなかの騎士団長が突然現れて不思議な予言をする。 又ある日の夜、アトリエで不思議な鈴の音が聞こえた。音をたどると裏の畑の中に 不思議な穴がある。 そして、とうとう事件は起こった。 「私」のモデルになった少女とは何者? 騎士団長の描かれた絵とは何を現しているのか? 免色とは一体何者か? 雨田具彦が戦時下のドイツで出会った人とは? 想念が時空を巡る。 夢か現か、少女に危機が? 怨念が時空を巡るのか? 様々な出来事がもつれてはほぐれていく。 とても面白い。 ただ、昔に比べたら随分スケールダウンしたんとちゃうやろか? 〇〇賞騒ぎで疲れてはんのとちゃうやろか?

磯田道史、「日本史の内幕」 この作家の書いた、「無私の日本人」という本を読んですっかりファンになって しまって、やっぱり日本人ってええなあと思ったし、この作家の本を幾つも読む ことにもなってしまった。 この人のやり方は専門の古文書からのアプローチであるようだ。 古文書にはそれが書かれた時のリアルタイムの生の息吹がある。それを読み解ければ 今迄、既成事実、世の中の常識、分かりきった話と理解してきてたモノゴトが急に 別の見え方がするときがある。それらの繋がりを辿っている内に全く新しい事実に 気がつくことが出来るときがある。 そういうことらしい。 この作者に限らず、古文書を読める人達は実に沢山の小さな生の暮らしから出て来る 知識を一杯もっていてそれが歴史の理解の背景になっているらしくてとても羨ましく 思う。 それにこの人の持論である近代日本の基礎は徳川時代にできたという話のあれこれ もこのなかに顔をだす。 なるほど、なるほどと目から鱗の発見が多い。 とても楽しい本だ。

古文書発掘、遺跡も発掘 […]

中国、浙江省、古村の旅ー08、杭州でお買い物。

お腹が一杯、ビールも飲んで体が重いけど、杭州にきたらわずかな時間も惜しんで 買い物をせんとあかんのだ。やっぱりここが美術大学を擁する土地だけに書画道具が 買い易くて安い。何より学生時代に友人や先生に教えてもらった店やから安心して 信用して買えるのがありがたい。 いつもやったら、河坊街の東の外れにある文化体育市場というところにまっすぐ 行ったら、いろんな書画道具の店が集中してそこにあったんやけど最近は、その建物が 再開発されて中の店も散り散りになってしまったと聞いた。わしらが懇意にしてた 店何軒かは、呉山広場の近くの「呉山品悦城」というビルに移転したらしい。 幸い、そこはホテルから行くと前の文化体育市場より近いんで助かる。 懐かしい、杭州美術学院のあたりの美術書書店ももう前とは違ってしまってたんで そうそうにそちらに移動しよう。

それにしてもこのあたりは風光明媚なところだ。美術学校があるのにふさわしい。 この写真の右手奥が西湖で湖岸には美しい柳並木があって、鶯が鳴いている。

ここから10分ほど歩くと目指す「呉山品悦城」に着いた。今ではここも新しい、 文体市場のように、書画道具の専門店がびっしりと軒を連ねている。紙(画仙紙) の専門店、筆の専門店、墨や印泥の専門店、篆刻石の専門店、硯や画材の専門店、 なんでもある。昔に比べて値段は高騰してるけどまだまだ日本で買うより安いのが ありがたい。 で、わしの今回の一番の目的は画仙紙だ。それも大っきいやつ。100号(162x130cm)が とれるやつだ。日本では麻紙なんかは手に入るけど生宣紙は大きいのがないのだ。 京都のある店でやっと見つけたけど、3.5mx1.5mのやつが大幅値引きしてもらって 1枚15000円だった。これはたまらん、絶対中国で探そうと思ったのだ。 で、行きつけの紙の店、「紫竹園」と言うところへ直行する。 どうかな? あった。 さすがやね。3.5mx1.5mのやつがある。2種類あって、ええ方のやつが、10枚で 8000円強だ。すごい。早速買おう。しかしどうやって持って帰る? 折りたたむわけにはいかんから、初期状態の巻紙状で、濡れんように、曲がらんように しっかり梱包してもらったけど所詮紙だ、気をつけんと凹んだり折れたりして線が 入る。そっと運ばんとあかん。 それにしてもよかったよかった。 結果的には苦労したけど無事に日本に運んで帰れた。

後は、筆を買ったり、篆刻石を買ったり、いろいろ買って書画道具はおしまい。 その後はクルミを買いにいく。今はクルミの季節らしい。

いろんな店があって、いろんなクルミを売っている。大きいの小さいの甘いの、 ほどほどの、甘いのは砂糖を入れてるのがあるらしい。 やっぱり自然のがええ。 ずっと前にここでやっぱりクルミを買って失敗したことがある。殻付きを買って 家で割ったらええやんかとあさましいことを考えたのだ。その方が安い。しかし、 家で割ろうと思ったらとても割り難い。割った殻と実が混ざってとても食べ難い。 ウイスキーを用意して割りながら食おうと思ったら、殻ばっかり口に入るんで いつまでたっても酒のあてにならへん。 クルミの殻をホジホジ弄びながら酒ばっかり飲んでしまったという苦い思い出がある。 こんどは実ばっかり袋に入ったやつを買おう。

500gで1600円ほど、まあ安いのではないか? 家で写真をとるころにはもうほとんど食ってしまってた。 小粒でとても美味しい。

街角歩きをすると、果物屋さんが目につく。 […]

中国、浙江省、古村の旅ー06、水郷、西塘古鎮で遊覧船に乗る。

さて、そろそろ朝一番の遊覧船が出る時間だ。今のところここの本日の入場料は 払ってない。昨夜無料で入ったんで入場ゲートを通ってないのだ。遊覧船に乗る時に 入場券も見せろと言われたら面倒になる。それやったら船に乗るのをやめとこうか? 結果的には大丈夫だった。船賃だけだ。

船乗り場に急いでいたら、お菓子屋さんが目についた。

日本のきんつば饅頭にとてもよく似てる。どんな味か買ってみよう。腹が減ってる わけでもないし、甘いもんが食いたいわけでもないけど、ただの好奇心がそうさせる。 そうなると、お隣のちょっとした食いもんもその気をそそるけど、まあ、なんでも かんでもはやめとこう。

きんつば風饅頭は豆の餡みたいで素朴な豆の香りがする。甘さも素朴ではあるけど あんまり控えめな甘さではない。これ一個で結構腹が膨れた。

さて、船着場が近づいた。

わしらも乗り込もう。

わしらの船はちょっと大きめ、船頭さんの場所にも屋根がある。

船に乗ったと言うても景色はそれほど変わるわけではない。 ただ、視点が低くなるんで見た目の趣がかなり違う。 これはこれで面白い。

ゴミ掬いのおっちゃんがいるのはどの水郷でもそうだ。見た目はこれで綺麗になるけど この水で野菜を洗ったり、洗濯したりしてるんは変わってないみたい。これがある限り 簡易ゲストハウスみたいなのには泊まるのを躊躇する。まあ考え方が変わらんので あればどこで泊まっても同じかもしれんけど。

おやおや、よう見たらこのお店は昨夜、晩御飯を食べたとこではないか。

明るくなってからみたら随分見た目が違ってる。下から見上げるせいもあるのか。 なかなか面白そうなとこではないか。昨夜はここの2階で飯を食ったのだ。そう言えば 猫はどこへいった?

船はどんどん進んで行く。

だんだん奥が見えてきた。 こういう風景を上手に絵に描きたいものだ。

そうそう、この左手にあるようなゲストハウス、こんなとこに泊まって見るのも ええもんやとは思うけど、やっぱりなあ。

とうとう終点に着いた。

道中はなかなか絵になる風景であったけど、どれほどの絵が描けるかどうかはまた 別問題だ。 精進、精進。

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ありがとうございました。

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中国、浙江省、古村の旅ー05、水郷、西塘古鎮に朝が来た。

古鎮の中で一夜開けた。さて、これから朝の観光客が賑やかになるまでの2時間 ほどをゆっくり気楽に見て回ろう。

これで川霧が立ってたらとてもええ感じなんやけど、これでもなかなかいい。 昨晩、赤やら青やらの光を頼りにみた景色が普通の光でみるとまるで違う。

浮き足立った風景もしっとりと落ち着いて見える。 橋の上に立って疎水を眺めるのが良い。

反対側もいい感じだ。

家と柳が水面に映ってふんわりと緑に包まれた感じができている。 遠くで小さくなってぼんやりと消えて行くのが面白い。

ここの古鎮の良いところは疎水に沿って並ぶ家々の軒下がずっと繋がって長い長い 通路になっているところだ。それは誰しも思うところであって、映画にもよく登場する。

疎水を左右に見渡すとそういう家々がベッタリと水に映って、上下対象の上が本物か 下が本物かわからんような見え方が絵に描いてみたいほど面白いと思ったら、やっぱり 絵に描いてる人がいてはる。

どっかの美術学校の学生さんみたいな感じだ。 絵の具もイーゼルも用意して 本格的だ。水彩画なんかな?色が綺麗に描かれている。 じろじろと覗き込むのは無作法なんで、通り過ぎるふりをしてちらりと見ようかなって 思ったけど、そんなんも面倒くさいんで結局ジロジロ見る。

まあわしらもそうやけど、夢中で描いてるときは他人にみられようがどうしょうが あんまり気にはならへん。 わしらも同じとこでスケッチしょうかと思ったけど、もっとええ場所ないかとうろつく うちに機会を逃してしまった。 とりあえず、疎水を端から端まで歩いてみる。 昨夜、撮影スポットやったとこは、昼間でも撮影スポットではあるけど、なんとなく わざとらしい。

その上に段々と観光客が増えてきた。 少しずつせわしなくなる。 実は見かけのええスポットの横にある裏路地の方がよかったりする場合が多い。

あっちこっちの裏路地を覗いていると路地裏研究家になった気分になる。 それもええかもしれん。

さて、そろそろ舟が出る時間がやってきたんかな?

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ありがとうございました。

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九度山暮らしのある日、硯を研磨してみる。

こないだ奈良、西の京の「頑固一徹長屋」で墨の蘊蓄話を聞いてから、硯の擦れ具合が 気になって色々勉強して見た。硯の表面には鋒鋩というのがあって、そのキラキラした ざらつきで墨を摩り下ろせるのだと言う。なるほどそうかと思ってもそんな肉眼で 見てもわからへん。手元には10倍くらいのルーペやったらあるけどそれではよう わからん。とりあえずルーペを買ってみよう。ネットで見たら1000円しないで 手に入る。バッタもんかどうかはわからんけど大体のところがわかったらええんと ちゃうやろか。 ルーペが到着したんで早速見て見た。

LEDライト付きやからとても見易い。なるほど表面にキラキラしたやつがある。 わしは中国製と日本製の2つ硯を持ってるんやけど、ええんかもひとつなんかさっぱり わからん。こうやって見ると、中国製の方が日本製より肌理細かいような気がする。 いつもは日本製の方が早く濃く磨れるって思ってたんやけど、肌理が荒いからよう すれてたんかと変に納得。しかし、今の状態がええ方なんか?、悪い方なんか?、 もっとええ状態にできるんか?、ええのん買うた方がましなんか? 本物のええ硯というのがどんなもんなんか使ったことがないからわからん。そやから 判断のしようがないのだ。 かと言うて、ええ硯と言われるやつは相当高い。そう簡単に買って試すわけにはいかん。 ということで、今の硯を研磨したりして手入れしてみてどうなるか調べてみよう。 それで良うなったら一つの進歩ではないか。 で、ネットで硯の研磨を調べて見る。泥砥石というのがあるそうだ。あるいは、 水ペーパーで擦ってみるという方法も良いらしい。 泥砥石は書画道具の専門店で簡単に購入できた。4個で1000円、そんなに高いもの ではない。 それではさっそく泥砥石を使ってみよう。

と言うても話は簡単、墨をするように硯に水をたらす。 墨をするように泥砥石で軽く硯の表面をなでる。

丘の部分を丁寧に何度かなでると泥がうっすらと表面につく。

それを綺麗に洗い落とす。墨を落とす時と同じでゴリゴリやってはあかん。 あくまでもそろりとやる。 すると、あらあら不思議! というようなことは起こらへん。ただ表面がツルんとしっとりしてきた。

これで、万全。 なんやろか? 使ってみたら、かなり磨りがよくなった? 気のせい?

わからんけど使ってみよう。そのうちわかってくるやろう。 気のせいかもしれんけど、中国硯(右)の眼がはっきりしてきたような? だからどうということもないけど。

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ありがとうございました。

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新年おめでとうございます

皆さん新年明けましておめでとうございます。

昨年中は拙いブログを読んでいただきありがとうございました。 本年も引き続き勝手に頑張って続けて行きたいと思っていますのでご愛読を宜しく お願い致します。 昨年も又色々なところに旅をしましたがだんだんと回数が減って行くようです。 歳とともに体力もお金も目減りしていくのはやむを得ないですね。 最初は、友人と二人でエベレストを見にトレッキングに行きました。 カトマンズからルクラまで国内線に乗って行き、そこからエベレストが見える サンポチェの丘にあるエベレストビューホテルまで2泊3日のトレッキングでした。 行程そのものは足弱の私でもしんどいながらもなんとかついていける、ポータさんに 荷物を持ってもらった結果ですが、内容でしたが高山病が心配な日々でもありました。 兆候は結構ありましたが一応ダイアモックスを飲んだおかげで事なきをえました。 最後が時ならぬ雪に降り込められてエベレストビューホテルで無聊をかこって いて、ほとんど諦めていましたが帰る直前にびかっと晴れて、エベレストの全貌を 見ることができました。 よかったよかったでした。 その次は中国、湖南省、貴州省の旅でした。9年前に行ってとても印象的だった 洞庭湖や武陵源、鳳凰古城に加え、貴州省に足を伸ばして少数民族の文化と暮らしを 見せてもらおうと友人たちを誘って勇躍旅に出たのはええんやけど、確かに久しぶりやし ええ感じやったんやけど、観光化が進んで、中国の観光化がここまで徹底的に 変えてしまう、見た目を残して中身を観光ビジネスに変えてしまう、とは想像も つかなかったんでかなりのがっかり感も残って、中国の旅もこれでしばらく休憩かな とか考えてしまったような旅でありました。 しかし、昨年末に、留学時に滞在してた杭州を拠点に浙江省の南の方、温州近くまで まだ観光化されてない古村を巡る旅に友人たちを誘って行きました。 これは素晴らしかった。観光地知名度的には殆ど無名の村でしたが、ほぼ全く 土産物屋街や飲食店街、ホテル街などはなくて、村の生活がそのままありました。 どの路地に入っても爺さんや婆さんや、おっちゃん、おばちゃんが居てる、 その生活の合間から、日本にはなくなってしまった原風景や、中国の歴史や 古い文化の香りが感じられ、時には思わぬ絶景や奇観に巡り会えました。 観光化されてないというのはこんなことかと改めて嬉しく思いました。 そこに住む人の生活の利便と観光化というのはどこでも悩ましい問題ではあるに しろ、今のような中国の徹底した観光化の嵐がおよばなさそうなところを 探して旅するのも面白いかもしれません。 そういえば、熊野古道小辺路を歩いたことも忘れられない思い出です。紀州、熊野の 山奥深いところを歩いているととても神秘的な気分になるし、心癒されます。 随分と絵を描くモチベーションをもらいました。 あと思い出深いことは6月に初めて個展をやったことです。生まれて初めての 個展でドキドキハラハラの毎日でした。毎日沢山の方々に見に来ていただき、 友人にも手伝いをしていただき、感謝、感謝の日々でした。 それはええけど、やっぱりもっともっと技量を上げんとあかんなあとも改めて 思いました。まとめて展示して見るといろんな課題が山積です。 通りすがりの見ず知らずの人にも、これええやんとふらりの覗きに入ってもらえる だけの力も必要です。 また、頑張らねば。 又、遠く無い機会に個展をやらねば! てなことで今年も、あいかわらず公募展にだしたり、いろいろ頑張ってみます。 大きな絵にも挑戦したいと思っています。今年は100号(132cmx160cm)かな? 中国で紙も買えました。 いろいろと頑張ります。 美味いもん食べも続けます。 カレーも好きです。

皆様方にも良い一年を送られますよう祈念しております。 […]

中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-48、上海、福州路で量り売りの本屋さんに行く。

一夜明けて上海最後の日だ。午前中は時間がある。上海書城の近く、福州路には 芸術書を売る店や書画道具を売る店が何軒かあるんでそこに行くのを楽しみにしていた。 芸術書の店が開く9:30を狙って行動を開始する。ホテルからは歩いて5分ほどだ。 勇んで行ったけどあんまりええ本がない。最近は品揃えが随分変わって来たような気がする。 絵を描く参考になる本をいつも何冊か買って帰るんやけど今年は1冊くらいしか見つけ られへんかった。 で、そのまま福州路を西に進む。浙江路との交差点の角に古本屋がある。 ここが面白い。古本というても中国では所謂新古書みたいな感じだ。中国の出版事情は わからんけど、日本みたいに書店で売れなかった本は出版社に返すんではなくてこんな 市場に出回るんかもしれん。まっさらな本が積み上げられていて、しかも重さなんぼで 量り売りで売られてる。それなりのジャンル分けがあって、重さ単価は分類されてる みたいやけど、中身で勝負せえへんとこが潔い気がしてとてもおもしろい。

しかも、芸術書みたいな塊があって、そこを掘り下げていくとけっこう面白い本が 見つかる。なんぼでもあるわけでもないけど探せばそれなりにあの芸術書の店においてる ような本があるから面白い。時間の経つのを忘れてしまう。 とりあえず2、3冊買って重さを測ってもらう。1冊200円とか300円程度、驚くほど安い。 いつまでもここにいるわけにはいかんので、こんどは福州路を東に行って文房用具を売ってる 店を見にいく。

書画を描くための筆や墨、硯、紙、書道具、篆刻の石などなど、ありとあらゆるものが 売られている店が何軒かならんでいる。

こういう店もとても面白い。確かに日本でも似たような、○遊というような店があるけど、 どこかちょっと違う気がする。

やっぱり文化の匂いのする街にいるかもしれん。 もちろん値段は日本で買うよりは大幅に安いし、日本で買えないものも多い。 それに、値段交渉に応じてくれるのも面白い。値切る楽しみがここにもある。 これもそれなりに切り上げて最後は、南京東路の歩行者天国にある老舗の文房四宝の店 「朶雲軒(ダウンケン)」に行く。ここは北京の「栄宝斎」みたいな店で主に高級文房具を置いてる店だ。 ここでは少し高級な文房具が買える。 しかし、目的は別にあって、ここの上階はギャラリーになっていて誰でも自由に 無料で観覧できる。特に2回は中国画が展示されていて、現代作家のとても良い絵が 見られる。もちろん値段もついていて販売されているけどとても高い。 どういうレベルであればここに展示してもらえるのかそういう基準はわからんけど 素晴らしい絵ばかりであることは確かで、とても勉強になる。 もしかしたら上海博物館へ行くよりもある意味勉強になったかもしれん。

量り売り古本屋さんの場所。

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ありがとうございました。

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